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旅行記 ハネムーン戦記 #34

Hi, this is Japanese AKI.

バーテンダーたちの無視

カラカウアアベニュー沿いのバーに来ました。ここはむかしからバーでしたが、ずっと同じ店だったかどうかはわかりません。2名だと階下のデスクで告げると階段を上がるように無言で指をさされました。昨日話した人はいなかったようでがっかりしながら3階まで登りました。

入り口でカウンターかボックスか聞かれたのですが(バーテンダーとお話できるか、それとも隣りの人とおしゃべりできるかもしれない!)期待に胸を膨らませていた私はカウンターを頼みました。

席に案内されるとかろうじて、たった2席だけ残っていたようです。広い広いカウンターは全席埋まっていて、また日本人は私たちだけでした!コンクリートでできた壁におしゃべりが反響してものすごい音です。

私たちはずーっとバーテンダーが来るのを待っていましたが、目の前につぎつぎやってきてはビールを注いでいくくせに、どのバーテンダーも私たち夫婦にだけ知らんぷりです。しまいには『日本人』だから無視されてるんじゃないか?と考えだしました。

気分は沈み「もう帰ろうかな。」と、夫に呟いてハイチェアを降りようとしたときです。やっと一人のバーテンダーが声をかけてくれました。

"Have you finished your order?"
「注文は済んだ?」

"No. Not yet."
ううん、まだです。

"What would you like?"
「何にする?」

"Do you have a chichi?"
チチはありますか?

"I don't know... Would you spell it?"
「わからないな、綴ってくれる?」

"I can't spell it. Never mind. I'll choose from the menu. By the way, do you have a Japanese menu?"
「綴れないんです。気にしないでください。メニューから選びます。ところで日本語のメニューはありますか?」

"Sorry, we don't have…"
「ごめんね、無いんだ…。」

"Ah, never mind. I'll handle this."
あー、気にしないでください。このメニューでなんとかします。

ハワイ生まれのカクテル『チチ』をバーテンダーが知らないとは頭の中は?マークでしたが、夫と英語のメニューの文字を追っていきました。

Thank you for listening. I hope you like it and follow me.

音声でもどうぞ→Face Book, Aki Chiba


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