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「普通はいない。平均があるだけ。」

昨日の夜、夫に言われた言葉である。

私は昔から「普通」というものに囚われて生きてきた。
自分は「普通」ではないと落ち込み、なんとか「普通」になりたいと思って、でもなれなくて、自己嫌悪に陥る。そんな人生。

昨日の夜も夫に自分がいかに普通ではないかを語っていた私。
そんな私に夫がこう投げかけてきたのである。

「あおいちゃん、普通、普通って言うけど、普通って何?」

そう言われると「普通」って何だろう。
続けて夫はこう言ってきた。

「僕は普通なんてないと思ってるよ。ただ平均があるだけで、上振れする人も下振れする人もいるし、いていいんだと思う。」

あんなに「普通」にこだわってきたのに、私はこの言葉にあっさり納得してしまった。そのくらい、夫の言葉には説得力があった。

「普通」を軸にすると、そこからはみ出たらいけないような気分になる。
でも、「平均」を軸にすると、まあ参考値だしね〜という気分になるから不思議だ。上にはみ出る値、下にはみ出る値、それぞれあっての平均だ。

私は「普通」を追い求めて今まで苦しんできた。
しかし、そろそろ「普通」を手放していいのかもしれない。
私は私。
平均に近かろうが遠かろうが私は私。

この春はもっと好きに生きてみよう。

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