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オンライン留学で中国語は上達する?

コロナ禍を経て中国でも一般化したオンライン留学。もちろんそんな発想は微塵もなかった2005年前後で現地留学してた私からすると全く未知の世界ではあるんですが、以前上海の大学で現地留学半年、オンライン留学を1年経験した方のお話を聞ける機会があり、色々感じた事があったので僕なりの感想を述べたいと思います。

結論、その方はオンライン留学でも全然伸びる!と言ってました。主にzoomのようなリモート授業になることは察しがつくと思いますが、さらにWeChatのグループチャットを利用して先生やクラスメイトと会話したり、宿題がシェアされたり、朗読した音声をデータにして送ってチェックしたりみたいな。やろうと思えばいくらでもやり方があるんですね。

その方が仰っていたのは、好きな場所で好きなことをしながら授業に参加したり会話に参加したりできるので、キャンパスライフというある意味での拘束からも解放される良さもあると。

一方デメリットとしては現地留学に比べて中国語に触れられる時間はどうしても少なくなるので、各自のモチベーションによってかなり差がついてくるとのこと。確かに留学だけじゃなくて現地での生活で半強制的に中国語を使わざるを得ない環境になるのでその点は現地にしかないメリットになるかと思います。

ちょっと話はそれますが、仕事の会議も対面に限らずリモートで…というパターンが増えたことで出張中や旅行中、家からでも参加できたりという自由度は広がりましたが、やはり僕自身も対面会議の方がその人の息遣いや表情から読み取れる情報量が多いので議論が深まりやすいとは思ってますが、ビデオ通話の精度がさらに高まってすぐそばで会話してるような感覚が実現できたら移動そのものが必要なくなるかもしれませんね。オンラインバーチャル旅行とかもすでに結構出てきてますが、まさにマトリックスの世界が近づいてるような…

結局はその人が今の環境でやれる範囲でどれだけ強い気持ちで中国語を学びたいか?何かを犠牲にして中国語に触れる時間を作れるか?これが一番大事であることは言うまでもありません。

蛇足ですが、私の妻の家族は結構WeChatの語音(音声チャット機能)を駆使してる人が多くてチャットしてるのか電話してるのかわからないような不思議な感覚です。しかも、たとえ方言で話してても文字起こしの精度もかなり高いので、江蘇省の方言が半分も聞き取れない私にとってはだいぶ助かってます。

转文字という機能、マジで精度が高い

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