「世界の窓開いてる」中国人妻の愛しき日本語言い間違え集
中国出身日本在住11年、日本語もペラペラの妻ですが、たまに意味は通じるけど日本語ネイティブからすると惜しい!と感じるフレーズを聞くことがあります。でもそれを聞いてなんか可愛いというかほっこりしてしまってる自分がいて中々訂正できずにいます。
「世界の窓開いてるよ」
男性のファスナーが開いてるのを指摘するときに「社会の窓が開いてるよ」という思いやりあふれる指摘方法がありますが、それの言い間違えか「世界の窓」とよりロマンチックな表現に変えてくれました。言われて悪い気はしませんね。
「どっちにしてー!」
「どっちにせよ」とか「どちらにしても」、中国語では反正就是…が近いと思いますが、このニュアンスをいう場合に妻は「どっちにしてー!どっちにしてー!」となります。たいていこのフレーズが出てくるシチュエーションは、どっちにしても方法はある、言い訳するな!的な私が怒られてる場合が多いですが、ちょっとほっこりしてしまいます。
「わけ道だ!」
知らない街を散歩したりするのも夫婦の趣味ですが、「分かれ道」に差し掛かった時に妻が「あーっ、わけ道だ!」と興奮気味に言ってたのを昨日のことのように思い出します。日本語のなんたら活用って本当に難しいですよね…
「くすぐたいだよね」
自宅で妻の足裏マッサージをしてる時によく言ってます。
「くすぐったいんだよね」がナチュラルな言い方かと思いますが、小さい「っ」や「ん」が抜けることは妻に限らず中国の方に結構多いような気もしますね。ある上海人の友達は中国人はせっかちだから一瞬間を置くような音が苦手と言ってました。(諸説あり?)
ちなみに私の中国語も妻に比べて遥かにこうした言い間違えだらけではありますが、妻の家族親戚からよく指摘されるのは「好吃(美味しい)」
この子は何食べても好吃しか言わないから聞くだけ無駄よ!とよくからかわれてます。嘘はついてないんですが、中国語の食リポって難しすぎませんか?日本語ですらうまくできないのに…
語学って完璧である必要はないと思っていて、母語以外の言葉がちょっと不自然になっちゃうことも含めて愛らしい。そういうもんじゃないでしょうか?
妻には「気づいたら直してよ!」と言われますが、もうちょっとほっこり様子見したいと思ってます。
(ちなみに妻は私の中国語の間違えはゴリゴリ修正してくれます)
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