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イスラエル新型コロナワクチン接種率世界一!現地日本人がワクチン体験を語る

日本でも連日ニュースになっているイスラエルの新型コロナウイルスワクチン接種率。

ご存知の通り、イスラエルでのワクチン接種は世界最速ですでにイスラエル国民の半数以上53.2%が一回目の接種を終え、国民の39%は二回目の接種を完了しています。(2021年3月5日時点)

日本でのワクチン接種はまだ始まったばかりですが、イスラエル在住日本人の多くがワクチン接種を完了。私もその一人です。

今、新型コロナワクチンを接種する日本人が最も気になるワクチンの『副反応』

最近インスタのDM経由でよく来る質問です。より多くの方の参考になるように、noteで私のワクチン体験&近しい友人・同僚のワクチン体験を公開します。

でもその前に、そもそもなぜイスラエルがワクチン接種率世界一なのか

気になっている方も多いと思います。

簡単にまとめると、効率的なヘルスケアシステムの存在と適度な人口のおかげです。実はイスラエルのヘルスケアシステム整備は世界でもトップクラス。

イスラエル政府は、今回ワクチン確保を加速させるためにファイザーと取引をしています。見返りとして、ファイザーへ匿名化されたワクチン接種者の年齢、性別、人口統計学的データを提供することが含まれています。これが成立したのも、この整備されているヘルスケア制度があり、国民一人一人がデジタル化された健康保険記録を持っているためです。日本ではまだ紙のカルテがありますが、ハイテク国家のイスラエルでは全てデジタル!

そんなわけで、イスラエルでワクチン接種が始まった2020年12月19日から1ヶ月後には人口900万人のうち、すでに27%(243万人)の人々が接種されました。

ほかの国と同様に、イスラエルも高齢者と医療従事者を優先的に接種を開始。また、高校生が卒業に必要な単位が取れるようにと18歳を優先にもしました。(学校が休校になっており、接種後に再開するため)その後、40歳以上、30歳以上と徐々に接種可能な年齢層を広げ、現在は16歳以上であれば誰でも、そしてイスラエルに滞在している外国人(駐在者や移民など)への接種も可能です。接種の予約は分刻みで、接種会場も多くの看護師が待機している為、混乱なくスムーズに進みました!

さて、気になる『副反応』

接種1回目

打った直後は、異常がないか様子を見るため接種会場で15分待機します。
異常が見られなかったので帰宅。午前中に接種し、その日は何も症状なし。次の日は、打った腕の痺れ・痛みが出ました。着替えとシャワーの時は腕を大きく動かすため辛かったですが、その他の症状は出ずに、その痛みも1日で消えました。

3週間後、接種2回目

初回と同様、午前中に接種。異常がなかったので帰宅し、普段通り過ごしていましたが、夜、強い睡魔に襲われ9時に就寝。次の日、腕の痛み、37.5℃の微熱、激しい頭痛、寒気、節々の痛みが出ました。インフルエンザの軽いバージョンと想像してもらうとわかりやすいと思います。翌日、ダルさは残っていましたが症状も落ち着き、夜には完全回復!

というのが私のワクチン体験です。

友人や同僚の中には、一回目で微熱や頭痛などの副反応が出ている人もいます。ざっとですが、私の周りの30人中5人は一回目も二回目も副反応が出て、20人は二回目だけ副反応、残りの5人は倦怠感だけ。という感じでした。
*ここで言う副反応とは上記の、腕の痛み、37.5℃の微熱、激しい頭痛、寒気、節々の痛みを指します。

よって、私の体験からするとワクチン接種二回目に副反応が出る可能性が高いようです。

イスラエルのデータ統計でも二回目の接種後にこのような一般的な副反応が見られると報告されています。特に妊娠中の女性と若者に多いようです。

ワクチンの安全性に慎重な日本。ようやく医療従事者へのワクチン接種がスタートしましたね!どこの国でもワクチン反対派の方もいれば賛成派の方もいます。イスラエルにももちろん反対派で絶対に打たない!という方もいます。さて、皆さんはどうですか?

イスラエルや欧州ではワクチン接種者に発行されるワクチンパスポートの準備が進んでいます。現在、イスラエル↔︎ギリシャ間、イスラエル↔︎キプロス間で、ワクチン接種者対象に隔離なしで自由に行き来できる方針を固める協議が行われています。この先しばらくは、ワクチン接種者が優遇的に海外渡航をできる時代になりそうです。

インスタグラムではイスラエルでの日常を発信してしています。イスラエルに興味がある方は、こちら覗いてみてください♪


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