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【Gapyear体験記#26】  長濱翔大さん

お名前:長濱翔大
年齢:22歳
期間:高校卒業後から2年間
滞在国:日本

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今の活動(職業)内容はなんですか?

現在は日本で大学の2回生で情報学部で学んでいます。

ギャップイヤーを選択した理由はなんですか?

たまたまギャップイヤーを取ることになりました。もともとアメリカ留学をする予定だったのですが、家庭の事情で延期し、1年間学費を貯めるためにフリーターをしていました。その後は日本の大学への入学を目指すことになったので、そこから1年間は日本の大学にいく為に受験勉強をしていました。なので、積極的にギャップイヤーをとったわけではなく、レールからコロンと転がり落ちた事で、たまたまギャップイヤーを取ることになりました。

ギャップイヤー中には具体的にどんな活動をしていましたか?

前半の1年間は学費を貯めるために、アルバイトをしていました。コンビニから、レストラン、居酒屋などで、ほとんど毎日バイトをしていました。当時、パイロットになるためにアメリカの大学への入学を目指していたので、日中は英語の勉強とパイロットになるための勉強、そして夕方から夜遅くまで、アルバイトをするという生活を送っていました。また父が自営業をしていたので、それの手伝いもしていました。ギャップイヤー後半は、日本の大学に入学する為に、家に引きこもって受験勉強をしていました。

ギャップイヤー中の経験が今の生活にどのように生きていますか?

人と比べなくなったということがあります。当時フリーターをしているときは、やりたくてこんな生活をしているわけではないという思いも少しはありました。本当だったらアメリカに行ってパイロットになる勉強をしているわけで、でも自分は学費を貯める為に毎日バイトに行っていて。そんな中、周りのみんなは大学一年生で、大学生活を楽しんでいる姿を見て、すごく劣等感を感じていたのですが、だんだんそれをすることに意味はないな、しょうもねえなぁと思えるようになり、自分が思うようにすればいいと考えられるようになってきた事で、人と比べることを前よりもしなくなったなと思います。

ギャップイヤーを経験してよかったと思うことやメリットがあれば教えて下さい。

1番のポイントはレールから外れることだと思っています。

何も考えなくてもトントントンと進んで行ける、行ってしまえるような社会になっていますが、それで本当に、自分が生きたいように生きていけるだろうかと疑問に思います。単純に現代人は、時間の流れも早いし、いろんな締切に追われているから、自分と向き合える時間を含め、考える時間が少ないのかなと思います。だから、そこで一旦立ち止まって、大学に入る前にそういう時間が取れるということ、そしてこの仕組みを客観的に見れるというのはとても大きなポイントだと思いました。

さらに、考えるようになったのは、ギャップイヤーのおかげです。ギャップイヤー中は、この先どうなるんだろうとか、嫌でも考えさせられる、考えちゃいます。だから、振り返ってみるとギャップイヤーのおかげで、考えるようになったように思います。

また受験勉強をしている時も思ったのですが、大学受験というすごく狭い世界の中で、みんな志望する大学にいく為に、すごく頑張っていろいろとやり、受験についてのテクニックにはとても詳しくなるけれど、その仕組みを客観的に見てみると、それはすごく小さな世界だなと思ってしまいます。受験そのものも狭い世界だし、ここしか見ていないときっとどこかで苦しくなっちゃうこともあると思います。だからこそ、レールから一旦外れて、仕組み全体を、外から見れるようになったということが、とても大きなことだと思います。

そして、視座という言葉があると思うのですが、その視座はとても大事だなと思いました。視座が低いと自分の身の回りのことしか見れない。そういう時って、海にいる状態に例えたら、溺れている状態です。だから視座を高めることで、溺れている状態だったのが、顔だけ海面に出すことができ、その先が見える状態になるように、少し高いところからさらにその先が見えるようになります。なので、視野を広げるというよりも、視座を高めることを大事にした方が、社会の仕組みを客観的に見れるようになると思います。


ギャップイヤーについて気になっている方へのメッセージをお願いします。

「直感を信じてもらえればな」と思います。

僕は自分の直感に従って生きてきました。人間の直感って、本能の部分で判断しているものだと思うので、違和感ってやっぱりどこかおかしいんです。それを見逃さないで、なんでそれに違和感を感じたんだろうな、もやもやとしたんだろうな、と考えると自分の思考の癖がわかってきます。もやもやとした状態で、進むのって僕はあまりよくないなと思っていて、それらを考えて、はっきりさせてから進んだ方がクリアに、その後、そこに意識を向けずにちゃんと集中できるようになると思います。なので違和感を大切にして、直感を大事にして、ギャップイヤーを取ろうかなと思ったら、取っちゃったらいいと思います。

★長濱さんのInstagram (@sho_daihama)

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日本ギャップイヤー協会とは

【 肩書のない時間を通して、人生を_____する 】
ギャップイヤーを切り口に「多様な選択肢を広める・ギャップイヤー経験者を支える」活動をしています。

●毎月7日、日本時間19:00からzoomお話会 
→ ギャップイヤー経験者、気になっている人が集まり、テーマに合わせてゆるーく語り合う温かい場です。初めて参加の方も大歓迎。  

●noteで経験者のインタビュー記事  
→ ギャップイヤー経験は100人いたら100通り。年齢もタイミングも違う多種多様なギャップイヤー経験から勇気をもらって一歩踏み出すきっかけになればうれしいです。


質問等ありましたら、Instagram (@japan.gapyear) / Twitter (@japan_gapyear)のDMまでよろしくお願いします :)

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