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MUFGの戦略子会社・JDDに入社したソフトウェアエンジニアが1年半働いてみて

三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下MUFG)のDXを牽引・並走するJapan Digital Design(以下JDD)に集うプロフェッショナル達が、それぞれの想いを語る「JDD Voice」
今回は、要件定義から設計、システム・Webアプリ開発を担うTechnology & Development Div. に所属する小笠原さんのJDD入社から1年半の振り返りをお届けします。


2023年2月にJDDに入社したシニアエンジニアの小笠原です。

この記事は、JDDに入社して1年半が経ったソフトウェアエンジニアの視点で、1年半勤務して感じたことを振り返り、JDDに興味を持っている方にその魅力をお伝えするために書きました。

これまでのキャリアとJDDに入社した理由

私は新卒でシステム開発会社に入社して以降、JDDに入社するまでは一貫してソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを築いてきましたが、その過程の中で、プロジェクトマネージャーや技術顧問、CTOなど管理側のロールも経験する機会に恵まれました。それらの経験を通じ試行錯誤した結果、コードを書いたり技術研究をしたりするようないわゆる「手を動かす」働き方の方がパフォーマンスを出せるということがわかってきました。

2022年になり、ソフトウェアエンジニアとしてのキャリアが社会人になってから10年を過ぎていたことに気づき、当時勤めていた会社でのプロジェクトの大きなリリースが終わったら、大学院の研究に戻るか、企業で引き続きエンジニアをするか迷っておりました。その頃タイミング良くJDDのスカウトの連絡があり、当時JDDの社員数名とお話させていただいたことで、自身の本当にやりたい技術的な研究や開発ができそうだと感じ、そして単純にこの人たちと働きたいな、という気持ちが高まったのを覚えています。

他にも素晴らしいオファーを複数いただいたものの、技術研究、自身の興味・探究心にどっぷり浸かりつつ、エンジニアとしての技術力は向上させたい、さらにワークライフバランスも実現できるような長く働ける環境を選びたいと考え、その全てを満たしていたのがJDDという会社でした。また、オファーのタイミングから入社日を柔軟に調整してもらったというポジティブな印象があったことも大きい要因かと思います。

入社して感じたJDDの魅力

積極的にチャレンジしオープンマインドな風土

1年半という期間を働いてみて、入社した当初の理由などと見比べてみると、想定していたより実りのある日々を過ごせていたと感じています。

社会人序盤の頃に金融系システム開発に携わっていたので、JDDも金融系特有のお堅い感じがあるのかな、と少し想定していました。しかし、外部カンファレンスに積極的に参加するなど新しい技術を素早くキャッチする風土があり、また、それを社内に展開しメンバーからのフィードバックを積極的に求めて実務に活かすなど社内のオープンマインド力も素晴らしく、当時の懸念はすぐに解消されました。また、アサインされたプロジェクトとは別に上長からの承認を得たうえでR&D活動をすることも許可されているので、日々自身も隙間時間でLLMに関する研究開発に取り組むことができています。

上記のような風土があるJDDですが、会社自体の知名度という観点ではこれからかなと感じておりますので、今後も引き続きJDDの良い風土を伝えていきたいです。この課題については、現在のJDDで満足せず愚直に成果を上げつつ、それらをアピールする活動をJDD全体で継続する必要があると思っています。

フルリモート・フルフレックス制での勤務

私は、元々地方出身で大学、大学院進学で上京し卒業後もしばらく東京で働いておりましたが、現在は地元の中部地方に戻っています。

地方在住ということで、毎日東京の本社へ出社することが難しいので主に自宅からリモートワークで勤務しています。JDDはリモートワーク体制が整備されており、地方在住の自分でも問題なくパフォーマンスを出すことができています。(※出社の要否は職種により異なります)

フルフレックスタイム制であるため、自身の生活リズムを狂わすことなく勤務できるというのも非常にありがたいところです。また、事務手続きについても社内コミュニケーションツールのSlackで担当部署の方とリアルタイムでコミュニケーションを取ることができ、不明点を常にクリアにすることができるというのはJDDの強みだと思います。

また、月次で行われる上司との1on1や、半年ごとにCEO・COOとの2on1があるなど、普段の業務では拾えないような相談やアドバイスを定期的に行い、希望さえあればいつでもウェルカムという風土はJDDの良さだと感じています。

上記のようにリモートワーク勤務に励む日々を送りつつも、時には東京の本社に出社して、Beer Timeや周年イベントという部署を横断した社内の交流イベントに参加したり、メンバーと日銀見学に行くなどの金融機関ならではの取り組みにも楽しく参加させていただきました。

社内交流イベントに関する記事▼

JDDの良いところですが、これらのイベントなどは全て任意参加になっており、自分のペースで自由に参加することができています。

アサインプロジェクト「そうぞくガイド」について

2023年7月19日に、三菱UFJ銀行と協業する「そうぞくガイド」というサービスがリリースされました。JDDは、顧客体験デザインに関わる企画立案から、テクノロジー領域へ一気通貫したプロセスでエンジニアリングを推進し、スピーディなリリースを実現しました。

私は、入社から「そうぞくガイド」のフロントエンド開発に携わっており、主にこちらのサービスでフロントエンド領域をリードしながら開発に励んでいます。当初から新技術を採用し基盤の設計や開発を重ねており、現在もチームと一丸となって日々改善を重ねています。

当プロジェクトの良い点としては、メンバーがそれぞれ責任感を持ってシステムの改善や課題解決を積極的に取り組む姿勢が求められ、自走するチームを目指しているところです。職種によって関わるメンバーに差はありますが、メンバー同士のコミュニケーションや技術的なディスカッションはリアルタイムで行われており、結果的に同じ方向を目指して働いています。

デザイナーとエンジニアが進める大規模なプロジェクトで、且つ協業する三菱UFJ銀行も含め関係者が多かったものの、同じ方向を目指しながらオープンマインドなコミュニケーションを取れたことで、短期開発を実現することができたと思います。
また、第二フェーズとして生前対策機能の拡充をするなど、JDD×銀行チームで一体となりサービス向上へ取り組んでいます。

デザイナーメンバーがまとめたそうぞくガイドに関する記事▼

JDDのTech部門で働く面白さ

私が所属する Technology & Development Div.では、システム開発における要件定義から設計などの超上流から、システム・Webアプリ開発を行っています。
また、JDD全体で利用しているIT基盤やデータ分析基盤などのインフラ運用も担っています。

Technology & Development Div. 組織図

私は、システム開発を担うDevチームに所属し、フロントエンド、バックエンドなど様々な得意領域を持つエンジニアが所属しています。

プロジェクトを跨いだ交流

そんなチームで働く中、自身のキャリアではフロントエンド歴が最も長いため、JDDに入社してからもフロントエンド領域で何かしらできないか、と考えた結果プロジェクトやバックグラウンドの垣根を超えたフロントエンドの技術交流会を開催することにしました。当初は毎朝10分で行っておりましたが、試行錯誤しながら参加者の意見を取り入れ現在は金曜日の15時から30分ほど開催しています。

上記交流会では参加への敷居を高くしすぎないように、あえて技術のレベル感を設けず、雑談ライクに全員が発言できるような進め方を展開し、タイムキーパー、議事録など参加者が負担にならないように自身で配慮しています。日々改善しながら進めてきた結果、入社3ヶ月頃に交流会をスタートしたときの参加者は3名でしたが、現在は最大12名まで集まるようになりました。人数が増えることで新たな視点、課題が見え始めているので、非常に良い傾向だと思っています。

プロジェクトを跨いだ交流をすることができるのは、リモートワークに限らずメリットが大きいと考えているので、上記取り組みはできる限り継続していきたいと思います。参加者からのフィードバックとしては、「参加しやすい雰囲気である」「携わるプロジェクトで技術課題になっていることを複数のチームの人にライトに質問することができる」などの好評価が寄せられています。とはいえ現状に満足せず改善を加え、これからもフロントエンドの技術交流会をブラッシュアップしていきたいと思います。

新しいメンバーを迎えるにあたり

また、これまでのキャリアを踏まえ、ソフトウェアエンジニアの技術面接を担当する機会も増えてきました。
面接に際しては、JDD独自の技術課題の作成や面接で確認すべき事項をメンバー間で議論し合い、「自身がこの会社に入りたい」と強く感じたことを今後も候補者に抱いてもらえるよう取り組んでいます。

実際、システムには銀の弾丸というものはなく、かつては最適解と言われていたような仕組みであっても、学びをやめてしまえば時間の経過とともに負の遺産と化してしまいます。旧態で良しと思わず意識的に改善しようと思う気持ちがチーム全員にあることがJDDの最大の長所であり、そのような場に身をおけることが自身の成長につながっていると思います。

最後に

JDDで働き始めてからの1年半は本当にあっという間でした。常に学び早く実践する、オープンマインドである、プロフェッショナルである、という会社のバリューに共感していただける方にとっては非常に居心地が良い環境であると改めて感じています。今後も多くの新しい知識と経験を積みながら、JDDの一員として成長していきたいと思います。


Japan Digital Design株式会社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です。カジュアル面談も実施していますので下記リンク先からお気軽にお問合せください。

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Technology & Development Division
Senior Engineer
Shinnosuke Ogasawara