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ダイバーシティ勉強会 「FinTech女子ネットワーキング#IWD」に参加してみて

三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下MUFG)の戦略子会社であるJapan Digital Design(以下JDD)でM-AISに所属する酒井美帆です。

2023年3月14日(火)にJDD・一般社団法人Fintech協会(以下Fintech協会)が共催したイベント【FinTech女子ネットワーキング#IWD】について、当日の様子をお届けします!

JDDとFintech協会は、2022年11月にWeb3をテーマとした女性限定イベント【Web3女子会】を共催し、今回はネットワーキング構築をテーマとした女性限定イベントとなります。
🔻Web3女子会については、是非こちらをご覧ください。

1.Fintech協会とは

“イノベーションが生まれ続ける豊かな社会を実現するべく、新しい金融サービスが生まれ育つエコシステムを創ること”というミッションのもと、2015年に発足した組織です。

会員種別は大きく分けて2種類あります💁‍♀️

ベンチャー会員:様々な事業を展開するFintechベンチャー122社が参加
法人会員:日本を代表する金融機関やSIer、テック企業等337社が参加

2023年3月時点
Fintech協会 会員情報

普段はコンプライアンス・融資・与信・保険・決済・送金など業態やテーマ毎に10の分科会から情報発信を行い、随時勉強会を開催しています👌
公的機関も積極的に参加し、金融庁との交流イベントを開催するなど幅広い活動を行っています。JDDは、2021年9月より法人会員企業、河合CEOが理事を務めているため、本イベントを共催する運びとなりました。

2.本イベント開催のきっかけ

ところで、皆さん「3月8日」は何の日かご存知でしょうか❓
そう、International Women‘s Day(国際女性デー)でした。
各地でイベントが行われていましたが、本イベントも国際女性デーにちなんで企画されました😀

“ジェンダー”については様々な捉え方があります。

思考によっては、「女性」という“ジェンダー”の枠で区別をしなくてもいいのではないか、という考えもあると思います。

当然ですが、一口に「女性」と言ってもそのライフスタイルは様々ですよね。

結婚されている方もいれば、そうでない方もいる。
子供を持っている家庭もあれば、そうでない家庭もある。

登壇者を始めとした女性陣の生き方は型にはまったものではなく、それは一口に“女性像”としては語れないと思います。

ただ、一方で、その属性を活かして“Small Communityを作る”、そんな“強さ”を発揮してみないか?
そんな想いから本イベントの企画・開催に至りました🎉

3.イベントの様子

イベント当日は、まず初めにモデレーターとなる3名の登壇者より、自己紹介・ダイバーシティにかける想いをお話しいただきました。

登壇者

河合 祐子 氏
・Japan Digital Design 代表取締役CEO
・MUFG・三菱UFJ銀行 経営企画部 部長
・Fintech協会理事
米系金融機関市場部門・独立系シンクタンク・日本銀行を経て、現職。金融サービスのデジタル化案件を手掛ける
李 暢 
・Plug and Play Japan株式会社 Director, Fintech Insurtech
・Fintech協会理事
明治安田生命で資産運用などを経験後、香港大学MBA在学中に、Insurtechスタートアップの日本進出をサポート。黎明期である日本国内のInsurTechエコシステム構築に貢献
髙橋 歩 氏
・freee株式会社 政府渉外マネージャー
独立行政法人国際協力機構(JICA)・DiDiフードジャパン株式会社を経て、ガバナンスや公共インフラ分野のプロジェクトマネジメントに従事。第一子の産育休中に、東京大学公共政策大学院にて修士号(公共政策)を取得

その後は、参加者の皆さんの自己紹介から始まりました。

10年以上の専業主婦期間を経て、家族を守る為に再度社会復帰した方。
”外国籍・女性”というマイノリティな属性で、伝統的企業で邁進された方。
産休・育休中に大学院にフルで通学・卒業されたパワフルな方。

一人一人の自己紹介を聞いているだけでも、今後の生き方の参考になりました🙌

その後、以下のお題に沿って3チームに分かれてディスカッションを行い、各チームで発表を行いました。

ディスカッションテーマ

「金融またはテックの未来(3年後と30年後)」
「それに向けて自分は何をやりたいか」
「その他(グループごとにテーマ設定)」

3年後にはデジタル決済がより普及・一般化し、更に30年後には子供たちが現金を博物館で見学する、そんな位置づけになるのではないか?と考えたチーム①は、ゆくゆくは「各国通貨」ではなく「共通通貨」が利用され、国境の概念をもなくす可能性があるのではないか、という点に言及しました。

国があらゆる税制優遇などを後押ししつつも、個人投資が思うように進まない現状に対する課題を数多く提起したチーム②は、この状況が将来的に改善され、最終的には個人ではなく、個人のアバターが働いてお金を稼いでくれるのではないか、といった斬新な意見も飛び交いました。

チーム③は決済電子化やAI活用にも触れつつ、チーム①と同じく、国の通貨の概念が変化するのではないか?という点にも言及しました。

イベントの様子
ディスカッションをするチームメンバー

金融もテックも女性の割合が低めな業種であり、そのクロスオーバーであるFinTechでこれだけの女性が集まるのは珍しく、良い経験となりました。

振り返ってみると、冒頭の皆さんの素敵な自己紹介から盛り上がり、私も一人の女性としてこのイベントに参加できて良かったと感じています。

ジェンダーに関わらず、個々のライフスタイルの考え方の違い
少なからず、『女性』である事で苦労・疑問を感じた経験
はたまた、『女性』である事を利点と感じる捉え方
自身が置かれた環境の中で何を大事にし、前を向いていくのか…

とても勉強になりました。このような会を企画してくださった登壇者の方々、並びに、事務局の方々、ご参加され一緒にディスカッションできた皆さまに感謝です🙇‍♀️

私自身もこの繋がりを大切に、次に繋げていきたいと思います。

以上、【FinTech女子ネットワーキング#IWD】参加レポートでした。
最後までご覧いただきありがとうございました!


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