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読者の力で884口! 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』『おそい・はやい・ひくい・たかい』2021年継続刊行決定!!

「#1000人プロジェクト」ご報告とお礼

ジャパンマシニスト社代表、中田毅です。

激動の2020年が終わろうとしています。

本年10月5日に編集部松田より「#1000人プロジェクト」として『ち・お』『お・は』定期刊行継続への窮状の報告をさせていただきました。

年末までに1000人の定期購読に達しない場合は、2誌を休刊せざるを得ないとご支援のお願いをしてプロジェクトはスタートしました。

諸般の状況から考えて、1000という数はとても大きな壁に見えていました。

ところが、私たちの呼びかけは、読者をはじめ編集協力人や新旧のスタッフによって拡散され、子育てや職場から離れて購読終了されていた方、現在進行形の講読者、「#1000人プロジェクト」の情報に呼応していただいた新しい読者と、日ごとにその数を増やしていったのです。

さらに、お申し込みの際書き添えられた、様々な方からの「応援メッセージ」は本当に私たちの励みとなり、大きな壁に見えていた1000という数が日に日に希望に変わりました。

「#1000人プロジェクト」は、当初「1人1定期1000人」を目標にしたわけですが、これも想定外に「沢山の方が複数口を支援」というかたちで申し込まれました。

本日時点で、「#1000人プロジェクト」を集計したところ、883口でした。いまも、数口ずつ時間をおうごとにその数を増やしています。

なかには、複数口の「あしながサポート」を申し出ていただいた方もおられます。「『ち・お』『お・は』を多くの人に読んでほしい」というサポーターの数は、今日現在81人(口数未集計)となりました。

当初、プロジェクトの目標数を1000人(口)としたのは、年4回の基本制作費を準備することで、安定的な刊行を図ろうという考えからでした。現状は、プロジェクト以前の定期購読者数を加えることで、その数(1000口)を維持するに至れました。

この数をベースにして、さらに『ち・お』『お・は』の購読者を広げていきたいと考えています。そのスタート地点に、皆様のご支援で立つことができました。

『ち・お』『お・は』は沢山の人たちの働きと支援で続きます

28年前の創刊以来、『ち・お』『お・は』は、故毛利子来さんをはじめとした編集委員(現 編集協力人)の皆さんとの協同作業でした。

編集会議は、母親でもある編集スタッフにとっては、読者の生活にとって役に立つ内容を、役に立つ伝え方で本にするためのひとつの「たたかいの場」でした。

一方、アンケートやお手紙やメールでいただく様々な読者の感想、ご意見、応援の声は、『ち・お』『お・は』にとってなくてはならないものでした。

編集委員と編集スタッフ、そして読者の皆さん、この3者はより豊かな誌面を作るために、妥協なく絶妙な関わり合いをもっていたように思います。

『ち・お』も『お・は』も「読者・編集部・編集委員、執筆者・デザイン・イラスト・写真撮影のスタッフ・製作・営業・経理・印刷・製本・流通・販売など」たくさんの方の働きや支援によってこれからも、作り上げられます。

今般ここに、多くの方々の熱いお志で年末までの目標であった1000口を達成することが出来ましたことをご報告いたします。

およそ1年間の刊行のめどが立ちました。本当にありがとうございました。

2021年、『ち・お』『お・は』はクラウドファンディングで新たな試みを始めます

そこで、私たちは新たな挑戦をしてみようと思います。

長年の友人で、『ち・お』『お・は』の筆者でもある安住磨奈さんとそのおつれあいの矢吹尚倫さんからご提案とお力添えいただき、クラウドファンディングを企画中です。

来年度の刊行基盤ができた『ち・お』『お・は』ですが、さらにその基盤を強化していくために、数年来の課題であった「あしながサポート」に特化したクラウドファンディングを、年明けの1月下旬から始動予定です。

これは、経済的などの理由で購読の継続が難しいご家庭や施設(園、居場所、フリースペースなど)へ『ち・お』『お・は』を贈り届けようというプロジェクトです。

今まで『ち・お』『お・は』を知らなかった方たちへ、その存在を伝えることにもなります。

皆様に重ねて厚かましいお願いですが、引き続きクラウドファンディング、プロジェクトの情報拡散にお力添えいただければ幸いです。

年明け中旬には、告知をいたします。

さて、2019年7月にスタートしたYouTubeの「ジャパンマシニストチャンネル」、オンラインブックストアー【OYA.OYA】。そして今回の「#1000人プロジェクト」。近年の新しい試みは、社外も含めた編集、営業スタッフの発案や改善意見から生まれました。『ち・お』創刊30周年、『お・は』25周年を前にして、次の世代へ向けて作り手も内容も大きく動き始めています。

本年1月には私たちの出版活動に対し「梓会出版文化賞」をいただき、喜びのなかで、コロナウイルスが社会を激変させました。そうした時代だからこそ、「親と子の立場に立つ」誌面作りをかわらない基本とし、一方で時代に合わせて伝え方を変える柔軟性を持って、これからも出版を続けてまいりたいと思います。

引き続き、『ち・お』『お・は』は定期購読を募ります。以下よりお申し込みいただけます。

いま、定期をお申し込みいただけいた方には『お・は』No.110(2021年1月末刊行)よりお届けします。

これからもどうぞ、『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』『おそい・はやい・ひくい・たかい』を一緒に育ててまいりましょう。感謝をこめて。

        2020年12月31日

                 ジャパンマシニスト社代表 中田 毅

(写真は、中田の偽孫・ヘアーサロン「3ROKU(みろく)」の雅弥さん)


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