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365日バークリー音大オンラインを続けた結果

2022年7月19日をもちまして2021年6月29日からスタートしたバークリー音大のオンライン授業も365日=1年となりました。

会社員を離脱して自分を振り返る余裕も少しできたということもありますが(そしてパンデミックであまり外にも海外にも行けなかったので)、無謀にもいい歳してオンラインの大学で音楽の基礎を学ぶために始めたのです。

そういえば高校生の頃、親にギター教室に行きたいとわがままを言い、一切取り合ってもらえなかったこともあり、その記憶も影響していました。とは言え自業自得で、幼少期から習わせてもらっていたピアノ教室すら中学生にもなると「腹痛で休みます」と親のフリして先生に仮病(うそ)の報告をして1か月以上通わなかったヤツを信じる親はいません。その辺りは1年と15日前の日記に書いてます。興味ある方はどうぞ。

そしてそんなヤンも2022年7月19日で無事に365日を経て、4つのクラスを受講、現在は5つ目のクラス、ギターコードの初中級の授業(Guitar Chord 201)を受けています。*クラス休み間のインターバルは計上していません

1クラスあたり12週間のプログラムで3クレジット(単位)もらえます。これは日本の音大などでも有効なクレジットのようです。今取っているクラスを取り終わっても15クレジットにしかなりません。オンラインとは言えきちんと大学卒業の資格を得るには120クレジット必要なので、現時点で卒業に対して12.5%のクレジットを得たことにしかなっていない、たいしたことねーヤンではあります。

一回当たり1クラスを取って1年受けて大卒レベルの12.5%ってことは卒業生のレベルになるには8年以上かかります。フツーの日本の大学ならアウトな年月。。。とは言え、働きながらでも激務じゃない人は2クラス取れそうな気がするボリュームなので頑張れば4年以内で卒業できると思います。

で、ヤンが今取り終えたのは以下の4クラス(日本語訳は適当)

1音楽理論基礎 Music Theory 101
2 ギターコード101 Guitar Chords 101
3 ギタースケール101 Guitar Scales 101
4 ボーカル基礎 Voice Technique 101

現在履修しているのは以下
5 ギターコード201 Guitar Chords 201

で5クラス弱を受けてみて思ったのは以下

=4~6割くらいは課題の締め切り守らない(多分卒業目指しているわけじゃなく自分のペースで1クラスずつ好きな科目取っているからだと思う)
=みんなあんまり授業に出ない(出席率2割程度?)

まあ、これはオンライン授業でしかも趣味で受けている人とか、若いころはできなかったけど今こそ好きなことやって人生取り戻そうみたいな人もいて課題の締め切りなどにはシビアでない人は少なからずいるってことで。しかも世界各国から生徒が寄せ集まるのでまず授業と言ってもアジア圏だとほぼ深夜になっちゃったりアメリカやヨーロッパの生徒でも普通に働いている時間にセットされるのでなかなか参加がムズイんです。私は5~8割はレコーディングを1.5倍速くらいで視聴する羽目になることも。(先生によってセットする時間に傾向があるので早起きの先生だと出席できる授業が増えたりも)

あと以下のようなこともメモしておきます

=おやつとかムッシャムシャ食べながら/めっちゃあくびしながら授業受ける人もけっこう普通枠
=授業の時間に先生すら遅れてくる
=Zoomの音声MAXで愛犬/愛猫とか赤ちゃん参戦(かわいい)
=意外とみんなシャイ

クラスにもよるけど先生は定年後の方も再雇用されているっぽい。生徒も趣味枠の人が何割かいるので日本の学校のピリッとした授業より音楽教室みたいなちょっと緩めの雰囲気ではあります。(たぶん先生も遅れてきたりするのって日本とは違う国民性やマインドってだけかと)

そして意外と思ったのは結構みんなシャイってこと。なんかアメリカ人の生徒とか全員オラオラしてて俺アタシの歌/ギター聞け!ってタイプかと思ったら結構恥ずかしがりな人が多かった印象です。オンライン授業という特性を差し引いてもこれは自分の中の無意識バイアスに気づかされました。

1年前、バークリー音大に申し込んで授業が始まった時のツイート

それぞれの授業で思うところや思い出、ためになったことなど色々あれど実質1年間続けて「すげぇミュージシャンになる」を目標にやった結果、もちろんみなさんお気づきの通り特にすげぇミュージシャンどころか何者にもなれてはいません。まあ、当然予想通りっちゃ予想通り。

何が一番ためになったかというと、すべては「目標を決める⇒そこへ向かって日々記録し振り返り成長度を知り改善する」の繰り返しだと改めて感じたということ。そんな当たり前すぎること、なにを今更感はあります。それでも練習時間は以前の2~3倍は取るようになりました。(それでもたかが2~3倍だけれども)

そしてやっぱり何事もでうまくできないとつまらないし、楽な方へ逃げてしまうということ。例えば何回やってもうまく弾けない、歌えないとイライラしてしまうし別のもっと楽しいことに避難しがちです。

特に土日に集中してやろう!と思っていたのに全然できなかった…となると凹むし、自分が嫌になります。でも、天才じゃないんだし飽きっぽいんだし、とにかく少し長くかかっても自分の情熱を育てていくことに力を注ぎたくて、回り道してももう少し続けようと改めて思いました。日々学びがあって取り組む課題があって世界中で同じように音楽に少しでも向き合いたいと時間を割いている人がいることで、意識がそちらへ向くのであれば今すぐ辞める選択肢も今のところは無いわけです。

ただ、「1年後にすげぇミュージシャンになる」と言って無謀に始めた企画としては終わりにしようと思います。(だって、そもそもすげぇミュージシャンになってないんだし)

次は

すげぇミュージシャンを目指して〇日目

というハッシュタグとかで細々と記録していこうと思います。そもそもそんな記録も別にいらんし、と思う人も多いと思うので、1週間に1回は何でも良いから動画をTwitter/Instagramにアップします。

これは出来が良くても悪くても長くても短くてもとにかく意識を途切れさせないためのものとしてやっていけたらと。短期目標として24クレジットでギターのアドバンスドコース修了するのでいったんそれを目指します。

とにかく60歳でワールドツアーに行けるように、準備を粛々と。

長らく駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

最後に一番覚えている先生の画像を張り付けておきます。
コード理論にデカいトランプ使う先生。バークリーの敷居を下げてくれた演出でもありますが、結局理論はどうやってもやっぱムズかったです。

最後の最後にTwitterのフォローもお忘れなく!!
https://twitter.com/janjanjanfrenzy


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