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もののけ姫「アシタカせっ記」〜2台ピアノ

「もののけ姫」の主役は、もののけ姫(サン)ではなく、アシタカだということをご存知ですか。宮崎駿監督は、映画のタイトルも、「アシタカせっ記」にすると考えていたそうです。(商業的な理由でタイトル変更されたとのこと。)

映画序盤、タタリ神の呪いにかかり、村(国)を追い出され、婚約者(カヤ)とも別れ、それでも笑顔を崩さず、壮大な景色の中、旅立つシーンがあります。そのシーンで流れる曲が、この「アシタカせっ記」です。

宮崎監督は、過酷な運命を背負い、それでもその理不尽を顔に出さないところがアシタカの悲しみなんだ。と語ったと言います。

そして、そんなアシタカに、せめてものプレゼントとして、宮崎監督は久石譲さんに、最高に素敵な音楽を書いて欲しい。と頼んだのだそうです。

「自分の中が真っ黒で、絶望の中にでも美しいものがある。それを見せてあげたいじゃないですか。」

こうして生まれた音楽です。



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