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ハイブランドから学ぶ!センスを極めてファンを惹きつける方法

私たちが憧れるハイブランドは、単なる商品以上のものを提供しています。それは、一貫した世界観とセンスを通じて、顧客との深いつながりを築く力です。彼らは自らのビジョンを具現化し、顧客を魅了することで、ファンを勝手に生み出しているのです。

いつもは比較的旅にまつわる記事をお届けしていますが、今回は少し趣向を変えて「センス」や「ブランド」をテーマにお話ししたいと思います。私自身、旅を通して多くのインスピレーションを得ていますが、ビジネスにおいてもその視点が役立つことが多々あります。特に、ハイブランドのエッセンスを取り入れることで、センスを磨き、自然とファンを引き寄せる力をつけることができるんです。旅と同じように、長期的に愛されるビジネスを築くためのヒントを今回の記事で探ってみましょう。



1.一貫性が信頼を築く:シャネルとエルメスに学ぶ長期的な成功

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シャネルやエルメスなどのハイブランドは、「一貫性」を長年にわたり守り続け、強固な信頼を築いています。シャネル創業者ココ・シャネルが「流行は廃れるが、スタイルは永遠」という名言を残したように、1910年の設立以来、シンプルでエレガントなデザインを貫いてきました。この姿勢がシャネルのブランド力を支え、100年以上たっても支持され続ける理由です。

エルメスも同様に、1837年の創業から職人技と上質な素材にこだわり、変わらぬ品質を提供しています。エルメスの「即席のものではなく、時間をかけて完成されたもの」という理念は、流行に左右されない商品づくりを通じて信頼を築いてきました。

すぐにできる応用&実践方法
あなたのビジネスでも、一貫性を大切にしていますか?メッセージやサービスの軸を定め、それを常に貫くことで信頼を築きます。
たとえば、SNSでの発信や提供するサービスに統一感を持たせ、少しずつあなたのブランド価値を積み重ねていくことが重要です。

< check List >
□ ブランドのビジョンや価値観を明確にする
□ SNSやウェブサイトのデザインを統一する
□ 使用するフォントや色を一定に保つ
□ メッセージやストーリーを一貫して伝える


2.シンプルさの裏にある力:カルティエとティファニーのデザイン哲学

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シンプルさの中に強さがあるという概念は、カルティエやティファニーが実践しています。

1847年創業のカルティエは、時代に流されることなくミニマルなデザインを守り続け、そのシンプルな美しさで多くの顧客に愛されています。同じくティファニーも、1837年から「タイムレスな美」を追求し、シンプルなデザインが長く記憶に残ることを証明しています。

すぐにできる応用&実践方法:
ビジネスや日常の発信において、あれもこれも伝えたくなる気持ちを抑えて、シンプルに伝えることを心がけてみましょう。
たとえば、商品やサービスの説明は、複雑な機能やサービスを盛り込むのではなく、最も伝えたいポイントを絞って強調すること。シンプルにすることで、相手にとってはおもてなしであり、印象にも残りやすくなります。

< check List >
□ 不要な要素を削ぎ落として最重要を決める
□ 一番重要なメッセージを目立たせる
□ 視覚的なインパクトを与える
□ デザインの反復とフィードバックをもらってみる

3.予想外のサプライズが新たなファンを引き寄せる:ルイ・ヴィトンの事例

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2003年にルイ・ヴィトンが村上隆氏とコラボレーションをした際、ハイブランドとアートの融合は業界に驚きをもたらしました。実際に私自身店舗のウィンドウから商品を見た瞬間二度見した記憶があります。
この予想外な発想がそれまでの伝統的なモノグラムデザインにポップアートを取り入れるという意外性が話題を呼び、幅広い層からの支持を得ることができました。このように、世の中が想定しない展開を取り入れることで新しいファン層を開拓し、ブランドを強化しているのです。

すぐにできる応用&実践方法:
あなたも日常業務の中で、予想外のサプライズを提供してみましょう。たとえば、定期的に感謝のメッセージや特別なオファーを顧客に提供することで、相手に「いつも期待を超えてくれる」という印象を残せる可能性も。誰でもできるのに誰もやらないちょっとした工夫が、あなたのブランドに強い印象を与えます。

< check List >
□ 特別なオファーやキャンペーンを計画する
□ 新商品発売時にサプライズギフトを用意する
□ 顧客への感謝のメッセージを送る
□ 定期的にフォロワーを驚かせるコンテンツを考えてみる

4.自己ブランド化が成功のカギ:クリスチャン・ディオールのビジョンに見る魅力の作り方

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ハイブランドの成功は、創業者自身のビジョンや哲学がブランドの基盤となっていることが多いですよね。
クリスチャン・ディオールは、「女性を美しく輝かせる服を作る」という理念を掲げ、1947年にニュールックという革命的なシルエットを発表しました。このデザインは戦後のファッション界に大きな影響を与え、瞬く間にディオールは世界的なブランドとなりました。

同様に、個人起業家も自己ブランドを確立することが成功のカギと言われる時代です。商品やサービスだけでなく、自分自身がブランドの中心であるという意識を持ち、あなたの価値観や人生経験を発信していくこと。これを意識的にやっている人の周りに共鳴が起こり根強いファンが生み出されるのです。

すぐにできる応用&実践方法:
ビジネスのビジョンは固まっていますか?そのビジョンに基づき今日から、あなたのライフスタイルや価値観を積極的にSNSでシェアしてみましょう。特に、日々の活動やビジネスに対する考え方を発信することはあなた自身がブランドとしての魅力を高め、自然とファンが集まる環境を作ることができます。

< check List >
□ 自分の強みや専門性を明確にできているか?
□ ストーリーや経験をシェアするコンテンツを作成してみよう
□ ブランドに一貫したトーンやスタイルを持たせる
□ 自分のキャラクターを反映したビジュアル・写真を使用する

5.短期的な利益よりも長期的な視点を:エルメスのバーキンバッグに学ぶ持続可能なビジネス

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エルメスのバーキンバッグは、1984年に誕生して以来、長年にわたり「長期的な視点」を持って製造され、今でも高い需要を誇ります。顧客は何年も待って購入することが多いですが、それでも手に入れたいと思わせるのは、時間をかけたものが価値を持つというブランドの姿勢です。

このように、一時的なトレンドに左右されず、長期的に価値を提供し続ける姿勢が、ブランドを長く愛される理由となります。

ビジネスでも、短期的な売上や結果に囚われるのではなく、長期的なビジョンを持つことが成功への近道です。たとえば、アップルが新製品発表会でファンを長期間引き付け続けるのも、製品が長期的に支持されるという確信に基づいています。

すぐにできる応用&実践方法:
ご自身のビジネスでも、長期的な視点を持つことで、より持続可能な成長を目指せます。1年後、3年後、5年後にどのような形でビジネスを進めていたいかを具体的に想像し、それに向けた計画を立てることで、今目の前のタスクも意味のあるものに変わります。

< check List >
□ 顧客との信頼関係を構築するための施策を考える
□ リピーター向けの特典やプログラムを用意する
□ 顧客のフィードバックを素直に大切にする
□ 長期的な関係を築くための価値提供を考える


6.コミュニティを育てる力:アップルが顧客を仲間として扱う方法

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成功するハイブランドは、顧客を「消費者」としてではなく、「仲間」として扱います。アップルはその典型例で、新製品発表会やアップルストアでの顧客体験を通じて、ファンがブランドの一部であると感じさせます。これにより、顧客は商品を購入するだけでなく、ブランドそのものを応援し、共感し続けるのです。

すぐにできる応用&実践方法:
お客様を単なる取引相手ではなく、コミュニティの一員として捉え、つながりを深めていくことが大切です。あなたの価値観やミッションに共感してくれる人々と定期的に交流することで、ブランドのファンが増え、彼らが自然と応援者となっていきます。

< check List >
□ オンラインで顧客との対話を促進する場を設ける
□ SNSグループやフォーラムを作成する
□ 定期的な交流イベントを計画する
□ 参加者からの意見や要望を収集し、反映させる

あなたのビジネスにもハイブランドのエッセンスを取り入れ、センスを磨きつつファンを引き寄せる力をつけることができます。長期的に愛されるブランドを目指し、今すぐ取り入れてみてくださいね。とはいえ、自分ビジネスの世界観を表現するのは簡単ではありません。「自分のブランドとは何か?」と考え始めると、答えが見つからずに立ち止まってしまう方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、Jamylampでは世界観ブランディングのセッションをご用意しています。ここでは、自分の価値をしっかりと伝え、ファンを増やすための具体的なアプローチを一緒に考えていきます。興味のある方は、ぜひお問い合わせください。あなたのブランドが持つ可能性を引き出すお手伝いをいたします

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