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天心vs武尊はどうなるのか?パート2

昨日、6/1 RIZINから発表のった「天心vs武尊」について、K-1サイドから補足というカタチで発表があった。

RIZINからの発表を否定するものではなく、あくまで補足であるというものであったが、結局は体裁を保つことを重要視したものであった。

①対戦に向けて調整はしていたが、決定事項ではなかった

②東京ドームを候補としていたが、実現が難しいと判断

③我々はRIZINではない中立な場を望んでいる

④大晦日のRIZINでやることは一切ない

⑤武尊のケガの治療期間については不明

⑥これから調整していきたい

このK-1からに発表を受けて、多くのファンから失望の声が挙がっている。

結局K-1サイドとしては実現させたくないのだろう。

対戦に向けて調整はしていたが、決定事項ではなかった

釈然としない。

まず、実現に向けて動いていたとはこの発言からは全く感じられない。

決定事項ではなかったということを強調するかのような発言だからだ。

K-1サイドとしては、武尊のケガが原因で決まっていた試合が流れてしまったというように思われるのが嫌だというところからの補足発言である。

つまり、Aを原因としてBが変動することを指す因果関係として捉えられたくない、という発言だ。

お互い階級も違えばルールも違う、一筋縄ではいかないことは重々承知。

でも、天心のRISEサイドからは釈明や補足会見はない。

ということは、今回試合が決まらなかったことは因果関係ではないにしても、いつも注文が多いのはK-1サイドであるのだから相関関係はあると言える。

少なくとも実現させようという気概は感じられない。

ポーズするくらいなら、もうキッパリとやらないと言ってはどうか。

RIZINでは嫌だ、大晦日ではやらない、となるともうやれるところはほとんどない。

以前訴訟を起こしたように、再度RIZINや天心サイドに対して訴訟を起こしてもらった方がいい。

東京ドームを候補としていたが、実現が難しいと判断

3月の武尊の試合が終わってから6月の東京ドームに向けて調整に入ったが、武尊の怪我も含めて様々な事情もあり実現に至らなかった、という。

6月13日に天心と武尊の試合が決まっていて、それが武尊の怪我で流れた、という報道があるが、3月28日(武尊の試合)が終わったところで試合が決まっていたということはなく、あくまで調整を続けて実現に向けて動いていた段階だ、と決まっていた試合が怪我で流れたと捉えられるのは不本意だといった説明だ。

果たしてこの補足は必要だったのか?

怪我が試合が決まらなかった原因の一つである以上、RIZINからの発表が全てであって、K-1サイドがわざわざ補足する必要性はない。

残念ながらK-1サイドは対面を気にしての補足だ。

RIZINに対しての否定ではないということだが、結果的には否定するための補足だ。

我々はRIZINではない中立な場を望んでいる/大晦日のRIZINでやることは一切ない

RIZINでないとなると、正直実現は難しいと思われる。

ただ、メンバーが同じであっても、RIZINとしてやることに合意ができないということだろう。

逆に言えば、FEG・DEEP・M-1が合同で開催した「やれんのか! 大晦日! 2007」のようなカタチを取れば実現は可能だと言える。

RIZIN・RISE・K-1と合同開催で大晦日にイベントを行えば、実現は可能となる。

そうすることによって、RISEvs K-1の対抗戦も組める。

本当にK-1サイドに天心vs武尊を実現させる気があるのであれば、3社合同イベント名を先に発表して既成事実を作り上げてはどうだろうか。

そうしないと、いつまでも「調整はしているが決定事項ではない」と先延ばしになっていってしまう。

日本ではまず打ち合わせ。

その後の打ち合わせは1ヶ月後なんてこともザラだ。

とりあえず顔を合わせてから・・・となる。

なぜそんなに時間がかかるのかと言えば、保険だ。

完璧を目指すからなるべく時間をかけようとする。

時間をかけているからそれなりに完成度は高いが、それでも修正は出る。

そうするとまた時間がかかる。

例えば中国や韓国だったら稚拙でもどんどんサンプルを出すことで短期間であっという間に完成度が高くなる。

そしてすぐに店頭に商品が並ぶ。

日本が負けているのは知恵や能力ではなくスピードだ。

能力が高いからスピードが速いのではなく、スピードを速くしていることで能力が上がっていくのだ。

K-1サイドの典型的な日本体質を変えない限り、天心vs武尊の実現は難しいだろう。

武尊のケガの治療期間については不明

万全な態勢ならもっと早くいいものができるのか?

万全なんて一生来ない。

どんな状態でも歯食いしばって捻り出した仕事が実力の全て。

そこで良いものを作るのがプロ。

どんなにK-1サイドが釈明会見を開こうが、こちらには響かない。

実現させる気があるのであればもう決められるはずだからだ。

結局選手を信じることが出来ていない会社なのだろう。

これから調整していきたい

K-1サイドがポーズではなく本当にやる気があるというのであれば、先にも述べたように既成事実を作り上げるしかない。

まずは、武尊の意思確認から。

6月13日東京ドームで開かれるRIZIN.28で天心試合終了後に

「天心vs武尊」の調印式

を実施する。

日程とルールは次のステップ。

まずは調印式を行って既成事実を作り上げてしまう。

次に、K-1サイドの意思確認。

RIZIN・RISE・K-1合同開催のイベントを発表し、中立な場を設ける。

イベントを正式に発表することで、既成事実を作り上げてしまう。

本当に実現させる気があるなら、出来るはずだしやらなければダメだ。





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