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桜風涼の石丸伸二批評が面白い

元週刊誌記者でYouTubeを運営している桜風涼(はるかぜすずし)氏の石丸伸二批評が面白い。特に時系列で見ると、その論調の変化が面白い。

もともと政治思想で中道を自認する桜風氏は自由民主党に懐疑的なスタンスで、少し前までは立憲民主党を支持していた人物。それだけに、既存の派閥政治にNOを強く突きつけて鳴り物入りで登場した石丸伸二氏に当初は好意的な感想を持っていたらしい。

桜風氏の見解が大きく変わり始めたのは、御多分に洩れずではあるが2024年7月7日東京都知事選の投開票日の『敗戦インタビュー』と、それに続く石丸構文フィーバー、そして皮肉にも、石丸支持者からの『援護射撃』だった。


▼2024年7月14日(もったいない!)

#石丸伸二 氏は、なぜ賛否両論へ極端に分かれるのか? 彼の経歴や生い立ちなど、いろいろ妄想してみた。100%応援はできないが、アンチでもない桜風涼がこれまでの経験で語ってみます。

https://youtu.be/UFTA9Uyq8NQ

「都知事選挙に絡みまして、えー話題のですね、石丸伸二さんについて、ね、思うところを語ろうかというふうに思います。最初に言っとくけれどもね、石丸伸二氏のことは嫌いじゃないっす。あのー、とっても期待してるんだけど、まあ、あのやり方だと理解されないだろうなー、っていうふうに、ちょっと残念に思っているので。まあ、そのへんの原因についてちょっと語ろうかなというふうに思いますね。」

トピック:
・石丸話法として「話が噛み合わない」と批判されている。
・石丸氏本人の能力は高いと思う。
・石丸氏の主張は正論が多い。
・しかし地元の安芸高田市では賛否両論で、実態は否定の声が多そう。
・石丸氏は名誉毀損の裁判で市議に負けた。
・石丸氏はポスター代金の裁判で印刷会社に負けた。
・石丸氏は「謝罪すれば金は払う」という高圧的な交渉しかできない。
・石丸氏は銀行屋出身なので世間や庶民と感覚がズレているのではないか。
・石丸氏は京都大学入学の成功体験から努力に幻想を抱いてそう。
・市議会をはじめ実際の世間は理想的なことばかりで回ってない。
・石丸氏は法律が『裁量を前提とする運営』だと理解してない。
・石丸氏は言葉や法律を額面通りに受け取る性質が強そう。
・石丸氏は理想と現実でバランスを取らず、理想のみ優先する傾向が強い。
・社会経験が豊富な年配者はそれを直感的に見抜いて反発する。
・石丸氏は『誰かに何かをやらせるスキル』が欠如している。
・これは塾講師経験からの妄想だが、石丸氏は3人兄弟の真ん中なので親のケアが不足してコンプレックスを持ちやすい(=自己防衛が発達して気難しくなる)条件が揃っていたのではないか。

「あ〜三兄弟の二番目か〜大変だったろうな〜名前に2って付いてるし。生まれた時から戦う宿命じゃん。蓮舫の『2位じゃダメなんですか』じゃないけど、お兄ちゃんに負けないように、妹より目立つように、家族内でそういう難しい頑張りをしてたんじゃないかな。二番目には偏屈な子が多かった。これは僕の偏見だけど。」

・二番目の子+努力して難関大学に合格+銀行に就職=石丸氏の人格形成?
・言葉の額面通りにしか理解できない態度はサイコパス気質に見える。
・二番目の子の特性として敵味方判定の身構えをしているように見える。
・歳食った我々には石丸氏の選挙直後のインタビューも想定の範囲内。
・例えば保育園の統廃合での安芸高田市議会との討論から:石丸氏は先に結論(理想)を言って後から理由を述べて、意見が対立する人を理屈で攻めるが、これが元から支持者でなかった人からの反発を生みやすい。
・石丸氏の合理的な考えはアメリカで培われたものかもしれない。
・合理的な考えは、言い換えれば『弱者を切り捨てること』でもある。
・不服な顔をすぐしてしまうのは、銀行屋は金の力があるから出来るだけ。
・現代社会では不服な顔をするのはパワハラになる。
・交渉ごとですぐに不機嫌になると、年配からは未熟者だと評価される。
・石丸氏は考えが幼い。41歳でこれはあまり良くない。(苦笑)
・ドトール創業者など大御所が石丸氏を気にいるのもわかる。
・石丸氏が当選しても都議会とハレーションを起こして終わりそう。
・石丸氏の銀行屋の手法では安芸高田市の議会さえもコントロールできず。
・石丸氏の頭が良いのはわかるが、人格者に見えないのが勿体無い。
・石丸氏には大人の意見を聞き入れて変わることを期待する。
・石丸氏はプライドが高くて年長者の意見など聞き入れないかも?(苦笑)

▼2024年7月17日(著書:覚悟の論理)

石丸ファンは見るな! #石丸伸二 氏の著書を熟読。こりゃ、とんでもない思想だ。『沈黙の艦隊』をやりたいらしい。『相手を気遣うことはしない』『勝てる戦しかしない』それが政治なのか?

https://youtu.be/cSawW0Rt2A0

「石丸伸二氏について、先日に色々語りましたけど、まあファンの人達からはお叱りを受け、アンチの人からもお叱りを受け、まあ僕は真ん中辺をいつも行きたいというかね、中庸の徳でいつも生きておりますから。まあね、ネットの世界はどっちかに肩入れした方がね、アクセスも伸びて、良い思いができるんだろうなということは思うんですけれども。石丸さんのことを何も知らずに(見当外れなことを言うな)って言われたのですね、コメントで。そこでですよ、私もですね、それじゃあ、石丸伸二君のことをもうちょっと勉強しようと。ということでですね、こちらで御座いますけれども、石丸氏が何冊か本を出しておりますので、読みましたよ。きちんとね。」

「私、桜風涼(はるかぜすずし)が元週刊誌記者というのは(YouTubeチャンネル名に)書いてある通りでございます。私はこれまで書籍は30冊くらい書いてると思います。技術の本が半分くらいかな。僕はね、『本の書き方』という本がベストセラーなんですけど、それ読んでるんじゃねえかな、この人?…と一瞬思いつつ(笑)。では行きましょう。」

超入門・実用本の書き方: テンプレートで誰でも本が書ける2020年版 桜風涼の実用本
出版社 ‏ : ‎ ナベックス出版; 第2版
発売日 ‏ : ‎ 2013/12/24

トピック
・物書きのプロとして評価する。
全部読んだ結果、かなりアンチになった。
・表紙がキモい。自分の顔を真ん中に置くのは珍しい。(苦笑)
・論理、戦略が自ずと決まると書いてある。
・石丸氏は1年浪人して京都大学に。
・就職後に渡米したのは子会社への出向なのでミスリードである。
・石丸氏は、ある意味で地元を捨てた人間。
・石丸氏は田舎のことが嫌いだと言ってる。
・石丸氏は都会は進んで田舎は遅れてるというステレオタイプの思想。
・石丸氏はブラジルやアルゼンチンで政治不信になった。
・石丸氏の発想はまるで大学生か20代のように青臭い。
・石丸氏は自身の生きづらさを世間に責任転嫁してばかり。
・石丸氏は橋本龍太郎や安倍昭恵ら大物政治家と気質が異なる。
・石丸氏は現状の政治を良くないとして、打破を目論む。
・石丸氏は対立が良いことだと主張する。(首長VS議会など)
・石丸氏は20代の海外勤務で英米の攻撃型交渉を体得したと思われる。
・フォークランド紛争(英国は話し合いをせずにいきなり武力行使)
・石丸氏はこの本で「いかに勝つか」という話しか書いてない。
・石丸氏は勝つための戦略ばかりで、その先の目的が希薄である。
・石丸氏は銀行屋らしく財政破綻しか問題意識がない。
・業績不振の会社に銀行屋が介入して合理化すると没個性化する。
・地方自治では無駄の排除こそ必要だが、無駄の選定は単純な数字では評価できない。銀行屋の考えを導入すると地方は混乱瓦解する。色味のない地方ができる。

参考:田んぼアート事業中止 安芸高田市、コロナ禍で判断(2020年12月18日、中國新聞)
参考:【参加者募集】田んぼに巨大なたかたんを描こう!!安芸高田市田植え体験イベント(2019年4月9日、安芸高田市ふるさと応援の会)

・石丸氏の言葉を借りれば、仮に地方自治体が没個性化しても、それもまた「市民の選択」であると正当化できる。そこには一定の妥当性がある。
・ただし、安芸高田の市民が次の選挙で石丸氏の後継者を拒否したのも事実である。
・地方自治の首長にコストカッターは意味がない。
・安芸高田市の売上増加は石丸氏個人の人気(バズり)によるもので、市の市場価値が上がったわけではない。そこを勘違いする石丸支持者は多い。
・石丸氏の戦略は一貫して『勝てる戦だけする』である。
・石丸氏は勝つためには『相手のことを慮らない』という単純思考。
・石丸氏は『負け戦はしない』とも書いてる。
・石丸話法で自分が負けそうになったら議論を避けるのは石丸氏の戦略。
石丸氏が会話をしないのは、石丸氏が負け戦だと判断した時である。
・言葉の定義に持ち込むのは、地頭が良くないガリ勉がよくやる戦術。
・石丸氏は議論から逃げるから、結果として『頭が悪い』と評価される。
・本を読んでの感想は「石丸氏は最低なヤツだな」に終始する。
・石丸氏はカッコイイことを書いてるけど、これに騙されるのは若者だけ。
・あくまで本の感想なので、石丸氏の人格と完全一致しない可能性はある。
・中学生が読める程度に平易な文章なのは良い。
・引用もあるが非常に薄っぺらく、教養を感じさせない。
・石丸氏は『沈黙の艦隊』のように、とにかく戦いたいらしい。
石丸氏は京都大学や三菱UFJ銀行で言葉の定義に逃げる戦術を体得したのではないか?

「たぶんね、京都大学に入った時も、それから三菱UFJ銀行に入った時も、その中で落ちこぼれないように、必死で努力したんだろうと思うよ、石丸氏は。そこんところの劣等感と、その、なんて言うのかな、本当にできる人っているからさ、そういう人達の中で、彼は自分の化けの皮が剥がれない戦略を一所懸命やったんだろうな。それが身について、言葉の定義ってところに逃げるっていう技を身につけたように感じるなー。まあ、ちょっと、沢山ファンが居るから、なかなか彼の悪口を言うのはつらいけど、彼の理論で言えばだよ、『そう思ったら突き進め』と書いてるので、真似してみましょうかね。新時代のリーダーとか書いてるけどね、この人はリーダーになっちゃいけないよ。コストカットしかノウハウが無いんだもん。(困)」

・石丸氏はコスト削減しかノウハウが無いのでリーダーにしてはいけない。
・石丸氏は安芸高田市の市政は成功だと言い切っているが、客観的には安芸高田市は何も変わらなかった。(=選挙で民意が示された)
この本から学べることは『とにかく戦え。相手のことは考えるな。負けそうな時は逃げろ』ということだけ。
・石丸氏は京都大学で化けの皮を剥がれないために身につけた戦術が、暫時上手く行ってるだけだし、本当に上手く行ってるのかも正直疑問である。
・総じて、すごくガッカリする内容の本だった。

▼2024年7月18日(ポスター裁判)

#石丸伸二 氏の敗訴確定:選挙ポスター印刷訴訟を詳細解説。なぜ石丸氏が負けたのか、これを見れば「負けて当たり前だ!」となる。石丸伸二氏の非常識具合が数字で見えてくる

https://youtu.be/6qAfINkCAd4

「元週刊誌記者、今は制作会社をやっており(映像制作会社ナベックス代表取締役)、テレビ番組・ラジオ番組・テレビCM・映画などを作っており、さらにポスターとかですね印刷物とかも沢山やっております。まあ広告代理店業みたいなこともやっておりますね。ということでですね、本日はこちら。」

トピック
・石丸氏は最高裁で上告棄却されて敗訴確定。
・本件は証拠がわかりやすいので解説したい。
・Wikipediaがスノーデンと同じくらい詳しい。(笑)

*こちらは桜風氏の実務に基づく解説が素晴らしいので実際に動画を観ていただきたいです。
*こちらは桜風氏の実務に基づく解説が素晴らしいので実際に動画を観ていただきたいです。

・印刷業者が裁判で値引きをしなかった。⇒実はこの数字でもギリギリ赤字だったのではないかと思われる。
・ネット上で高すぎると主張している人達の分析は純粋な印刷費のことだけを考えて、制作全体の経費(デザインや配送やこの仕事を特急で受けることによって生じる他の業務への影響など)を考慮していないものが多い。

*こちらは桜風氏の実務に基づく解説が素晴らしいので実際に動画を観ていただきたいです。
*こちらは桜風氏の実務に基づく解説が素晴らしいので実際に動画を観ていただきたいです。

・印刷業者が公表した情報は、印刷のことを知らない素人を相手に書くとしては少し詳しさが足りなかった感は否めないが、数字としては妥当である。正直これでも安いと思う。
・金額としては、しごく妥当。だから石丸氏の上告申請は最高裁で却下された。
・あくまで推論だが、おそらく石丸氏がいつもの偉そうな態度で知ったかぶりをしたものだから、印刷会社もそれに応じて詳細な説明を省いたのではないか。

*こちらは桜風氏の実務に基づく解説が素晴らしいので実際に動画を観ていただきたいです。

・素人は無料だと勘違いして無限に修正(微調整や仕様変更)を求めてくることが多い。
・デザインはやってみて、目で見ないと結果がわからない。だから素人を相手にするときにはプロ(印刷業者)がコントロールするのが肝要。
・これらは素人を相手にしたときによくあるトラブルなので、今回の印刷会社は石丸氏の資質を見誤った(石丸氏が素人だと見抜けなかった)可能性はある。
・しかし同じくらい、石丸氏が話を聞いてなかった可能性もある。
・この規模の印刷会社なら、各業務の料金表が出てることが多い。
・印刷業務の実態を知る自分から見れば、この料金は妥当どころか少し割安に見える。なのに見積もりがなかったのを理由に支払いを拒否して、SNSで会社名を晒して攻撃したのは業務妨害に当たるとしても過言ではない。
・当該事案に関する石丸氏の言動は、地元の企業と一緒にやっていく意識があれば到底出来るものではない。

▼2024年7月20日(推し活の是々非々)

*このサムネ画像はかなりお怒りだと思いますよ。(苦笑)

#石丸伸二氏敗訴問題 支持者の言動に社会性が感じられない。ファン心理は盲信を加速する。推しの悪いことは悪いと認められない集団は社会悪だ

https://youtu.be/Uanxqn-q-g8

「前回は印刷費用について最高裁に負けたのは何故かということを解説しましたけど、今回は石丸支持者というかファン?ファンダムと言うのかな。ファンダムって言葉がありますけど、まあ妄信的にね、あのぉ精力的に、ボランティアも含めて、活動する人々を指すのをファンダムと言いますけども。最近はね、ファンがどういう風に動くかで世の中の経済も変わったりするのでね、非常に重要な人達だということは事実だと思いますね。じゃあ石丸氏を支援する人達はどうなのか。全員を指してるわけじゃないですよ。あのぉ、一部の人達ね、例えばここにコメント…というか俺の人格攻撃をするような書き込みをしてくるような人達という風にしましょう。」

トピック
・冷静に石丸氏の政策を論じる人達を私は責めない。
・石丸氏がやりたい政策を全否定するつもりは無い。
・石丸氏のやろうとすることと、やっていることの乖離がヤバイと最近は認識している。
・石丸氏はときどき極端にヤバイことも言ってる。(苦笑)
・正論は誰が言っても正しいもので、石丸氏個人の思想とは言えない。
・石丸氏は例えば河井問題を受けて、全ての市議会議員が悪のように発言しているが、これは暴論。
・石丸氏の切り取り動画は金でバズ工作をされた形跡が暴かれている。

・前回の動画の補足:
・・石丸氏と印刷会社は総額を最初に決めてない。
・・石丸シンパがSNS公開した手書きメモに見える社会経験の拙さ。
・・石丸氏と印刷会社の双方に落ち度はあったという話。
・・広島市内の公費負担は約100万円なので印刷会社はそれを踏襲したと思われる。
・・石丸氏は公費負担額を印刷会社に連絡しなかった。ここから、広島市にある当該印刷会社は広島市の公費負担額100万円に倣って100万円以内でやれることをやった感じだと思われる。コメントにもあったが、むしろこれだけ多くやって100万円に収まったのはむしろ割引価格にしている。
・・印刷会社が安芸高田市の公費負担額が30万円であることを調べなかったのが過失であると言い切ることはできない。(石丸氏がメールで確認して連絡しますと返事しているが、結局納品日まで返事しなかった部分でもある)
・・当該印刷会社は広告代理店業もやってる大手企業で、そこにぶん投げたのだから100万円で受けるサービスとしては妥当。
・・安価に抑えたいなら小さな会社やネット印刷を使えば良かったが、デザインやコピー原稿など用意できる仲間が居なかったから大手に頼んだ。

「たかが民事裁判で負けただけだ」「裁判所の判断がおかしい」と矮小化や責任転嫁する石丸ファンがいるが、三権分立の法治国家で司法を否定する人間が政治や立法に携わるのは最悪である。
・民事裁判で負けたなら、素直に謝罪すれば良いのに。
・最後まで金額を決めずに仕事をさせる姿勢はある意味で下請法違反だし、商取引で一番やってはいけないことである。無能なヤツがよくやる。タチの悪い発注者もよくやる。
・この規模の印刷会社が70万円くらい取りっぱぐれても大きな痛手はない。
・普通は弁護士費用や賠償金を乗っけて請求するものだが、そこまでしないで純粋に印刷に関わる経費だけ求めているということは、この印刷会社はかなり善良な企業。
・法治国家で裁判の結果を受け入れないのは社会性ゼロと同義である。
・石丸ファンの中には盲目になって、社会性がゼロになっている人が居る。
・石丸氏は周りの支持者に甘やかされていると言える。
・まだ分析してないが恫喝事件でも石丸氏は簡単に敗訴している。
・石丸氏の市長時代の発言が多く掘り出されて分析されている。
・リアルタイムで市議会議員は石丸氏の話術に言いくるめられて、効果的に反論できなかっただけ。そして失言を切り抜かれて拡散された。
・人間は感情で言葉を間違える生き物である。
・議員はあくまで普通の市民の代表であり、言葉のプロでなくて良い。
・全ての話し言葉を厳密に判定されるなんて地獄である。
・言葉を絶対に間違えない理想的な議員だけなど、現実的に不可能である。
・石丸氏のやり方が日本中に広がらないのは、石丸氏にダメな部分があるからである。
・石丸氏がここまで有名になったので、大学時代や銀行員時代の友人や知人の声もだんだん出てくるだろう。
・石丸氏は京大に入る前に一浪してる時点で、本当に頭が良い人ではない。
・石丸氏は三菱UFJ銀行で姫路支店配属なので、本当のエリートではない。
・石丸氏は研究所のような子会社に出向されたのでチームワークができる人ではない。
・海外で政治不信になったところ、日本の地元で議員が汚職で辞職したので自分がやる、という石丸氏の動機には論理の飛躍があり、よく理解できない。
・普通は、総務省→官僚→自治体運営→市長立候補などが多い。
・もしくは、企業入社後に政経塾などに入って勉強して議員になる。
・政治家は真面目な勉強エリートがなるものではない、ということに頭が良い僕の友達は気づいて普通の商売をしている。
・政治家は普通の人の代表だから、普通の感覚の人でないと、一般市民が損をする。
・頭が良い人が理想を考えて、一般市民はその通り動くということになると、生い立ちが違う人達が一切配慮されない政治になりかねない。
・石丸氏がやっているのは単なる破壊者でしかない。
・確かに破壊者は必要だが、それは指導者とは異なる。
・石丸氏はまだ若いので、今後変わる可能性があり、そこは期待している。
・石丸氏の今回の都知事選で、あの多額の選挙費用の出資者について考えると怖い。

「今回の都知事選、誰が一体あのお金を出したんだっていうことを考えると、自腹じゃないからさ。お金の出所を考えると怖いよね。あのぉ、無条件で彼にあれだけの、億近いお金だと思うけど、出した人が居て。で、その人とのシガラミになっちゃうから、まあ、こうして若者は取り込まれていっちゃうんだよね。で、コメントにも若い人を叩くのかと。出る杭を打つのかって。…逆ですよ。あのやり方をしたらですね、お金を持ってる人に牛耳られちゃうからさ。だからそこが彼のブレてるところなんじゃないかな。金を出す人とのバランスで、彼の玉虫色の、その場限りで、よくわからない方針、彼自身に何かやりたいことがある訳でもなくて、ただ既存を壊すっていう話にしかならないから。」

・石丸氏は次のビジョンもなく動いているが、そういう若者はお金を持ってる人に利用されやすい。
・石丸氏が破壊したと豪語する安芸高田市でさえ、次の市政で元に戻しそうなので、本当に破壊できたのか疑問はある。
石丸氏が裁判で負けたことを素直に認めないのであれば、私は石丸氏を支持できないし、排除したくなる。司法を守れない政治家なんて論外だ。
・石丸氏の安芸高田市長時代の切り抜き動画やYouTubeでのフォロワー数増加は、誰かが資本を投じて作ったバズである。暇空茜をはじめ何人もの有識者が色々分析して暴いている。
・安芸高田市のフォロワー数は東京都を抜いた瞬間にピタリと止まった。←誰かがお金でフォロワーを購入したようにしか見えない数字の動き。
・印刷費70万円なんて瑣末な問題になるかもしれない。
石丸氏に投じられたお金が何なのかはファンも考える必要がある。
石丸氏はそのお金のために動くしかない時が必ず来る。
つまり石丸氏はファンのために動いている訳じゃないということになる。
・石丸氏に賛同した人が金を出しているということなら、名乗り出るべきである。裏でコソコソやるべきじゃない。(都知事選でのメディア広告と200回以上に及ぶ街頭演説は)ドトール創業者が一人で工面できる金額ではない。
・色々言ったけど、裁判で負けても謝罪できないような人を追っかけるのは止めた方が良いと思う。

▼まとめ

7月14日の時点ではそこまで石丸氏を危険視してなかった桜風氏が、いわゆる『石丸信者』からの攻撃を受けて、よく調べたらかえって態度が硬化したのが、なんとも皮肉であり、面白い点でもあります。

特に18日に公開されたポスター費用の内訳に関する動画は、とても詳細で面白いと感じました。印刷に関して濃い実務経験がないと、あれは語れないですね。動画のスクショとして複数枚引用させていただきましたが、実際に話している内容はその何倍も濃いので、ぜひ多くの人に視聴していただきたいです。

14日の長年の塾講師経験から考察した仮説も、17日の作家だからこそできる書籍の分析も、玉石混交の石丸伸二関連動画の中でトップ級の面白さでした。

引用が長くなったのは、共感できることばかりだったからです。私がなんとなく思っていたことを言語化してくださった感じです。

私の過去記事を読んでいただければわかると思いますが、私の政治思想は中道保守です。この点では、中道と言いつつもおそらく敢えてどちらかに割り振るならば左寄りだと思われる桜風氏(*立憲民主党を応援していたと仰っているので、中道左派の意見に賛同されることが多いのだろうと推察します)と、私は異なりますが、石丸伸二現象に対する考えはほとんど一致します。

そういえば、石丸伸二批判の動画や情報をかなり前から積極的に発信している取材不足氏を、政治思想の左右を超えた多くのインフルエンサーや有識者が支持していることも話題になりました。

現状、「取材不足」をご支持いただいているインフルエンサーで把握している方々を敬意を表してリストします(ご迷惑かもしれませんがご容赦ください)。順不同。

<フォローいただいている方>
片山さつき/山本太郎/立花たかし/つんく/原口一博/望月衣塑子/池田信夫/おじま紘平/宮部龍彦/飯山陽/鈴木エイト/古市憲寿/暇空茜/篠原常一郎/その他、政治家、弁護士、ジャーナリスト、メディア関係者等多数

<リポストしていただいた方>
米山隆一/紀藤正樹/箕輪厚介/百田直樹/暇空茜/池田信夫/門田隆将/ほんこん/高須克弥/井川意高/ラサール石井/町山智浩

右も左もぐちゃぐちゃなのは、石丸氏の問題がイデオロギー以前のものだからです。ポスター代金を払わなかったり恫喝をでっち上げるのに右も左も関係があるわけがありません。

午前11:03 · 2024年7月21日

もしかしたら…

石丸伸二って、究極の悪を提示することで、日本の右と左をひとまとめにする目的を持ったマスターマインドだったりして?(笑)

(Watchmen, Alan Moore, 1986)

(了)

最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひ「読んだよ」の一言がわりにでもスキを押していってくださると嬉しいです!