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神経質と言われようが細かいと言われようが自分の強みを現す、それが図面なんだ

こんにちは。

「フリーランスで空間デザインの実施設計に携わっている、デザインスタジオJAM(ジャム)のショータローです。」

上の言葉は僕が自己紹介の一例です。
5年前、独立してフリーランスとして仕事をするようになってから、自己紹介が本当に難しいなと感じるようになりました。

自分の肩書きって、何?

この記事を書いている今も、自問自答が終わりません。
だから今日は最後に、自分自身で肩書きを創作してやろうと思います。
このモヤモヤをさまぁ〜ずのお二人のようにふわっと解決してやります。

第一回の今日は、まずは僕が身を置く業界についてお話ししていこう。
そう、”デザイナー”という名の横文字の職業に憧れて、右も左も分からないまま見切り発車で飛び込んだ、『空間デザイン』の業界を。

●空間デザイン×図面


この記事を読んでくれてる方々は、空間デザインという業界を知っていますか?
分かりやすい似たような言葉だと、インテリアデザインですね。

なんとなーくはイメージできましたか?

インテリアデザインという言葉は、主に住宅の内装設計で使われることが多いです。
あくまでイメージです。

それとは異なり、僕の仕事は主に店舗やオフィス、ホテルや病院など、商空間から公共施設まで携わることもあります。

さらに細かい内容に踏み込むと、僕自身はデザインをしている訳ではなく、デザイナーさんと二人三脚で図面やイメージパースといった資料を揃えていく、『実施設計』に深く携わっています。

はい、ここで迷った人、素直に手を挙げてください。
大丈夫、誰も置いていきませんよ!

図面というのは、皆さんもなんとなく日常で目にしたことがあるのではないでしょうか?
そう、例えば引越しを検討する際の間取り図も一つの図面ですね。

まぁ、間取り図は簡略化し過ぎていて、あれだけを描く仕事とは思って欲しくは無いんですが…。
あ、もちろん、間取り図は誰しもがパッと見てパパッと分かってもらえるように簡略化しているんですけどね。

クライアントもお客さんもデザイナーも製作者も、誰しもが分かる図面、これが図面の究極系。
良い言葉が出てきたので、この作図仕事紹介シリーズを続けることに、今決めました。

ちょっと話がぶっ飛んでしまったので、図面とは何ぞやという話に戻します。

●図面の種類

誰しもが分かる図面と言っても、図面の種類は無限大…ノン、千差万別です。
理想で究極系の図面について先ほどお話ししましたが、理想は理想。
高みに昇りたいけれど、同時進行で現実は見ないとね。

というわけで、図面の分類はざっとこんな感じ。

  • クライアント
    色や柄や人を配置して、とにかく分かりやすく華やかに。
    寸法や文字のサイズも大きすぎず小さすぎず。
    細かい納まりなんか必要なくて、商品や書類を収納するための有効寸法は分かりやすく描く。

  • デザイナー、ディレクター
    クライアントと似ているが、それよりももっと詳しい寸法、仕上げの記載が必要。理由としては、見積を作成したり、不都合な箇所や調整できる箇所を見つけるために。
    また、デザイナーにまた依頼をしてもらうための努力が必要。
    とにかく見栄え良く!

  • 製作者、施工者
    色で分かりやすい配慮も必要だが、細かい詳細図や寸法もとにかく描く。
    お互いの理解齟齬や無駄なイライラを無くすために、描ける箇所、不安な箇所はとにかく描く。
    …とにかく描く!!

それぞれの相手に対する図面のあれこれアドバイスは、今後の回で紹介していく予定です。

●職業の名前の法則

描きながらずっっっと考えてました。

さぁどうしよう。

自分の肩書き。
何にも浮かんでおりません。
僕と同じ職種でウキウキワクワクしてくれていた皆々様、ごめんなさい。

とりあえず響きがカッコいい職種からヒントを得ようかな。

デザイナー、ディレクター、バイヤー、ドロワー…

ん?ドロワー(作図する人)でいいんじゃない?

いやいや、こんな簡単に決まるはずがない。
もっと真剣に調べよう。
他に呼び名がカッコいい職種は…

プランナー、エンジニア、ライター、転売ヤー…

ダメだダメだダメだ。
変な雑念が入った。
ここは一発、Google先生の翻訳に頼るのが近道ですよね。

実施設計 / Final Design

Google翻訳

君に決めた。

今日から僕は、『Final Designer / ファイナルデザイナー』

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