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仕事術 〜気をつけていること編〜

こんにちは。
今日から七号食ダイエットを始めようと思い立ったのに、今週末にどうしてもタコスが食べたくて、早くも妥協点を探そうとしているZAKIさんこと決意ゆるゆる男です。
タコスブラザーズのタコスは美味しい

さて。
記事投稿の間隔がだいぶ空いてしまって、筆がなかなか進まない今日この頃。やっぱり少しでもいいから毎日書かないと、決意って簡単に鈍ってしまうものなんだなぁ…と実感しました。
#2、3日置きに書けばいいやと決意した今年初めの自分に鉄拳入れたい

ということで今日は、まずはじめに以前から色んな人に言われてきたこんなセリフをご紹介。

「どうしてそんなに早く図面描けるんですか?」

これに対する回答を因数分解してみます。
Let's note!!
#恥ずかしかったので次回からは無しで

●まず初めに

作図は誰でも出来るようになります。
やればやるだけスピードも上がるし、知識も勉強すればその分身に付く。
お金だって、資格はあまり関係ないけど、技術職としてそれなりに食っていけるほどに稼げる。

では、なぜみんな図面を描かないのか。

その答えは至ってシンプル。

『図面って、何か嫌だ』

因数分解すると言いながら、めちゃくちゃ漠然としましたね。笑

でもこれって真理でして。

●嫌になる理由を探せ

もう少し探っていくと、インテリアや建築業界って、基本的には大学の建築学科や専門学校の各学科に入り、そこで基礎中の基礎を学んで、デザイン会社や施工会社、アトリエなどに所属します。

先ほど基礎中の基礎と言いましたが、ここで言う『基礎』とは”デザインで食っていく下地”と言う意味ではなく、”社会人一年やれば誰もが出来るようになる操作”と言う意味です。

これはあくまで僕の辿ってきた道のりをベースに話します。
僕の経歴は、専門学校→ディレクション会社→パース製作会社→CADオペレーター→独立!!となるわけですが、ディレクション会社に入社するときのスキルなんて、ほぼゼロに等しかったです。

ディレクション会社では当時の上司が設計も担当していて、入社してすぐは家具図ばかり描いていました。
と言っても、描き方が分からず、かと言って右往左往する訳にもいかず、必死に過去の参考図を引っ張り出しては、知識も無いなりに必死で描きあげていました。

ここでインテリア業界に詳しくない方々には疑問が浮かんでくるでしょう。

「学校に行ったんだから、ある程度は出来るでしょう」

これね、正解でもあり不正解でもあります。
学校でソフトの操作を学べたのは良かったんですが、実際の仕事とその他の授業とでは決定的な差がありました。

授業・・・自分たちでターゲットや立地やコンセプトなど、授業ごとでの縛りはあれど比較的自由に決められる。
仕事・・・あくまでクライアントの意向に沿わなければならない。

つまり、学校でやってきたほとんどのことは会社では即戦力のスキルとはならないことがほとんど、という悲しい現実です。
#引き出しは増えていくので努力が無駄になるわけじゃない

ですが唯一、多くの会社で使用されているソフトを触れたのは大きかったです。大きな会社なら入社してからソフトの研修などもやってくれるかもしれませんが、中小企業では入社してからそんな暇ありません。とにかく早く即戦力、というより現場要員になってほしい。

だから優しく一から教えている暇なんてないんです。

学校で授業に出て課題をこなせば、簡単な作業程度は誰でも出来るようになるのですが、『図面』というパワーワードが一人歩きしているせいか、作図の授業は特に人気がありませんでした。
#PC自体に苦手意識を持っていた同級生も多数

何で人気が無いんでしょうね。誰も過去にやったこと無いのに。
そう、誰も作図を経験してないんですよ。やってもないのに、そんな感想が出てくること自体が不思議なはずで。

おそらくですが、『図面』と聞いて、「数学的な授業になりそう…」と勝手な想像を膨らまし、先生方の中にも「作図はあまり好きじゃないなぁ」という意見を生徒に言っていたからでしょう。

はい、一種のサブリミナル効果ですね。
#多分違う

先生方を責めることは間違いです。だって、デザインの授業をする先生ですよ?そりゃ作図は外注、もしくは部下にやらせてるでしょうよ。
#僕でも先生方の立場なら絶対に誰かにやらせます

最初から苦手意識を持ってしまった生徒は、漏れなくみんな同じ末路を辿っています。

『学生時代にもっとベクターワークス触っておけば良かった…』

●スピード向上のポイント

後悔先に立たず。
反省はしても後悔はしちゃダメですね。だって生産性がないですから。
#常に生産性のある日々を
#あひるの空

というわけで、ここからは今からでも作図のスピードが上がる(?)、僕が実際に作図の際に気をつけていることを言います。

あ、先に言っておくと、何らかのHOW TOを期待していた画面越しのあなた!残念ですが、そんな簡単に出来るような裏技ではないので。

では改めて。
基本的に作図のスピードは、描けば描くほど向上していきます。ベクターワークスの操作感やショートカットキーはもちろん、様々な納まりを覚えたり、パーツを揃えていったり。
これから僕が述べるのはあくまで気構えというか抽象的なことなので、各々で上記のようなやれることはまず全てやってみてください。

皆さんは図面を描く際に、何を考えていますか?

僕の場合、2手3手先をずっと考えながら作業しています。

もう少し因数分解していくと、描かなければいけない全体像を把握して、手と指は惰性で作業させて、頭は次に描く場所や図面のレイアウトを考えている、といった感じです。

ここで大事なのは、必要な図面の全体像を把握すること。

よく陥りがちなのが、描き進めていって、
「あ、これが足りない!」「あれ?どこ修正するんだっけ?」
とすごろくのように最初に戻るを何回もしてしまうこと。

これはどうして起こるのか。

依頼された箇所しか確認しないと、得てしてこの戻り現象が起こります。

平面図でも、什器図や造作図でも同じです。

まず最初に全部をチェックして、危なそうな箇所を把握。また、調整できそうな箇所を把握。
そうすることで、作図中でも危険な箇所を常に考えながら作業出来るので、戻り作業も発生せず、簡単な箇所はリラックスして描けたり、また後回しにしたりと、作図スケジュールも立てることができます。

まとめます。

2手3手先を考えながら作業というのは、全体を把握して上手に作図スケジュールを立てよう!って意味でした。

要は将棋や囲碁やオセロと同じようなことですね。

さあ、みんなも卓上陣地取りゲームに強くなろう!
#雑な締め

では、また!

▽店舗設計者向けの作図解説動画


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