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石川剛志研究所長らが、地震時に断層で一種のセラミックスが作られることを発見

高知コア研究所 石川剛志研究所長は、大阪大学大学院理学研究科の廣野哲朗准教授、宮崎裕司准教授、北海道大学大学院理学研究院の亀田純准教授らとともに、地震時に断層内の焼結現象で一種の天然セラミックスが生じ、これが断層の強度回復や地震エネルギーに大きな影響を与えることを世界で初めて明らかにしました。

1999年に台湾集集地震を引き起こしたこともあるチェルンプ断層の試料をナノメートルスケールで分析した結果、焼結現象が起こっていることを発見しました。地震時の断層では粉砕や溶融が起きると考えられてきましたが、焼結も起きることが新たに確認されました。

これらの新しい知見により、プレート境界断層や活断層が地震時に歪みを解放して、一旦強度を失った後、どのように強度を回復させ、次の地震を引き起こすのかというメカニズムの理解、そして断層の活動性の推定への展開が期待されます。

詳しくは大阪大学の以下サイトをご覧ください。

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