ホームラン

ホームランを打ってみたい。

僕はプレイヤーとしての野球経験はないですが、人生で一回はホームランを打ってみたい。

ホームランとはバッターボックスに立ち相手の豪速球またはテクい変化球を観客席までバットで運び本塁まで一周し点が入ると、言うまでもないのですがかっこよすぎます。


あの瞬間だけすべての視線が僕に集まり、僕がダイヤモンドを一周する時間は誰も文句の言えない時間。
味わってみたいです。さぞ気持ちいいんだろうな。

簡単に言っていますが、とてつもないパワーと技術が必要だとわかってますし相手が下投げで僕に打たせる球を投げてもスタンドまで届くことはないでしょう。ホームランとはそれほどすごいものだと感じます。


また、確信歩きというものがあります。
それは、打った瞬間にホームランだなと思ったら一塁まで走らずにパフォーマンスをします。

スイングしたままのポーズで打球を眺めたり、味方ベンチにポーズを決めたり、ゆっくり歩いて一塁に向かうなど、これがまたとてもかっこいい。
打球がスタンドイン確定なときにしかできない高度なものです。


僕はホームランを打ったことはないですが、確信歩きをしたことはあります。
餃子を作ったときです。


餡を皮に包みます。フライパンに並べます。焼きます。蒸します。待ちます。蓋を開けます。

上手に羽根のついた餃子は絶対美味しいと思いました。

僕はガッツポーズをして、なぜか2、3歩キッチンを歩きました。確信歩きです。絶対に美味しいとわかったので歩きました。

確信歩きをしたということは、僕は実質ホームランを打ったということになります。



未来に確実性が見えたときは2、3歩歩きましょう。ホームランです。

目標は、バレンティンの日本記録である年60本を破ることです。



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