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”ジャニーズとK-POP”という”コンパスと分度器”くらい違うものを比較してみる

ここ最近よく目にするジャニーズとK-POP論争について。ことあるごとに各界隈で荒れる。個人的には文房具という括りは同じでも、コンパスと分度器くらいニーズや使用方法が違うので、優劣なんてもちろんつけられないしどっちもいいと思っている。ただ、それぞれに違いがあるのは確かで、「どこが違ってそれぞれどこがいいのか」を言語化したいなと思い今回のこの記事を書いてみることにした。

ちなみに私は小学生の時に嵐を好きになり、以来16年間ジャニーズ事務所に貢ぎ続けた。そして昨年8月にENHYPENを好きになり、約1年間HYBEのカモになっている。以下各カテゴリで「ジャニーズとK-POPの違い」を列挙していくことになるが、どうしても嵐とENHYPENに事例や見解が寄ってしまうことは最初に断っておきたい。
そして私の推し方としては、お金が切羽つまらない程度に時間に余裕がある時に推すというスタンスなので、全現場に参戦したりとか、月にウン十万とかお金をかける推し方はしていないのでそちらもご承知おきいただきたい。
ゆえに共感できることも、お前何言ってんだよっていうこともあると思いますが、それはこのバックグラウンドかつひとりごとなので「何もかも違う」って意見言われても「あぁ、そうですか」としか言えないし、「知識不足だし生半可な気持ちで記事書くな」と言われても「収益化してないし、noteってそうゆうものなので」としか言えません。ご了承ください。笑

ではジャニオタからK-POPの沼にハマって大きく違うなと感じたもの3つについて述べていきたいと思う。

①イベント

ジャニーズ
接触系のイベントは滅多にない。
嵐もデビュー当時はハイタッチ会などしていたし、デビューまもないグループは握手会ハイタッチ会はやっているイメージだけどある程度の年数を重ねると、コンサート以外彼らに会える機会は番組協力に参加するくらいしか直接姿を拝む機会はない。
それゆえ、いい意味での認知もあまりないイメージなので、”ファンは皆平等”と感じやすい。
K-POPアイドル
接触系イベントめちゃめちゃ多い!!!笑 コロナ流行前は対面でのサイン会やその場でプレゼントを贈ることもできたようで、直接アイドルとお話ができる。コロナ禍で対面イベントが実施できない今はヨントンをしているアイドルも多く、直接彼らと数十秒〜数分お話できたりもする。BTSやBLACK PINKがヨントンをしているっていう話はあまり聞かないが、それ以外のアイドル(SNSのフォロワーベースでBTSやBLACK PINKよりもフォロワー少ないアイドル)はヨントンをカムバごとにやっているのでやはりその点はジャニーズと比べるとかなり距離は近く、認知されている人も多くいる。

個人的にはジャニーズのファンは皆平等で滅多に変な妬みや恨みを買わずに済むので結構好きです。私の推してた嵐は、色々なトラブルを懸念して(?)ファンを思って(?)個別ファンサをしないメンバーもいたので、滅多にファンサもらうこともなく、特に他のファンに嫉妬したことなかったと思います。
一方でK-POPアイドルの接触系イベントが多い世界も結構好きになってきています。笑
今までジャニオタをしてきて、推しと直接話す機会や推しが自分一人のために貴重な時間を割いてくれる世界なんて絶対ないと思っていたので、ヨントン初参加の時は正直自分の顔形なんて一生知らずに生きていてほしいし見られたくないって思いが強かったですが、一回ヨントンに参加してしまうとその後数ヶ月間はあの時自分だけに振りまいてくれた笑顔を思い出してずっと笑顔で過ごせます。ただ、接触系のイベントが多い分アイドルとのトラブルやオタク同士のトラブル、妬みも多いのも事実。
個人的にイベントに関してはこの歳でK-POPにハマってよかったなぁと思っています。笑 多分10代でこの文化にハマっていたら、美容や渡韓にかけられるお金もないし、認知の人への妬みも凄かっただろうし(笑)  認知の人のヨントン動画も普通に微笑んで、推し可愛いな〜って思いながら見れています。笑

②アイドル、事務所のSNSの使い方

ジャニーズ
ファンクラブ入会者がアクセスできて、タレントからの誕生日メッセージやその他映像付きメッセージを動画で配信してくれるサービスと月々300円支払って見れるタレントのメッセージや日記を見れるサイトを運営しているのみ。ここ数年でようやくYouTubeやインスタグラム、ツイッターなどでグループのアカウントを作ってコンテンツの配信やインスタライブなどをやるようになったが、本当に最近でまだまだコンテンツ不足なのが現状。
K-POP
ツイッター、インスタなどの主要なSNSのアカウントを持っており、事務所により運用はまちまちだが、タレントからのセルカが高頻度でアップされる、Vliveを使ったライブ配信も結構頻繁にやる、YouTubeでバラエティ番組のようなロケ番組も配信してくれたりとかなりの様々なSNSを駆使してタレントからのメッセージを誰でも見れるようになっている。また、一部の事務所ではWeverseを使ってコアなファンに対してセルカや動画を配信したり、ファンからのメッセージに返信したりとかなり様々なプラットフォームを駆使してファンとの交流を図っている。

まだまだジャニーズはSNSを使ってファンクラブ会員だけでなく、少し興味あるよっていう潜在的ファンと接触する機会が少ないのかな〜と思います。今まではバラエティーや歌番組でタレントの魅力を知ってもらいファンになってもらうというのが既定ルートでしたが、最近はテレビを見ない若者やSNSでほとんどの情報、流行をキャッチする若者が多くなってきているのでジャニーズはもっとSNSを使って潜在的ファンにアプローチする機会を増やす必要があるなと個人的に思います。
それに対してK-POPは本当にSNSの使い方がうまい。ミュージックビデオは全部YouTubeで見れるし、タレントのセルカはツイッターやインスタグラムで見れるし、曲はデジタル配信されているし。ちょっと興味あるな〜と思った潜在的なファンが簡単に様々なコンテンツアクセスできるし、彼らの魅力を公式の配信動画やファンの人たちが作った動画を何本か見れば大体のことを理解することができるし。公式のコンテンツは多言語翻訳してくれているものも多く、言語の壁関係なく世界中の新規ファンを増やすことができます。

個人的にはジャニーズがSpotifyやAppleMusicなどの配信型プラットフォームに参入していないのが結構痛いなと思っています。Sixtonesのマスカラかっこいい曲だなってCMで見て思って聞こうとしても聞けないし、SnowmanのHello Helloキャッチーでいいなって思って聞こうとしても聞けないし。笑 CDの売り上げも大事だと思いますが、オタクはデジタル配信あってもCDは買うと思うから笑 配信型プラットフォームへの参入はかなり真剣に考えて欲しいです〜。笑

③お仕事内容

ジャニーズ
グループでの活動、イベントの他にも映画に出たり、ドラマに出たり、グループでバラエティーに出たり。イメージとしては年中マルチで活動しているイメージ。
K-POP
カムバ期間、空白期間を繰り返す彼らはカムバ期間には歌番組、バラエティ、ラジオと朝から晩まで働く。空白期間には次のアルバムの準備をメインにたまにバラエティ、ラジオ、ドラマ、舞台に出ているが、年間を通して、グループ活動をメインにしているイメージ。

この違いは結構大きく特徴的かなと思います。そして一番論争になりやすい点。笑
ジャニーズは所属タレントをマルチで活動できるアイドルを売り出していきたいと事務所としても思っているはずで、K-POPは所属タレントを音楽をメインでやるアーティストとしてのアイドルを売り出していきたいと思っているんだと思います。どちらも辞書的な意味 ”憧れの的” ”熱狂的なファンを持つ人” としてのアイドルを育成している点は変わらないのですが、ジャニーズはマルチタレント要素が強く、K-POPはアーティスト要素が強い。

個人的に思うジャニーズの良さはメンバーごとのダンスの癖がある点やいろんなジャンルの曲がある点や色々な推しの姿が見れる点。 コンサートで暗転した時や豆粒くらい遠い席でも、誰がどこにいるか、仕草や踊っている様子で分かる。笑 曲もかっこいい曲もあればキラキラした曲もあったり、歌詞が意味不明な曲もあったり、コンサートで絶対聴きたい盛り上がる曲があったり。ドラマをやればへっぽこ役だったりかっこいい役の推しを見れたり。たまに海外の映画に出演してハリウッド俳優だって言える肩書ができたり。笑 もし、何かあって()グループ活動ができなくなってもずっと食っていけるような才能を事務所の協力を得てできるのはいい点だなと思っています。
一方で、K-POPの良さはやはり揃ったダンスをはじめとしたかっこいいパフォーマンス能力。とにかくダンスの揃い方がすごい。ジャンプのタイミングから手や腰の角度まで細かく調整していて、MVやプラクティス動画は芸術作品を見ているような気分になるので何度でも再生してしまいます。空白期は常にカムバに向けてダンスの練習や歌の練習をしている点も本当にすごいな〜と尊敬します。また、揃ったパフォーマンスをするためにデビュー間もないアーティストたちは共同生活をしている点もK-POPならではかな。四六時中一緒にいるため、Vliveなどで最近のメンバーの様子や一緒に夜中までゲームしたなどのエピソードを教えてくれるのはやはりオタクにとっては嬉しいことで、年頃の男の子、女の子が一緒に生活するの大変だろうに、私生活を通じてまで絆を築いてくれてありがとう;;と思います。

こうやってお仕事内容の違いからパフォーマンスの違いを見てみても、どっちも違ってどっちもいいじゃん!!と思います。コンパスと分度器って例えがあっているかわからないけど、比べられないし、もちろん優劣なんてつけられないなと。そして、比べるのナンセンスじゃん!!って改めて思いました。


ただ最後に。最近ジャニーズ様が打ち出しているさまざまな海外進出戦略に対して、勝手に違和感を感じております。特に個人的に感じていることは全編英語の歌詞にチャレンジしていること。ここでつらつらと挙げさせてもらいましたが、ジャニーズ様にはジャニーズ様のいいところがあるんです。それを世界に広めたいのであれば、まず”どんな人たちなのか”所属タレントの人間性を知ってもらうことが大事だと思うんです。だってジャニーズの最大の魅力はタレントの個性なんだから。ぜひジャニーズ所属タレントの魅力を、そして洋楽っぽい曲よりも、J-POPの良さを世界に知ってもらえるようにSNSをうまく使って欲しいです。
また、ジャニオタさんの中には世界に進出しないでもっと国内に目を向けて欲しいって方の意見もあり、それも頷けますのでその点を加味しても、国内のファンの方を見ながら海外進出戦略を進めるには、SNSをうまく使う事がやはり最善策だなと思います。

個人的には今はK-POPにハマっていますが、長い間ジャニオタをやっていたのでジャニーズ事務所に所属するタレントの良さはぜひ多くの人に知ってもらいたいと今でも強く思っています。(何様w)
ファイティン、ジャニーズ!!(だから何様w)


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