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触診を学ぶ理由

多くの新人療法士が不安を抱えている
触診・・・

1〜3年目に療法士へのセミナー参加後のアンケートでは、
次に欲しいセミナーとして
”触診”が多くみられます。

療法士はなぜ触診を学ぶべきなのか?
今回は”触診を学ぶ理由”について整理していきましょう

1  触診が出来ないとどうなるのか?

患者さんや利用者さんに
『ここが痛むけど、これは何?』
または先輩や同僚から
『この人の問題点はどこなの?』
と聞かれて答えられないで不安になっていませんか?

療法士が触診ができないことで、部位の特定ができず
・患者さんや利用者さんにご説明ができない
・カルテの記載が曖昧になり、突っ込まれる・・・
という不安になってしまいます。

この不安があると、臨床では、
『この人大丈夫_?』となってしまい、
ラポール形成がうまくいきません。

つまりラポール形成の1要素として触診が必要なのです。


2 何故触診を学ぶべきなのか?

では、触診ができるとどうなるのでしょうか?
上記の様な悩みが
・〇〇さんは肩のこの部位に痛みが生じてしまっていますね
・〇〇さんは■■筋に痛みができているのでそこにアプローチしています。と自信を持って答えることができます。
これにより『この人は落ち着いているし、大丈夫』とラポールが形成されていきます。

さらに、触診ができることで、
何度も正確に部位に触れることができます。
これにより、
評価やアプローチの再現性が高められ、
臨床においての仮説→検証の正確性が向上していきます。

3 何から学べばいいのか?

触診を学ぶとなると、
まずは触りましょう!となりがちです。
しかし、触診が苦手な人に共通することが
解剖学のイメージが曖昧になっているという事実です。

触診に苦手意識を持っている多くの人は
『筋の触診が苦手です』と答えます。

そのため筋の触診を練習しようとしますが、それは遠回りになります・・・

筋の触診を練習するためには
その筋が
・どこからどこまで走行(起始・停止)しているのか?
・その筋はどの深さにあるのか?
のイメージが必要です。

そのため、触診を勉強するために、
まずは解剖学のイメージをしっかりと確立させましょう。

4 まとめ

触診を学ぶ理由として
・ラポール形成
・評価やアプローチの再現性向上
が挙げられます。
そのためには
解剖学をまず学び、イメージを確立させていきましょう。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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