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DRAG QUEEN No Light, No Queen

みなさんご機嫌よう。もーやんです。

今日はいつものホテルレビューではなく、先日鑑賞して素晴らしかった展示会をご紹介。

その名も、『DRAG QUEEN No Light, No Queen photo by nagi yoshida』。

ヨシダナギさんは、世界中の先住民族の写真集で有名な方。郷にいては郷に従え精神で、現地の方と同じ裸で写真を撮ることもいとわない美女。cakesで存在を知り、気になりすぎてしょうがないので行ってきました。

○DRAG QUEEN(ドラァグクイーン)って?

ドラァグクイーンの定義は難しいのだけど、ざっくり説明しますと…

DRAGは、dressed as a girl「女装」の略語。職業としてはエンターテイナーだったりアーティストとして活躍するドラァグクイーンの他に、コスプレのように週末の趣味として楽しむ方も、いろいろ。

○好きな作品

全員が個人の美を追求していたのだけれど、中でも私が好きなのは、完全に「女」としての魅力を感じる方々。たぶん、私好みなのね( *´艸`)

・トップの彼女

一番好きなのはトップ画像にした彼女の美脚。ヒールの先まで映したかったのだけど、それだとお顔が見切れてしまうのでギリギリを攻めました。

もうね、美しい。惚れ惚れする。太ももに沿った赤いドレスの光沢と、脚線美を強調するストッキングの艶。デコルテからつま先までのなだらかなポージング。優雅にリラックスして見えるけど、この姿勢を維持するキツさは真似してみると分かるの。

もっとも素に近いデコルテがこんなに色っぽいのは、彼女自身から女がにじみ出てる証よね。

お化粧するお顔じゃなくて、身体に見惚れるってすごくない?アンバーとかイランイラン系の良い香りがしそう。彼女の女性としての美しさにメロメロ。はぁ…じっと見ていられる程、好き。

・peacock

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顔が好き。ピンクの孔雀の羽がまさにカーニバルの美女。頬と鼻のツヤが好き。

・Chinatown

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私のドラァグクイーン観を覆された作品。旅行雑誌とか、女性誌のモデルさんっぽくて、普通に可愛い。ナチュラルにお洒落。

・パッド

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お尻の丸み、太もものセクシーな肉感を出すためのアイテム。毛がひょろひょろくっ付いていて、とっても生々しさを感じたの。笑

これは…お尻毛?太もも毛?何毛??

抜けて痛かったのかしら?ウレタンに引っかかっちゃうのね。痒くならないのかしら。美への向上心が、アイデアと忍耐をもたらすのか…と感動。

○感じたこと

・インタビュー

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会場ではインタビュー動画もいくつか流れていて、特に見入ったのは彼女。「女性になりたい?」という質問に、「絶対ヤダ」と即答してて印象的でした。女性になりたい男性じゃなくて、好きだからしてる。自分の理想の美を追求する。ドラァグクイーンは深刻なテーマじゃなくて、ファッションのように、自己表現として楽しめる時代になってきていると感じました。

・ドラァグクイーンは定義ムリ

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女性のドラァグクイーンもいるんだ、と知った私は混乱。さらなるカオスに陥れたのは美容師のこの方。もはや性別不明で、ひたすらオシャレ。

それでいいの。この人は何系、この人は何系…と分けるのは無駄だし、今日と明日の気分で変わるもの。もし定義できるとすれば、みんながそれぞれの美しさを追求して楽しんでいる人々。派手さを楽しむ人々。

ヨシダナギさんもcakesで書いていたけど、カテゴリに当てはまらなくて勝手に混乱するのは外の人々で、「ドラァグクイーン=(   )」は人によって違う自由なものと気付きました。

・見どころは、『美』の追求

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「へぇ~っ」と驚嘆したのは、彼女の手。手袋してるのにネイルが輝いてる…と目を凝らすと、肌色の手袋の上にネイルチップをくっ付けているのね!

肌を美しく魅せるために、あえて肌色の手袋をつけて、さらにキラキラのビジューやネイルで着飾っているんだと気付いて脱帽。

ジェルネイルはしてるけど、ついついささくれを見過ごす自分を反省…。ヘアメイクに5時間かけるクイーンもいると知り、姿勢からシャンとなります。

これを受けて、「女性はもっとピンヒールを履き、メイクに5時間かけるべき」とか「スッピンは悪」とは誰も思ってなくて。美への姿勢はそれぞれだから、こうあるべきってのはなくて。すね毛わき毛ボーボーの『自然美』もあるし。

私が大切だと思うのは、クイーン達が『自身の心の声』に素直になったこと。私も、彼女たちの「もっと美しくなりたい」という感覚や「私はこうよ!」「こんなかも!」「これもいいわね!」みたいな感じに共感。

シンプルな服も好きだし、派手な服も着たい。そんな自分をどう上手にプロデュースできるか、楽しみたいな。ワクワク!

○DRAG QUEEN 2020 展示予定

関東での開催は18日まで。沢山の作品以外に展示、動画、小噺もりだくさん。800円の入場料がお得に感じる情報量です。

① 8/13(木) – 8/30(日) 西武渋谷店(終了)
② 10/8(木) – 10/18(日) そごう横浜店
③ 10/31(土) – 11/15(日) 松坂屋名古屋


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