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幻のカフェ

みなさんご機嫌よう。もーやんです。

本日は、今は無い想い出のカフェのお話を。

大学生のとき、よく通っていたカフェがあります。至るところピンだらけのヒジャブを、お洒落に、華麗にまとった女主人の経営するお店。

コーヒー豆をアフリカまで買い付け、アフリカやインド、中東でチャイを学んだ彼女。アラビアンな音楽が、コンクリートの壁に反響する不思議なカフェでした。

デーツを初めて食べたのもこのお店。チャイに種類があるのも、スパイスで味が変わるのも、彼女から初めて教わりました。

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店内はいつも1本の赤い薔薇が活けてあり、ハンドソープも上品なローズの香り。

カフェに灯りが点くのは夕方から。自然光のみの店内は、昼間でもぼやぁっと影があり、白い壁に佇む薔薇の、凛とした姿が印象的でした。

自身のヘナアートで指や腕を染めた彼女は、日本人ながらも浮世離れした空気感。

気難しそうな時もあれば、モンチッチが大好き!という可愛い表情も忘れられないの。

不定期のイベントや、ヘナアートも功を奏しお客さんも増えた数年後。ある日突然、看板を下ろしていました。

人伝に聞いても、「あそこ、突然しめちゃっちゃったんだって」という言葉のみ。

試しにメールを送ってみても、返ってこず。

いっぱいお話して、イベントで売り子をしたり仲良くなれた気がしていただけに、わたくし淋しさにロンリネスでした。。。(*´ー`*)笑

今やもう、跡地には違うお店が。

何かあったのかな?と心配なだけに。どうか、彼女が元気に、楽しく過ごしていればおっけいです。

できれば、わたくしにチャイの美味しさを刻み付けた彼女に、またお会いしたいわ。想い出のマフラージオリジナルチャイと、デーツをお茶請けにして、語らいたいです。。。

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