“やりたいことをやるため” に正社員になった
「フリーランスと正社員の働き方の違い」について考えた時に、ふと『詩人が正社員になった理由のすべて』という記事に目が止まりました。
(詩人なのに、就職エージェント!?)
その内容に驚きつつも、「やりたいことをやるために就職をした」という部分に大変共感したのです。やりたいことをやるために働く、その先にあったのが、私にとっても「正社員」でした。
あなたは、「正社員」というとどんな印象を抱くでしょうか。
満員列車で通勤?
残業?
自由に働けなそう?
「安定している」というイメージの裏側で、「時間の拘束」というネガティブなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
私も、フリーランスと正社員を比較したときに真っ先にそう思ったのです。しかし、よく考えてみれば、私は “やりたいことをやるため” に正社員で就活をしました。少し矛盾していますよね。
そこで、自分の就活を再度振り返ってみることにしました。
私の「裏」就活軸
まず、私が就職をしていた時に決めた軸は下記の通りです。
しかし、これの他にもう一つ大切にしていたことがありました。
それが・・・
実は、私は芸術学部を卒業しており、「自分の作品を商業化できたら素敵!」と小さな夢を持っていました。
しかし、現実は甘くなく・・・。
芸術家は “食べていけない” 。自分の制作を作品のみで賄える方は、ほんの一握りです。そして、私ではそれが難しいと思いました。
そこで、趣味の範囲で創作活動を続けることにしたのです。趣味として制作し続けながら、社会人として成長する機会もしっかりキャッチして、自立した人間になる。そして、自分の理想の未来を、胸を張って歩きたいと思いました。
「理想」を叶えるためにも、大前提として「働くこと」は必要で、だからこそ慎重に就職先を選びました。
正社員とフリーターを比較してみる
そこで、まずは雇用形態を比較してみたのです。非正規雇用で働くことと、正規雇用で働くこと、双方の違いについて分析しました。
正規雇用の方も非正規雇用の方もそれぞれデメリット・メリットがあります。
こう書き出してみると顕著なのですが、私の場合は極端にストレスに弱い節があり、フリーランスや非正規雇用の仕事を獲得するために他者と競争しなくてはいけない働き方はそもそも向いていないと感じました。
そして、「成長」を一つの大きな就活軸に定めていたため、参加できる研修やチャレンジする機会が多い「正社員」という働き方が向いているのではないかと思い至ったのです。
仕事をもらえないという焦り
そして、私が「正社員」で働くことを決心した大きなきっかけが、実際にフリーランスとして活躍しておられた方にお話を伺ったことでした。
その際に「フリーランスになって一番大変だったことは何ですか?」と質問させていただいたのです。その方は、クライアントの望むものを作る大変さについて語られるものだと思っていましたが、違いました。
その方は、「仕事を獲得し続けること」とおっしゃったのです。
正社員でも、フリーターでも、キャリアを築くという過程はどちらも同じくらい大変でした。しかし、自分の得意不得意を見極めて、柔軟に働くことがどなたでも可能です。
「正社員だから」、「フリーターだから」ではなく、まずは “やりたいこと” を続けるために、自分の働く形を見極めることが大切なのかもしれません。
私にとっては「正社員」が自由な働き方だった
私にとって、夢を諦めない働き方は「正社員」でした。
もちろん、人によってはフリーランスであったり、そもそも「働く」が選択肢にない場合もあると思います。
あなたにとっての「最も良い選択」は何でしょうか。
執筆者:ジェイック就職カレッジ F
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