短歌の蛇口 第3回
【今回取り上げた歌】
○ 中卒の母が一〇〇人産めば7人が当たり さびしい ごめん たのしい/斉藤斎藤「群れをあきらめないで(3)」『短歌研究』2021年7月号
○ 花冷えのミネストローネ いきること、ゆたかに生きること、どうですか/笹川諒「開放弦」『水の聖歌隊』
○ それは私が夜中に見てゐたドラマだと娘が言いぬ夢を語れば/花山多佳子「冷めたるココア」『鳥影』
○ きみはマリオわたしはルイージ走らせて花を食わせて火を投げさせて/柴田葵「ぺらぺらなおでん」『母の愛、僕のラブ』
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