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Let's note のUSB-PD充電

会社のPCとしてLet's noteのCF-SZ6を使っているが、なんせ旧式のためUSB-C端子がない。

出張のときには重いACアダプタを持って歩く必要があったが、ついにUSB-PD充電器を使った充電ができたので紹介します。ただし公式に認められた方法ではないので使用するのは自己責任でお願いします。

まずCF-SZ6の充電がUSB充電器で難しい理由はその規格が16V 4.06Aというややこしい規格だからである。

過去にDCプラグの形が合うだけのケーブルを使って無理やり充電してみたことがある。
最初問題なく充電できたので「よかったよかった」と思っていたが、しばらくして見ると電源が入らなくなっていた。

なんど電源を入れようとしても入らず、バッテリーがイカれたかと思ったが、純正のACアダプタを刺すと0%から充電が始まった。どうやら一瞬で放電してしまったようである。

これはPCやケーブルには「16Vちょうだい!」と指令を出す機能がないために、USB-PD充電器から20Vの電圧で過電圧がかかったことが原因のようだ。

そこでおすすめなのが、決まった電圧を供給するように充電器に指示を出す機能を持った「トリガーケーブル」というケーブルを使用することである。

これは15Vのトリガーケーブルであり、プラグもCF-SZ6に合うものである(正確には1mmくらい余る)。

Let's noteによってはより長いプラグ長が必要なものがあり、12mmサイズのものもあるので、お手持ちの純正ケーブルを確認いただいて同じくらいの長さのものをお買い求めいただければと思う。

ではなぜ15Vなのか、それはUSB-PDに16Vの規格が存在しないからだ。そのためLet's noteの規格よりも1V小さいが、これはほとんど問題にならない。

あとはこのケーブルを15V 3Aの出力可能なUSB-PD充電器に接続すればオッケーである。
私のおすすめは以下の国産USB-PD充電器だ。

巷では充電器といえばAnker買っておけば安定という流れもあるが、Ankerより安いし、軽いし、保証もバッチリ。この価格でPPSにも対応しているのでGalaxyシリーズの超急速充電も可能だ。

この方法で充電した場合に唯一の問題、それはUSB-PDの規格に15Vは3Aまでの規格しかないところである。
すなわちケーブル自体は5Aまで対応していてもUSB-PD側が3Aまでしか供給できないため、結局充電は3Aまでとなり、純正である16V 4.06Aの65W充電に対し、今回の方法は15V 3Aの45W充電となる。

そのため充電速度の低下は不可避であり、最悪充電できない、ということもあり得るのが弱点である。

とはいえ上記の組合せでCF-SZ6の充電は問題なくできており、重いACアダプタを持ち歩かなくて良くなるのは大きなメリットだ

【追記】
しばらくは何も問題なく使っていたが、
PPS対応の充電器でPCを使いながら充電すると充電が不安定になることが発覚した。

そのためPPS非対応の充電器を使用するか、PPS充電器を使用するときはPCの電源OFF時に充電するのが無難のようだ。

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