駐輪場のおじちゃんが熱中症にならないワケ。

ご無沙汰しています。

いよいよ夏本番、ということで
今回は熱中症に纏わるお話を。
どうぞしばしお付き合いくださいませ。


私は都内在住の大学生ではありますが
最寄り駅まで片道３㎞ほど。
東京のはずれで暮らしています。

私は、
雨の日も嵐の日も
カッパを纏って自転車に乗ります。

なぜなら、

自転車が大好きだから。

ではなく、

駐輪場が大好きだから。

でもなく、

・バス停まで10分かかるから。

・夜のバスが１時間に3本だから。

・終バス時刻が22時半だから。

ちなみに
私がスカートを履かない理由も

そう、自転車です。

このようなわけで
私は高校生の頃から、ほぼ毎日
駐輪場にお世話になっています。

親戚のおじさんが沢山いるような、
温かい駐輪場です。

部活で落ち込んでいる時も
苦しかった浪人時代も
受験に受かって喜んだ時も
大学生になって朝帰りをした時も

声をかけてくれます。
ええ。
いつだって声をかけてくれます。

そんなおじちゃんのうち1人が
この頃よく、プレゼントをくれるのです。

その名も
「リキセ エナジードリンク」

よほど元気がないと
思われているのでしょうか。

まさか
話す口実が欲しいのでしょうか。

ところが、昨日
“また来たな、エナジードリンク”
と構えていると

おじちゃんが持ってきたのは
熱中症タブレット。
塩分補給の、タブレット。

どうしたのかと
話を聞いてみたところ

俺にはこんなの必要ないんだ
なぜなら、俺の塩分は……
焼酎のツマミだからだあ！ワッハッハ！

朝っぱらからゲラゲラ笑う70歳。

焼酎のおつまみに
塩っ辛いものを沢山食べることが
定年してからの生き甲斐だそうです。

駐輪場での勤務後は
焼酎とおつまみが
待っているのだそうです。

いつも楽しそうなおじちゃんですが
駐輪場の時間よりも楽しいことが
まだ、あったのですね。

私もこんな風に
楽しい老後を迎えたいものです。

熱中症タブレット、

低血圧で暑さに弱い私には
とてもありがたいプレゼントでした。

塩分はくれぐれもほどほどに、
元気に長生きしてください。

【最後まで読んでいただきありがとうございます】