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どうしてパパは子育てが苦手なのか

 先日、子どもが生まれて1ヶ月の間に体感したことをnoteにしましたが、これを書きながらふと「パパ(男性)は子育てが苦手な存在かも」と考えました。子育ては、ママ(女性)の方が労力の多くなってしまう現状があり、パパの協力が足りないことが良く指摘されているように感じます。なぜ、パパは子育てに協力的でないのか、それはそもそも子育てが苦手だからではないかと思い、自分の体験を踏まえて今回noteにしました。
 なお、子育てが苦手だからといって、パパが子育てに協力しなくてよい理由にはならないことを先に書いておきます。

○目次
・「母乳が出ない」という不利
・「同時に複数のことを行う」ことが苦手
・「一人の時間が必要」だけどそうはいかない

○「母乳が出ない」という不利
 赤ちゃんを育てていると、母乳の偉大さを実感することが多々あります。赤ちゃんは、胃袋が小さいことから1日3食ではなく、複数回の食事が必要になります。市販の赤ちゃんミルクをあげる場合、一度あげた後は3時間程度消化のために時間をおかなければなりません。しかし、赤ちゃんは満腹という感覚がまだ良くつかめていないため、例えミルクを充分に飲んでいても3時間待たずにお腹が空いたと泣き出してしまいます。パパはミルクしかあげることができませんから、こうなった場合は必至にあやすしか手段が無くなってしまいます。しかし、赤ちゃんはお腹が空いていると感じて泣いているので、なかなか泣き止んでくれません。
 一方、ママは母乳という必殺武器を持っています。母乳は、いつでも何度でもあげてよいというスーパーミルクですので、一度あげてから3時間をまたずに再度赤ちゃんに飲ませることができます。また、母乳を飲む際は赤ちゃんが必然的にママの肌のぬくもりを直接感じることができ、普通のあやしよりも赤ちゃんが安心しやすいと考えられます。

○「同時に複数のことを行う」ことが苦手
 多くの男性は、一度に一個のことに集中することが得意な傾向にあります。逆に、同時に複数のことを行うことが苦手な傾向にあるのですが、子育ては「同時に複数」がスタンダードな作業になります。具体的には、「子どもを見守る」が常に各種の作業(家事や息抜き)を行う際、一緒に行う必要があります。
 子どもをあやす作業にあわせて、テレビを点けていた場合、ママは子どもの様子を確認しつつテレビを視聴することができます。一方、パパはテレビを視聴するとテレビだけしか見えなくなり、子どもの様子を見ると子どもしか見えなくなります。
 多くのママさんの意見として、「パパは子どもがあやして欲しいと主張しているのに、テレビやゲームをずっとしている」というものがありますが、これはパパがテレビやゲームしか見えなくなっているために起きる現象であり、子どもを愛していないという「気持ち」の問題ではなく、男性の「特性」による問題だと思います。

○「一人の時間が必要」だけどそうはいかない
 多くの男性は、ストレスを発散する主な方法として「一人で何かをする」ということを好む傾向にあります。
 子育ては、常に子どもが中心にならざるを得ないものです。子どもは時間通りに動くわけがありませんし、赤ちゃんの段階では一人で過ごすことができないので、常に傍にいる必要があります。そうすると、パパは子どもが生まれる前と比較して一人で何かをするための時間が明らかに減ってしまいます。ママですら、ときどき子どもから離れて一人で過ごす気分転換が必要なのに、元々のストレス発散の主要な方法として一人で何かをする方法をとってきたパパにとって、これはかなり応えるものになります。

 以上が、私が考えた「パパが子育てを苦手とする理由」です。こうした苦手な理由があることを踏まえて、今後自分自身もどのように子育てをしていくと良いのかを考えたいと思います。 

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