1:4:4:1で考える現代人④ 「政治や行政」に対する見方

 これまで三つのnoteにおいて、現代社会の人々が「1:4:4:1」の人数比でグループ分け出来ること、それぞれのグループごとに「努力」と「お金」に対する見方が異なるという考えをまとめました。

 今回は、「政治や行政」に対するそれぞれのグループの見方について、自分が考えたことをまとめてみました。

目次
・最高の1割グループ「政治や行政は無くても良い、又は使いこなすもの」
・幸福の4割グループ「政治や行政は利用するもの」
・不安の4割グループ「政治や行政は信じられないもの」
・絶望の1割グループ「政治や行政は無関係なもの」

◯最高の1割グループ
 自分の人生に対する評価が最高である「最高の1割グループ」では、政治や行政を「無くても良い、又は使いこなすもの」と考えます。
 頼れる人の繋がりがある、経済的に成功している、又はその両方がある最高の1割グループにとって、政治や行政の支援は基本的に必要ではありません。そのため、特に無くても困らず、たとえ自分が困難な状況になってもまずは自分自身でなんとかしようとします。
 一方で、自分が求める目標を達成するために、政治や行政に働きかけたり関連するNPOやボランティア活動をして、目一杯使いこなす人もいます。

◯幸福の4割グループ
 自分の人生をまあ充実していると評価する「幸福の4割グループ」では、政治や行政を「利用するもの」と考えます。
 最高グループと比較すると、自分自身だけで物事を行うには気持ちや能力、経済の面で足りないため、政治や行政を無くても良いとまでは思いません。
 自分の納めている税金や社会保険料を意識して、持ち前の社会性を発揮して関係者や詳しい人の話を聞いて、自分が受けられる支援を出来るだけ受けようと行動する人が多いです。
 また、生活や仕事以外の時間を政治や行政、又はそれらに関連する活動に費やす人もいます。

◯不安の4割グループ
 自分の人生に対して、充実よりも困難を感じる「不安の4割グループ」では、政治や行政を「信じられないもの」と考えます。
 自分が困難な状況にあり、将来に対して不安な気持ちを抱いているのに、政治や行政は具体的な対策を遅々として施さず、充分な活動をしていないと考えます。
 義務とはいえ強制的に納税しているのに、自分が意識する場面で政治や行政からの支援が受けられないことから、政治や行政を信じられないものだと感じています。
 
◯絶望の1割グループ
 自分の人生に恨みすら覚えるほど困難を感じている「絶望の1割グループ」では、政治や行政を「無関係なもの」と考えます。
 そもそも、他人との繋がりも希薄なため政治や行政を含めた社会全体と、自分自身が生活している環境が結びつきにくく、遠い世界のことだと感じています。
 たとえ支援があったとしても、存在自体を知らないか仕組みを理解することが困難で、支援を受けることが出来ず、無関係なものになっている人もいます。
 

 皆さんは、「政治や行政」をどのように考えますか。

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