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育児休業を取って、「父親」という芯が出来ました

 noteの応募企画で、「育業(育児休業)をしてよかったこと」をテーマにした募集がありました。育児休業が終わって仕事に復帰し、ちょうど1年になる今、良い機会なので改めて育児休業を取って良かったことを考えてみました。


子どもと過ごす時間はやっぱり長い方がいい

 育業をしてよかったこととして、子どもと過ごす時間が長く取れたことは外せません。
 出産で満身創痍になっている上で子どもを育てる妻と、一緒にやらないとそもそも育児は無理です。育業をして育児にしっかり取り組むことで、妻に回復してもらいつつ子どもを育てることができました。また、自分が生きてきた意味をしっかり実感できたことも大きいです。日々成長して笑っている子どもを見ていると、この子が生まれて成長するために自分も生まれて生きてきた、と自分の生の意味を実感することができました。他にも、まだまだ未熟ではありますが、子どものために大人として我慢することもできるようになりました。これまで、自分中心で生きていましたが、子どものために自分の欲求を我慢する、怒りを感じても振り回されない、と大人として自分自身を律することができるようになりました。

「父親」という芯が出来た

 仕事をしてお金を稼ぐことが「父親」、という考えはもう合わない時代です。仕事をするなら母親もしていて、両親共働きの家庭が多いのではないでしょうか。仕事以外で「父親」という芯をつくるのに、育業を取ったことがとても有意義でした。我が家の場合は、どちらかといえば子どもが妻の方を好いているので、育業をしている間に試行錯誤して自分は妻を支えること、子どもに色々教えることが、私の「父親」としての役割になりました。子育てにおける明確な役割が分かったことで、「父親」の芯をつくることができました。芯があるからこそ、育業から復帰した後に仕事でも自然と子どもを優先できる思考になりました。もちろん、現実として難しい時は当然ありますが、仕事を優先した時に「仕事をすることが父親の役割だから仕方ない」で終わらずに、別の機会で子どもとの時間をつくって返そうという気持ちが持てています。

育業は、家族に貢献する立派な仕事だ

 育業は、仕事からの見方だと確かに「休業」ではあります。しかし、子育てからの見方だと「育児業務専任」と言えます。家庭における子育てを仕事というと違和感があるかも知れませんが、育業中の手当金を育児業務に対する給与、と考えると案外マッチしているのではないでしょうか。
 仕事は社会に貢献する活動ですが、育児は一番身近な社会である家族に貢献する、立派な活動です。だからこそ、責任を持ってやるべきだし、その成果は何物にも替えがたい幸せです。責任を持って家族に貢献し、成果は幸せであり、手当金という給与もあると考えれば、やはり育業は立派な仕事だと言えます。

 子どもとのかけがえのない幸せと、父親という芯を手にすることができる育業を、皆さんもぜひやってみてください。

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