見出し画像

子どもはどうして乗り物が好きなのか

 子どもが最近、乗り物に興味を持って色々な楽しみ方をしています。特に乗り物を好きになるよう仕向けていたわけではないのですが、自然と興味を持ったようなので、今回はどうして乗り物が好きなのか、理由を考えてみました。

目次
・どんな風に楽しむのか
・子どもにとって楽しいこと
・乗り物は楽しい

○どんな風に楽しむのか
 まず、子どもがどんな風に乗り物を楽しんでいるのかを観察しました。今、子どもが楽しんでいる乗り物は自宅の車と、近くを通る電車です。
 自宅の車は、家族で乗ると運転席に座りたいとよくねだります。運転席に座らせてあげると、ハンドルを何度もグルグル回転させたり、ハンドル周りにあるライトやワイパーのスイッチスティックをカチカチ動かしたり、天井のランプスイッチをつけたり消したりして、楽しんでいます。
 近くを通る電車は、走っている姿をみることが楽しいようで、特に踏切近くから見える電車を真剣な顔で見て、通り過ぎるとバイバイと手を振ります。踏切そのものも気に入っているようで、電車が通った後も踏切を指差し、またカンカンと鳴るまで待ちたいと主張をします。

○子どもにとって楽しいこと
 子どもが乗り物を楽しむ姿を観察していると、子どもにとって楽しいことは何なのかも分かってきました。
 まず、自分が操作できるものがあることだと思います。子どもは、大人のように説明書を読んで理解するのではなく、実際に身体を動かして体験することで理解します。体験して覚える上で、自分の行動がすぐに結果に結び付くものの方が興味を持てて楽しいのだと思います。その点、自動車はたくさんのすぐに結果が出る(反応する)ものでいっぱいです。ハンドルは、自分の動きにあわせてグルグル周り、照明はスイッチを押すだけでついたり消えたりします。
 次に、見た目や音が大きいことが重要だと思います。これは単純に、色々なことを知りたいという欲求でいっぱいの子どもが、興味を引きやすいからだと考えています。電車は、町中で見る動くものの中でもかなり大きな姿をしています。そして線路を走るキシミ音や風を切る音、踏切の注意音など大きな音もたくさん出しています。
 まとめると、子どもは自分が簡単に操作できて結果がすぐに分かるもの、大きくて動きの早いもの、独特の繰り返し大きな音の鳴るものが好きなようです。

○乗り物は楽しい
 ここまで、子どもが乗り物を好きな理由を考えてきましたが、大人でも乗り物が楽しいと思う人が多いのではないかと思いました。大人は乗り物の外観や、乗った際の居心地の良さ、乗り物で目的地に向かう道中の景色など、子どもよりも楽しいと感じるポイントが多くなるからです。
 私自身、乗り物は楽しいと感じることが多いですが、それは子どもが乗り物を楽しむ姿を見るようになってから、改めて感じるようになったと思います。やはり、何か物事を楽しんでいる人と一緒にいると、こちらまで楽しくなるものなのでしょう。

 皆さんはどう思いますか。

ここまで読んでくださりありがとうございます。この記事が心に響いたり、楽しんでいただけましたら、100円のご支援をいただけますと励みになります!