見出し画像

「今」を生きる子どもはすごい

 私の子どもが最近9か月を超えて、自分の意思や身体操作がグンと成長して、毎日ハイハイして動き回っています。なんでも口に入れて確認をしようとしたり、何度も周ったはずの家の各部屋を毎日飽きずに周り続けたり、その一方で私たち親を探してきてくれたりと、本当に動き回っています。

 今の子どもは、時間の感覚が私たち大人とは明らかに異なっていると感じます。具体的には「過去」と「未来」を認識していないため、「今」のみを基準に動いていると感じます。食事を例にあげると、大人は「この間は食べ過ぎて喉を詰まらせたから、今回は気を付けよう」「お腹が空いたけど、あと一時間でご飯になるなら我慢しよう」と考えて行動することができます。しかし、子どもは「今」しか認識していないので、昨日の食事で喉を詰まらせたから今日は気を付ける、なんてことはせず「今腹ペコなんだから一気に食べたい!」と口に頬張ります。あと一時間でご飯が来るから我慢、もせず「今食べたいのに、ご飯が来ないなんておかしい!」と主張します。

 大人から見ると、「今」しかない子どもは不便そうに見えてしまいます。過去の失敗を教訓にできず、未来に向けて落ち着いた準備もできません。しかし、大人はその分「今」を生きることが子どもよりもヘタになっていると思います。過去の失敗から今の行動に不安を覚える、未来への準備で今の行動に集中できない、ということがたくさんあります。それに対して、子どもは「今」に全力を注ぐことができます。自分の力を今この瞬間に思いっきり使うことができるのは、とても大きな成長につながる修行のようなものなのかもしれません。育児をしていて、「今」を生きる達人である子どもはすごい者だと実感しています。

 皆さんはどう思いますか。

ここまで読んでくださりありがとうございます。この記事が心に響いたり、楽しんでいただけましたら、100円のご支援をいただけますと励みになります!