【図解】直近10年で伸びた市場に学ぶ、ビジネスアイデア⑰-4〜ワークマン〜

こんにちは!
JAFCOインターンの加藤です。

今日はワークマンの今後の展望についてまとめていきたいと思います。

1.国内アパレル市場の今後

国内のアパレル市場は少子化に伴う人口減少により、年々縮小しています。バブル期には15兆円だった国内のアパレル市場規模は現在約9.2兆円となっており、2030年には8兆円ほどになると言われてます。また、近年の消費者はデザイン性よりも機能性を重視するようになり、客単価も下がっている傾向にあります。この傾向が続く限り、国内アパレル市場はますます縮小に向かうと考えられます。
一方で、ワークマンは機能性の高い製品を販売しているので、需要が著しく小さくなるとは考えられず、他のアパレル企業が苦戦する中で生き残っていくのではないかと考えられます。

2.ワークマンの今後

Amazonをはじめとする大手ネット企業の参入により、小売業で打撃を受けている企業は少なくありません。しかしワークマンはEC販売は導入しているものの、Amazonのように家に直接郵送するわけではなく、「店舗在庫」による「店頭受け取り」を軸としたECサービスを展開しています。理由としては、在庫の最適化配送費の削減が挙げられます。消費者にとっては、わざわざ店舗まで行かなくてはならないので多少不便さはありますが、消費者により安く提供できるという利点もあります。「しない経営」というポリシーがここにも表れていると感じます。これが吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、このような一貫したポジショニングはさらなる飛躍の可能性を感じます。

3.まとめ


-ワークマンはフランチャイズ展開をしており、ここ10年で売上を約2倍の1000億円に伸ばした。
-ワークマンは既存製品をアパレル市場向けに販売することで、機能性×低価格という独自のポジショニングに成功し、客層の拡大につなげた。
-現場を重視する「データ経営」と、余計なことはしない「しない経営」を軸に、より収益性の高い経営を可能にした。
-縮小する国内アパレル市場において、今後も生き残っていくと考えられる。

今回ワークマンを調べてみて、フランチャイズ展開であることや「しない経営」など、非常に興味深いなと感じました。今後どのように成長していくのか目が離せませんね!

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