【経営者列伝①:藤田晋氏】生い立ちから会社上場までのストーリーから学べること
はじめに
インターン生の早舩です。最近はJAFCO公式Notionの更新・企画の方に手が回っていたので、久しぶりのnote更新となってしまいましたが、新年1本目のnoteを担当させて頂くことになりました!今年は昨年以上に読者の皆様・Twitterフォロワーの皆様との接点を増やして行こうと思っているので、宜しくお願いします!😆
さて、今年最初の記事は新企画【経営者列伝シリーズ】1本目です❗️
このシリーズの意図は過去から学ぶことにあります。本記事をご覧になっている方の多くは、頭の中に'起業'という文字があるように感じていますが、最初の一歩をどう踏み出して良いか分からないという悩みが多いように感じます。本シリーズでは、過去の経営者・起業家が起業に至ったストーリーを読み、私が重要だと感じた点を紹介していこうと思います。
そしてシリーズ最初は、個人的に一番好きな経営者である現サイバーエージェント社長の藤田晋氏に焦点を当て、生い立ちからサイバーエージェント上場までのストーリーから、私が重要だと感じた点を紹介させていただきます!私が藤田晋氏を好きな理由は、麻雀好きな(かつ強い!)経営者だからです笑。以下の動画をご覧になればその強さがわかると思います。更に、麻雀はビジネスにも活かせるという視点も深く共感する事ができるので、憧れの経営者でもあります。
今回の記事は【杉本貴司. ネット興亡記 敗れざる者たち】を読んだ感想になります。
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藤田氏から学べる3つの点
①起業して成功したいという気持ちの強さの重要性
動機・モチベーション
藤田氏は1973年に福井県で生まれ、物心がつく頃には「一億総中流」という言葉が世間に浸透していました。しかし、藤田氏は平凡な家庭で毎日変わらぬ日々を過ごす事に強い違和感を覚え、当時の心境を次のように語っています。
そして、このような心境が動機となり、起業したいと思うようになったのではないかと考えられます。
気持ちの強さが垣間見えるストーリー
以後は、平凡な人生に対する嫌悪感を発端に、起業して成功したいと思うようになった決心の強さが垣間見えるストーリーを紹介していきます。
藤田氏は新卒入社した1年目からトップ営業マンとしての仲間入りを果たしています。しかし、起業が目標である藤田氏は入社1年目も経たないうちに、知り合いを誘って起業する計画をたて、会社に退職届けを出しました。しかし当時の社長が、その会社が出資する新しい会社(後のサイバーエージェント)の社長にならないかと藤田氏に提案してきました。この願ってもいないチャンスに藤田氏は、以下のように一緒に起業しようと予定していた仲間を裏切り、新会社の社長となりました。
もう1つ紹介します。サイバーエージェントを創業した1998年はインターネットバブル期だったため、当時行っていたインターネット業界専門の代理店ビジネスは思いの外早く軌道に乗っていきました。しかし、藤田氏は21世紀を代表する会社を作るためにも、代理店ビジネスではなく、自社サービスの必要性をずっと感じていました。そして、ユーザーがクリックした分だけ料金が発生し、一定のクリック数になるまで広告バナーを掲載し続けるクリック保証型広告のサービスを見つけます。そしてあまり許される行為ではありませんが、そのサービスをそっくりそのままマネして、少しだけ安く売ることで顧客を奪おうと考えました。当時の状況を藤田氏は以下のように語っています。
このような決心の強さが、26歳という若さで上場を果たしたという結果につながっているのではないでしょうか?
②ファーストキャリアは社長に会える職業を選択した点
藤田氏はいきなり起業するのではなく、社長に会えるという理由から、ファーストキャリアとして人材紹介の会社を選択しています。更に、面接の際の特徴的なストーリーとして、会社が人材派遣の部門になる可能性を提示してきた時、藤田氏は人材紹介部門でなければ入社しないと明言したそうです。起業家志望ということで、大企業への就職も一切考えなかったといいますが、自分が起業家になるためのレールを新卒の時から明確にし、迷いなく進んでいく姿はとても参考になりました。
ここで少し余談ですが、麻雀を例えにこの選択を考察してみます。麻雀は牌を捨てるという「選択」の連続ですが、その選択には「リスクのある選択」と「リスクのない選択」の2つがあると個人的に考えています。そして、「リスクのある選択」を合理的に選択できる人こそ麻雀が強い人だと思っています。私の父親が藤田氏と同じくらいの年齢なのですが、当時の就活は大企業への就職が当たり前だったという話を聞いた事があります。この大きな報酬に向かってベンチャーに飛び込むという「(他の人にとって)リスクのある選択」を合理的に判断した藤田氏の選択は、まさしく麻雀の思考から来たのではないかと勝手に考えてしまいます。(藤田氏は大学時代、プロを目指す程の打ち手だったそうです)
*「期待値計算ができる人」と「リスクのある合理的な選択ができる人」は天地の差があると感えています。私は「リスクのある合理的な選択ができる」人になれるように、日々麻雀で修行しています!
③泥臭さの重要性
個人的に一番重要だと思ったのですが、藤田氏は出来ることを全てやろうという泥臭さがあったように思えます。今までの内容の中でも、新卒時代は必死に営業マンとして働き、1年目からトップ営業マンとしての仲間入りを果たしたという点や、起業内容はインターネット業界専門の代理店ビジネスなど、最初は自分が出来ることを泥臭くやっているのではないでしょうか。
それが、結果として社長に気に入って頂く、堀江貴文氏との出会いを果たす(今回の内容にはありませんが)などのチャンスを得て、成功に結びついているのではないでしょうか!
最後に
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