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『石子と羽男』を見終わって(日本/テレビドラマ/2022)

これよかったなぁ〜。次のクールもずっと見たかったくらい。終わって欲しくなかった。
終わったからには続編がみたい。硝子ちゃんが司法試験に合格して弁護士になるまでと、弁護士になってからを続編で見たい!

硝子ちゃんと羽根岡先生の関係性ややり取りが、クスッと笑わせてくれたりジーンとさせてくれたりして本当によかった。さだ父さんのいつもかわらない穏やかな演技がすごくいい味をだしていた。脚本もよかったのでしょうけれど、それを演じられる役者もよかったのでしょうね。
毎回の事件を通して、自分を取り巻く社会の動きや変化を改めて意識させられたことも面白かった。
赤楚衛二さん見たさになんとなく見初めて、あまりドラマ自体には期待してなかったのに、見終わってみればこの夏見たドラマの中ではかなりお気に入りの作品になっていた。
弁護士モノは刑事モノにくらべると、犯人を追いかけて事件を解決するよりも困っている人を助けるというところに重きが置かれるせいか、残酷な場面も比較的少なく、見終わった後に何となく優しい気持ちになることが多かった。同時期に並行してみていた『初恋の悪魔』は刑事モノで、終盤は人が命を奪われる恐ろしい場面もあって、見ていて気が塞いだ。ドラマとはいえ、残虐な場面は直視するのが辛い。

赤楚くん演じる大庭蒼生は思ったよりずっと出番も多く、赤楚くんをたくさん見られたのも嬉しかった。恋の決着(羽根岡先生と硝子ちゃんの間に甘いやり取りはなかったけど、あの流れで硝子ちゃんと羽根岡先生にずっと何もないとも思えない)はつかないまま終わったので、やはり続編に期待したい。蒼生〜、頑張ってよ〜!

最終回の終わりで、司法試験に向かう硝子ちゃんに差し掛けられた思いやりの青い傘。
多分違うだろうな・・・と思いながら、「大庭っち!蒼生!ここで来い!羽男先生に傘を渡すな!傘をさしかけるのはあなたの役目よ!」と心の中で叫んでみたけど、やはり、羽男さんでした・・・。わかってるんだけどね、ここは大庭くんは来ないんだろうなぁ・・・って。その方が多くの人にはきっとしっくりくるんだろうとは思うのだけどね、なんとなく違う展開を期待してしまう。羽男さんじゃなくて、大庭くんがいたらなぁって・・・。

続編作ったら、ますます石子さん(硝子ちゃん)と羽男さん(羽根岡先生)の結びつきが公私ともに強まって、大庭くんの入る隙がなくなっていきそう。私も石子さんと羽男さん両方とも大好きなんだけど、二人がいい感じになってしまいそうな予感しかしないんだけど、でもでも、つぶらな瞳が可愛い大庭くんについ期待してしまう。

職場では絶妙な信頼関係で結びついている掛け替えの無いビジネスパートナーがいるけれど、そんな彼女を優しく見守る恋人は別にいてその彼と幸せな家庭を築いていく。どちらも大切なパートナー。そういうドラマがあってもいいじゃない・・・。ダメか・・・。

も〜、ダメならダメでいいよ!とにかく続編を!

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