iPhone 12miniとMagsafe Battery Pack(マグセーフバッテリーパック)レビュー②
前回につづき、Magsafe Battery Packのレビュー記事です。
8.意外と評価の低いMagsafe Battery Pack
Magsafe Battery Pack購入前に、ユーザーレビューをいくつか見てみました。
総じて評価が低かったです。
個人的にMagsafe Battery Packが悪く言われている点をまとめてみました。
1.出力が低くて満充電までに時間がかかる
2.サードパーティ製でもっと安いのがある
3.慣れないいくつかの仕様
この3つに絞られると思いますが、一つずつ、詳しく見て、実際と比較していこうと思います。
もちろん僕自身も多くのレビューの不満点に賛同する部分もあります。
ここからは僕個人の見方では、Magsafe Battery Packとは、元々バッテリー持ちが悪すぎる、
iPhone 12mini や iPhone 13mini専用という考え方が大前提です。
9.モバイルバッテリーとは別物
1.出力が低くて満充電までに時間がかかる
この点に関して
・モバイルバッテリーの場合は
充電済みの『モバイルバッテリー』(携帯充電器)を外出時に携帯し、
いざ「携帯電話のバッテリーが切れそう!」という緊急時に接続して使う。
もちろん、その都度、
iPhoneとモバイルバッテリーを規格にあった端子(LightningやUSB-A,Cなど)と、ケーブルで接続する、
という手間がかかります。
しかし、
・Magsafe Battery Packの場合は
少しでも長時間外出という場合(バッテリー切れが心配な距離)は、
出かける時にiPhone 12miniにすでにくっつけておく。
すると、通常のバッテリー駆動時間よりも、
最大70%延命(Apple公式HPにある仕様)されます。
また僕の体感では今の所、iPhoneにくっつけたままポケットに入れておいても、Magsafeがずれることはほとんどありません。
10.他社製品との比較(実際に使用したわけでではありません)
2.サードパーティ製でもっと安いのがある
この点に関して
確かに他社製品はApple純正Magsafe Battery Packより安い。
というか、Apple純正が高すぎる。
という不満点を挙げるレビューが、一番多かったです。
・よく比較されているサードパーティ製品
1.Anker PowerCore Magnetic 5000
こちらは代表的なサードパーティAnker製のMagsafe充電器。
2.CIO-MB20W-5000-MAS
Makuakeというプロジェクト支援サイトで購入できるCIO製のMagsafe充電器。
どれも使用方法は、Apple Magsafe Battery Packと同じです。
詳細な比較はYoutubeレビューをご覧ください。
Apple純正 VS コスパのAnker🔥 MagSafeモバイルバッテリーどっちがいいの?
こちらの動画は、
『Magsafe Battery Pack』と『Anker PowerCore Magnetic 5000』の比較です。
こちらは3社製品のサイズ・重量比較。
Apple純正は高価ですが、Ankerより薄く、CIOより軽い。
※CIO製(CIO-MB5000-MAG)は『販売終了』とありますが、
上のMakuakeのリンクで、
改良品『CIO-MB20W-5000-MAS』が販売されています。
ただCIO製はサイズ的に、iPhone 12miniのカメラレンズに少し被ります。
さらにCIO製は、Magsafeの磁力が弱いという噂です。
Anker製も、多少磁力は弱いというレビューを見ました。
もちろん出力やコスパ、Lightningか?USB-Type C対応か?など、
どれを選ぶかの理由はいろいろあると思います。
11.Magsafe Battery Packの仕様について
3.慣れない、いくつかの仕様
この点に関して
・iPhoneを充電残量を90%に保つ仕様がデフォルト(Magsafe stays at 90 percent)
つまり、
デフォルトでiPhoneが100%充電にならない。という仕様。
これは、Magsafe Battery Packは、iPhone本体のバッテリー保護機能により90%で止まる設定になっています。
しかしこの点は、
iPhoneコントロールセンターの
「90%を超えるまで充電」をタップすれば、100%まで充電できます。
そしてこの仕様は、ほとんどのサードパーティ製のMagsafeも同じ仕様です。
その他、
・iPhone本体のバッテリー
・Magsafe Battery Pack本体のバッテリー
相互のバッテリーの優先順位(つまりどちらを先に消費するか?)
がうまく設定されていない、
もしくはユーザーが慣れていない、
という部分で仕様に混乱があります。
例えば、
フル充電されたiPhoneに Magsafe Battery Packを取り付ける。
その状態で使用開始すると……
まずはiPhone本体のバッテリーを90%まで消費。
その後90%を保つように、MagSafe Battery Packから給電する仕組みになっています。
その他細かい点ですが、
iPhoneにMagsafe Battery Packを装着した状態で、
Magsafe Battery Pack自体の充電中に、
iPhoneを充電した場合、なぜかiPhoneのバッテリーが消費される謎仕様もあります。
これらの点は全て、
最初はiPhone本体のバッテリーが消費されるという使用になっているようです。この使用に慣れないと、
iPhoneのバッテリー充電器なのになぜ、
iPhoneのバッテリーが減るのか?
ということに強い違和感を抱くようです。
しかしこれは本当に違和感だけの話。
慣れればいいだけです。
トータルで、iPhone 12miniにMagsafe Battery Packをくっつけることで、
バッテリーは確実に延命されているので。
12.最終的にApple Magsafe Battery Packを選んだ理由
サードパーティ製が多く推奨され、
Apple純正Magsafe Battery Packが酷評されるのは、
『価格が高いから』
確かにその通りです。
それでも僕が、Appleを選んだ理由は、
1.『サイズ感』と『重量』
装着してみるとわかります。
純正が一番しっくりくる。
CIO製などは、iPhone 12miniのカメラレンズにかかってくる。
おそらくAppleは、iPhone 12miniおよびiPhone 13miniのサイズやデザインに合わせて、
この製品をしっかりデザイン、設計しています。
特にiPhone 12miniは、
片手で持てる、片手で操作しやすい、軽い。
という利点があり、
そのために逆に、
バッテリー持ちを犠牲にしている部分はあるので、
Magsafe Battery Packのサイズ感と重量は重要です。
2.Apple純正ならではの仕様
個人的にはそれほど重要視していない点なのですが、
Magasafe Battery Pack自体の電池残量が、iPhoneに表示されます。
Magsafe Battery Packをつけたまま、iPhoneの電源をONにすると、
充電残量の表示。
さらに、
ウィジェットにも表示できて、iPhone本体の充電残量と一緒に、
Magsafe Battery Packの充電残量も確認できます。
一言で言うなら、
『モバイルバッテリー』とは、根本的に使い方が違います。
次は、このMagsafe Battery Packの使い方を、もう少し深く紹介しようと思います。
この記事は次回に続きます。
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