全訳ハトホル⑨「A Catalytic and Volatile Phase of Global Transformation (グローバルな変化における触媒的で不安定な段階) 」
トム・ケニオンによる高次存在ハトホルの、9番目の惑星メッセージの翻訳をお届けします。
古い考え方・見方・社会や文化や政治のシステムが崩壊していくのと並行して、新しい考え方・見方・社会や文化や政治システムの兆しが見えてきている。
そのような、巨大な移行の真っただ中に、我々が生きていることが、この記事では述べられています。
ハトホルたちは、この記事が公開された時点で、彼らにこの移行がどのように見えたかを語り、状況への理解を伝えようとしています。
また、それに圧倒されるのではなく、これまで伝授された「バランスのホロン」や「エクスタシーの波動領域を維持する」ツールを用いて、周りの状況がどうであろうと、自分の高い波動領域を選ぶことは、一人一人の選択であることを強調しています。
ハトホルたちは、「常に、どんな瞬間にも、新しい選択の可能性がある」と指摘しています。
絶望的で、もう全ての選択肢がなくなったように見えても、そうではないと彼らは言うのです。
これは、今の、困難な世界や社会の情勢にも当てはまるのではないでしょうか。
日本では、ムーンショット計画実現への布石が一つ一つ置かれつつあるように見える。
より危険な社会になりつつあるように見える。
でも、そこで、絶望や自暴自棄という低い感情・波動領域を選ぶのか、感謝や喜びといった高い感情・波動領域を選ぶのかは、私たち、一人一人の選択にかかっています。
全ては振動・周波数にかかっています。特に、感謝、恩、エクスタシー、至福の振動です。
解説を書いたトム・ケニオンによれば、「本質的に、このようなあり方で生活していると、様々な面で保護され」、「混沌とした状況下でも、このようなマインドの状態であれば、針の穴――つまり困難な状況――を少しでも楽に、そして優雅に通過することができる」というのです。
以前にご紹介した「バランスのホロン」や「心臓とエクスタシー」のワークを、練習し、身に着けるようにと、ハトホルは繰り返し言ってきましたが、それは、混沌や困難な状況での保護装置として機能するからです。これらのツールの応用範囲は、かなり広いと、私は考えています。しかし、練習して、自在に作れるようになっていなければ、必要な時に作ることはできません。簡単なツールですが、練習は必要です。
この記事を読んでいて、トム・ケニオンという人が、実に正直な人だと感じました。それは、「やつろぐ」の「周波数を上げる」カテゴリーで取り上げられたほとんど全ての人たちにも感じることです。
つまり、いかにも「マスターです」という態度を取らず、わからないことや知らないことは正直に認め、誤りも認め、自分に何ができて、何ができないかを謙虚に認め、学び、前進することを諦めない人たちです。
どんな時でも、どこまでも自分に対して、そして他人に対して正直であることは、この嘘で築かれた社会では、容易なことではありません。
しかし、「やつろぐ」の先のカテゴリーの人たちはそれをやってきたからこそ、ある種の境地に辿りつけたのだと思われます。
それは、ハトホルの情報を読み、自分の置かれた状況を理解し、伝授されたワークを真面目にやって、自分に向き合ってきた・向き合っている人にも開かれている可能性です。
知って、理解し、必要なワークをすることが、この大きな変化を乗り切る上で必要なプロセスです。
この記事の内容が、必要な人に届きますように。
ハトホルの記事の四タイプ
A:「物事の全体的な理解を与える」
B:「意識や視野を拡大する、地球にまだない概念の紹介」
C:「地球規模の変容の波にうまく乗る、あるいは影響を軽減するワークの紹介」
D：「ワークショップやイベントの紹介」
今回の記事は、AとBに該当します。
この記事は、約8000字あります。
A Catalytic and Volatile Phase of Global Transformation
(グローバルな変化における触媒的で不安定な段階) 2006/03/17
翻訳者：jacob_truth 翻訳完了日：2021/08/03(火)
原文：
ハトホル。2006/03/17 スペイン
今、皆さんは、グローバルな変革の中で、新たな触媒的で不安定な段階に入ろうとしています。私たちの視点では、皆さんは集団として、2つの対照的な世界の間に位置していることを、御理解いただければと思います。
あなた方の現在の現実は、目の前で変化しています。それに伴い、現在の哲学的・宗教的なパラダイムや、経済的・政治的な構造の多くが、控えめに言っても挑戦を受けています。文化的な思考形態や価値観の面では、社会的な拠り所や基準がほとんど役に立たない、ある種のノーマンズランドに入っていくことになります。特に現在の権力者たちにとって、現在のグローバルな文化的現実は、コントロールの困難な形で激変しています。しかし、現在の世界の崩壊が加速している一方で、未来の現実の始まりも加速しています。先に述べたように、未来の現実は、本質的に、多次元的で、多様な文化的・芸術的視点が同時に共存するものになるでしょう。しかし、この新しいルネッサンスの可能性が起こる前に、人類(humanity)は、もはや人類の利益にならず、実際には、この惑星での生物学的生命の継続に危険を及ぼす特定の信念への固執を振り払おうとしています。そのために、触媒的で不安定な出来事が増大する方向に、人類は向かっているように見えます。つまり、あなた方の集団的な文化的信念や、あなた方の世界での生き方が、生命そのものを脅かしているのです。
私たちが語るこの新しい世界の種は、既に蒔かれています。新しい考え方・感じ方・あり方のいくつかは、胎児のような形で姿を現し始めています。このような新しい世界の兆候がどのように現れているのか、あなた方の新しい世代に注目してください。ある人々が反社会的で異常な行動と見なしているものは、場合によっては、狂った世界で、個人的な正気を取り戻すための試みなのです。
あなた方は、現在の考え方や生き方から、まだ定義されていない新しい世界の感覚、そして靈的・文化的進化のための広大な可能性へと移行していることを忘れてはいけません。
しかし、新しい黄金時代と呼ばれるこの未来への動きは、実際のところ、保証されているわけではなく、また、よく言われるように完了しているわけでもありません。あなた方の未来(個人的にも集団的にも)は、現在の現実の一瞬一瞬において、あなた方が今、何をするかしないかにかかっています。言い換えれば、未来はただ起こるのではなく、個人の選択の中で鍛えられていくものなのです。
より善良で生命に優しい未来を創造するために、あなた方は自分たちが直面していることを理解することが重要であると、私たちは考えています。というのも、新興の新世界や人類の新時代を、自分たちの利己的な目的のために、形作ろうとする人たちがいるからです。彼らの中には、今に至るまで、お金や政治の力で旧世界の手綱を握っている人もいれば、靈的な支配やコントロールで握っている人もいます。これらの勢力は、その力を軽々しく手放すことはありません。
私たちは何度も、最後の最後の瞬間に、あなた方は運命を変えることができると言ってきました。破滅の予言が、実現する必要はありません。あなた方は自分の未来の創造者です。より正確には、あなた方は、実際、自分たちの未来の共同創造者なのです。そして、新しい世界を創造するというタスクにおいて、皆さんと一緒に共同創造者となるのは、意識そのものです。皆さんの中には神や女神と呼ぶ人たちもいますが、私たちは「偉大なる神秘」と呼んでいます。
以前の記事(Wave-like pulsations of energy 波のようなエネルギーの脈動 2005/05/13)でも御紹介したように、自己認識と靈的進化のエネルギーは、深宇宙から発せられ続けています。しかし、人類は一丸となって、この高次の進化と意識への衝動に、まだ抵抗しています。公平に見て、あなた方はこれまでも、そしてこれからも、自分たちの私利私欲のために惑星の力を振りかざす者たちに、操られ続けます。彼らは人間性の向上には、興味がありません。それどころではないのです。そして、深宇宙から押し寄せてくる靈的な進化へのプレッシャーと、ますますあなた方を支配し操ろうとする人々との間に、あなた方は挟まれているのです。
これまで述べてきたように、人類が意識的に上向きになれない状態が続くと(それが本質的な欠陥によるものであれ、コントロールや操作によるものであれ)、生態系に壊滅的な影響を及ぼす可能性があります。不安定な気象パターン、火山活動、地震などが、さらに増加することが予想されます。あなた方の科学では認識されていませんが、このような活動は、意識存在である地球の自然なサイクルであり、あなた方と地球自身との共同創造の結果であるとも言えます。あなた方の肉体的な行動はもちろんのこと、あなた方の集合的な思考形態や感情パターンは、地球とその進化、そして、あなた方が知っている生命の進化に直接影響を与えます。
これまでの記事にあるように、私たちは、経済的、気候的、地震的な変化による潜在的な混乱に備えて、食料や水、そして非常用物資を蓄えておくことをお勧めしてきました。これは予防的なものではなく、高い可能性のものであると言えるでしょう。確かに、人類の霊的振動が一斉に上向きになれば、12時間目に大惨事を回避することができますが、残念ながら、あなた方の時間軸では(少なくとも現時点では)そのようなことは見られません。そのため、万が一、通常の食料や水の供給源が失われた場合に備えて、ご自身や大切な人のために、実用的な計画を立てておくことをお勧めします。
また、以前、お金の価値についてのタイムラインをご紹介しましたが、そのタイムラインが今、到来しています。不測の事態が起こらない限り、この景気後退は今後数ヶ月以内に、世界レベルで起こる可能性が高い。それがどの程度、厳しいものになるかは、世界の権力を握る人々の、国際的な決断をはじめとする多くの要因に左右されます。
個人でも集団でも、未来がどうなるかは誰にもわかりません。なぜなら、いつでも意識的に選択できる可能性があるからです。そして、意識的な選択や意図は、意識の量子場そのものを変化させ、ひいては物理的な現実さえも変化させることができるのです(選択や意図の力が十分に強ければ)。
だからこそ、あなた方の未来を予測することはできないのです。皆さんが人生の生き方や、お互いや地球との付き合い方について、集合意識的に、異なる選択をしないなら、それが、皆さんのタイムラインに見えて来ることを、私たちは述べているに過ぎません。
いろいろな意味で、サバイバルは知能テストなのです。そう考えると、靈的な進化を高めるという宇宙の試練が、あなた方をはじめとする全ての人々に極度のプレッシャーを与えていると言えるでしょう。世界の意識が上向きになること以外には、何もありません。靈的自己統御以外では、目の前にある針の穴を通り抜けることはできません。意識の新しい波動領域をマスターし、それを物理的な現実に表現する方法を見つけ、自分の人生をどう生きるかを考える人たちが、新しい時代と新しい世界をもたらす世話役(steward)となるでしょう。
私たちは、何度もエクスタシーや至福の必要性を説いてきました。これらは、私たちが語る高次の波動領域のサインなのです。このような状態に入ることは、本来、容易であると言ってきましたし、これからも言い続けますが、拘束を受けているような時が、作りにくい状態であることも、私たちは認識しています。だからこそ、このような困難な時代にこそ、自分の靈的センターを見つけることをお勧めするのです。靈的センターとは、自分の内なる本質(inner nature)と触れ合うことのできる、自分の中の静止した地点を意味します。ある人は定期的に瞑想をしたり、ある人は自然の中で過ごしたり、あるいは、その他の方法で自分の内面とつながることを意味しています。自分自身を中心に据える方法を見つけたとしても、それを自然に行う必要があります。そして、それを定期的に行うことです。なぜなら、世界が混沌としてくると、自分の意志で中心に入れるように訓練しておかないと、自分の中心を見つけるのが難しくなるからです。
エクスタシー、至福、感謝や恩の波動領域は、単に意識を高めるだけでなく、保護装置でもあるのです。あなたの周りにいる人々が低次元のあり方になっても、それらの高次の波動は、あなたが周りの人たちよりも高い波動場にいられるように助けてくれます。このような状況に陥った時は、目立たないように、静かに、自分の感情を高次の波動領域(感謝、恩、エクスタシー、至福)に移すことをお勧めします。あなたは周りの人たちと同じ物理的な次元にいますが、異なる感情と振動の次元にいます。そして、運命や宿命に関しては、全てが振動にかかっています。特にあなたがどの振動領域にいるかにかかっています。そしてこれは、ほとんどのことがそうであるように、究極的には、選択にかかっています。
ある視点から見ると、確かにあなた方は、非常に危険な時代に突入しています。しかし、別の観点から見ると、あなた方の靈的進化と熟達を急速に加速させる、前例のない機会があるのです。このような機会が、文字通り存在するのは、進化の圧力波や社会的・文化的な同調圧力があらゆる面から襲ってくるからです。その意味では、自分の力ではどうにもならないような大きな圧力をかけられた石炭のようなものだと思います。そのようなプレッシャーの中で生活するのは確かに不快です。ですが、その結果、靈的にはダイヤモンドになるのです。
私たちは、あなた方の最も壮大な運命のビジョンを持っています。私たちは、このビジョンを心(heart)に抱いています。これは真実です。しかし、それを実現できるのは、あなた方だけです。
ハトホル
2006/03/17のハトホルのメッセージについての個人的な考え
トム・ケニオン
このメッセージは、ある意味では非常に過激で、差し迫ったものとも言えるかもしれないので、私の意見を述べさせていただきました。
最初に指摘しておきたいのは、彼らのメッセージの中で、原稿の後半に出てくるにもかかわらず、私が主要なポイントの1つだと考えていることです。
“個人でも集団でも、未来がどうなるかは誰にもわかりません。なぜなら、いつでも意識的に選択できる可能性があるからです。そして、意識的な選択や意図は、意識の量子場そのものを変化させ、ひいては物理的な現実さえも変化させることができるのです(選択や意図の力が十分に強ければ)。
だからこそ、あなた方の未来を予測することはできないのです。皆さんが人生の生き方や、お互いや地球との付き合い方について、集合意識的に、異なる選択をしないなら、それが、皆さんのタイムラインに見えて来ることを、私たちは述べているに過ぎません。”――ハトホル
予言や未来予知の目的は、明らかなことを指摘することだと思います。ハトホルが示したように、常に、どんな瞬間にも、新しい選択の可能性があるのです。しかし、私たちは、まず、選択肢があることに気づかなければなりません。
一年ほど前、私はサンフランシスコのダウンタウンを、車で走っていました。後部座席には80代の親しい友人(女性)が座っていました。
彼女が突然、"トム、赤信号を無視しているんじゃない？"と言ったのです。案の定、私は、赤信号を無視していました。本能的にブレーキをかけて、交差点に入ってきたタクシーのすぐそばで止まりました。むしろ、私が言っているのは、このことです。
もし私が自分自身に、「ああ、神様、私は赤信号を無視してしまって、どうすることもできません」と言っていたら、事故を起こしていたでしょう。その代わりに、予言を変えてブレーキをかけたのです。だから、ハトホルたちがここで言っていることは、大きな意味を持っていると思います。私たち人類は、一丸となってブレーキをかけ、文化として向かっている方向に進むのを止めなければなりません。
個人的には、何か奇跡が起こらない限り、それは起こらないと思っています。ただ、私はいつでも受け入れることができます。しかし……、もし大いなる奇跡が起こらず、私たちが一丸となって、自分自身と地球の両方に対して、より慈悲深い生き方へとシフトすることができなければ、事態は少しずつ悪化していくかもしれません。
サイキックでなくても、地球の状況がおかしいことはわかります。
そこで課題となるのは、人類の大部分がシフトしなくても、私やあなたという個人がどのようにして自分自身をシフトさせることができるかということです。私と対話している13人のハトホルたちによると、すべては振動に関係しています。特に、感謝、恩、エクスタシー、至福の振動です。
本質的に、このようなあり方で生活していると、様々な面で保護されるということです。そして、混沌とした状況下でも、このようなマインドの状態であれば、針の穴――つまり困難な状況――を少しでも楽に、そして優雅に通過することができるのです。
私がそのための方法を見つけて、意識の高まりの中で生き続けていると言えたらいいのですが。しかし、それでは嘘になってしまいます。しかし、実際には、私はそのような経験を何度かしており、一部の時間帯では、ある程度、自由に作り出す方法を学んでいます。
しかし、最近、友人が言ったように、私は自分の中に、泣き虫で悲観論者の部分を抱えて生きています。私たちの周りには否定的な要素がたくさんあるように見えるのに、このような自分自身の側面をどうしたらよいのでしょうか。
ハトホルたちに、私は何度かこの質問をしたことがありますが、彼らの答えはいつも退屈なほど同じです。「これらの高次の波動状態を望むままに自在に作り出し、自分のネガティブな気持ちを、即座に上書きする方法を学びましょう。」ところで、彼らはこれまでの投稿で、その方法について、いくつかのテクニックを紹介してきました。「エクスタシーと心臓 2005/04/18」と題されたセクションでは、エクスタシーと至福を生み出すための具体的なテクニックが紹介されています。これが強力な進化の触媒になると、彼らは言います。
また、感謝や恩の気持ちは、自分自身だけでなく、全人類の感情領域にもプラスになると言われています。
そう、この点で私が言えるのは、「頑張れ」ということです。自分の人生を精一杯、幸せに、そして喜びを持って生きてください。幸せや喜びは、実際に、何をどれだけ持っているかということとはほとんど関係がなく、自分がどう考え、どう感じるかということにかかっているのです。そして、至福とエクスタシーの世界に入る方法を見つけてください。
ハトホルは、以前のメッセージの中(「Planetary Wave of Conscious Ecstasy 意識的なエクスタシーの惑星の波2005/08/08」)で、「どのようにしてもいい」とも言っています。ある人は自然の中にいて、ある人はペットと遊んでいてもいいのです。重要なのは、これらの状態に自由に入れる方法を学ばなければならないということです。これは、靈的自己統御の行為です。なぜなら、率直に言って、私たちを脅かそうとする既得権益を持った勢力がいるからです。だからこそ、ネガティブな感情や恐怖、操作の中でも、意識を上向きにして生きる方法を見つけなければなりません。
この最新のメッセージ(2006年3月17日)には、食料、水、経済、生態系、気象パターン、地球の変動に関する予言など、一部の人々に恐怖心を抱かせる要素が含まれています。
最初に断っておきますが、ハトホルはタイムラインの予測が苦手です。私は、彼らが言ったことのほとんどが実現したと思っていますが、必ずしも彼らが考えていた通りの時期ではありません。これは、私たちの時間と空間の知覚の外に住んでいる、(ハトホルたちのような)多くの次元間の存在にもよくあることだと思われます。
だから、私は、パニックにはなりません。ただ、私は現実的です。食料の蓄え、水、防災用品、そして必要な時に備えて用意しておく現金などがあると、安心です。このようなものが手元にあれば、おそらく必要になることはないでしょう。しかし、もしも必要になった時、あなたはこれらを持っていてよかったと思いませんか？
ハトホルの個々のメッセージの問題点は、文脈を無視して読まれてしまうことであり、以前のメッセージとの関係で読まれないことです。だから、これを読んでいる人たちは、過去のメッセージを見て、彼ら(ハトホルたち)が何を言っているのかを、広く理解することをお勧めします。とはいえ、彼らが伝えようとしていると思われることをいくつかまとめてみます。
つまり、私たちは、古い世界の変革に立ち会っているのです。この世界は、非常に特殊なタイプの経済(お金に対する認識)、国家政治、そして哲学的・文化的信念によって特徴づけられています。私たちの文明のこれらの側面は、私たちの目の前で、根本的に異なる世界へと変化しています。
古い世界から新しい世界(まだ定義されておらず、明確に理解されていない)への移行は、本質的に混沌としたプロセスです。これを回避する方法はありません。理由は様々です。権力闘争との関係もありますが、何らかのシステムが急激に変化するとき、古いシステムから新しいシステムの誕生までには、不安定な時期があります。これは、素粒子や原子の関係から、生態学的生命、人と人との関係、そして何よりも文化や社会の関係に至るまで、宇宙のほぼすべてのレベルに言えることです。
ハトホルたちによれば、古い世界から新しい世界に移行する際に、通貨システム、食料、水、気象パターン、生態系や地質学的な安定性が問われる可能性があり、おそらくそうなるでしょう。しかし、これらの変化がどの程度のもので、どれほど破壊的なものになるかは、まだわかりません。古いものから新しいものへの移行に伴う、混乱や破壊をもたらす要素は、人類がどのようにお互いに、そして地球と共に生きることを選択するかによって軽減することができるというのが、彼らの意見です。
他次元の意識を持つハトホルたちですが、本質的には実際的です。そして彼らは、個人が考えるべきことを提案しています。
地球が靈的な浄化の段階に入った時、ハトホルたちは私たちに、渦巻く不合理さに飛び込むのを避けるように助言しています。その代わりに、喜びとエクスタシーの中で生きることを学びましょう。人生がもたらしてくれる、ささやかな贈り物に感謝や恩の気持ちを持ってください。このような感覚状態は、保護の波動場を設定します。そうすれば、混沌とした状況の中でも、自分の道を切り開くことができるかもしれません。
一言で言えば、それがこのメッセージの見方です。最善を望み、最悪に備える。今の時代に合ったアドバイスかもしれませんね。また、イスラム教の格言である「アッラーを信じろ、しかしラクダは縛れ」という言葉を思い出します。
トム・ケニオン
コスタ・デル・ソル、スペイン
過去の翻訳記事
ハトホルの惑星メッセージ
8.New Year's Message(新年のメッセージ) 2005/12/31
7.A path through these turbulent times(激動の時代を生き抜くために) 2005/09/08
6.Planetary Wave of Conscious Ecstasy(意識的なエクスタシーの惑星の波) 2005/08/08
5. Wave-like pulsations of energy(波のようなエネルギーの脈動) 2005/05/13
4. Ecstasy and the Heart(エクスタシーと心臓) 2005/04/18
3. The Holon of Balance and The Holon of Healing
(バランスのホロンと癒しのホロン) 2005/03/15
2. A Message for the Life-Sustainers(生命維持装置へのメッセージ) 2005/01/02
1. Truth and Lies in Global Politics and the Push For Higher Evolution
(世界政治における真実と嘘、そして、さらなる進化を目指して)2003/02/28
トム・ケニオンの記事
Appreciation and Gratitude: A Basic Primer(感謝と恩：その基礎的入門)
The Effects of Sound On Your Innate Genius(音があなたの才能に与える影響)
トム・ケニオンの音源解説
Song of Hazrat Inayat Khan(ハズラト・イナヤット・カーンの歌)
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