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運動するのが苦手な人用の瞑想

寝ながら行う瞑想

 和尚の『瞑想の道』をパッと開いたら、運動するのが苦手な人用の、簡単な瞑想法について述べられているところでした。

 それを御紹介します。

 これは、体には、適切な休息と運動と食事が必要という文脈で紹介されています。

 和尚が実際に話をした講話を本にしたもので、「ここ」というのは、講話をしている集まりのことを指しています。

 それで、和尚が、ここには、決まった運動ができなかったり、林に行けなかったり、山に登れない人たちもいるだろうと言って、そういう人たちに勧める瞑想として、次のものを紹介しています。

 朝、風呂を浴びたあと、締め切った部屋でベッドに十五分間横たわる。そして山を登っているか、ジョギングをしていると想像するのだ。ただ想像するだけで、何もしてはいけない。年とった人は実際に山へは行けない。そこで、締め切った部屋で目を閉じて横たわり、山登りをしているか、走っていると想像するのだ。太陽は輝き、あなたは走っている――あなたは激しく呼吸しはじめた。自分が実際に激しく呼吸しはじめるのに気づくと、あなたは驚くだろう。そして想像が充分たくましければ、十五分のあいだ、実際に屋外にいたような体験をしたのがわかるだろう。十五分のあいだに、まるで運動したかのように爽快な感じがするだろう。実際に運動する必要はない。なぜなら、運動するはずの体内の細胞が目覚めるからだ。別の言葉で言うと、それらが実際に運動するときに至る状態になるということだ。

和尚『瞑想の道』市民出版社、2017、p,72-73

 以上が、瞑想のやり方です。

 和尚は朝やるようにと述べていますが、日中でも、寝る数時間前にやってもいいと思います。

 寝る数時間前にやる場合は、上記の瞑想をやった後、体をリラックスさせる瞑想をやると良いかもしれません。

 御自身で既に何かやられていれば、それをしてください。

 特に思い当たらなければ、三つほど、御紹介させていただきます。

三つの瞑想法の紹介

 一つは、ゆたかさんの「明鏡止水」の瞑想。 

 
 もう一つ、ゆたかさんが紹介されている瞑想。


 こちらは、私がよくやっている、トム・ケニオンの天門瞑想です。

 これらの瞑想で、体をリラックスさせてからお休みになられると、より深く休息が取れるでしょう。

 

体に声をかけて、リラックスする

 体のどこかが緊張している方は、次のようにやってみてください。

 これは、和尚の『こころでからだの声を聴く』(市民出版社、2007)で紹介されているものです。

 安全な環境で、自分の体に、友人のように話しかけて、「大丈夫だよ、リラックスしてごらん」と言ってみてください。つま先から始めて頭まで。手ごわいところは念入りに。

 言葉は何でもいいです。緊張している友人を、リラックスさせるつもりで、体に話しかけてあげてください。

 心が緊張している時は体も緊張している。

 しかし、いきなり心のリラックスはできない。
 
 表面⇒深層が順序。

 だから、体⇒体の深い部分⇒心とリラックスさせていく。


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