情熱は無条件

　よく「好きなことをすればいいよ」とか「やりたいことをすればいいんだよ」と言う方がいます。

　それがすんなり見つけられる人がいる一方、見つけられない人、見つけられないことで自分を責めてしまう方もおられるかもしれません。

　あるいは、「やるべきこと」や「やらざるを得ないこと」はあるものの、さて、改めて、「自分のやりたいこと」と問われると、途方に暮れる方もおられるかもしれません。

　私はどちらかというと、このパターンです。

　昨日、久しぶりに、岡本太郎の『自分の中に毒を持て』文春文庫を手にとり、開いたところで、こんなことが書かれていました。

　　何をすればよいのか、わからないのが一般的だ、こういう悩みは誰もが持っていると、述べた後、岡本さんはこう述べています。

　「まず、どんなことでもいいからちょっとでも情熱を感じること、惹かれそうなことを無条件にやってみるしかない。情熱から生きがいがわき起こってくるんだ。情熱というものは、"何を"なんて条件つきで出てくるもんじゃない、無条件なんだ。」

　そして、何かすごい決定的なことをやろうと思わなくていい、チッポケなことでもいいから、「心の動く方向にまっすぐ行くのだ。失敗してもいいから。」と続きます。

　正直言って、この言葉にとても元気づけられました。

　これを読んでくださる皆さんに、情熱を感じることはありますか？

　何らかの事情、家の事情だったり、健康だったり、経済的その他の事情で、日がな一日中とは行かなくても、たとえ5分だったとしても、情熱を感じることをやってみる。

　私の場合は、

・変わったこと、面白いこと、有益なことを誰かに伝える

・面白い本、見方を変えられた本、有益な動画・作品を、誰かに伝える

・変わったワークをやる

です。

　「変わったワークをやる」の中には、体を緩めたり、心を楽にしたりするものもありますので、こちらで紹介するようにしています。

　「こう考えると、ラクですよ」という、発想法のようなものもあります。

　お金がかからないのはもちろん、なるべく手間がかからないものがよい。

　

　今年は、昨年以上に激動の時代になると感じています。

　しかし、だからこそ、軽やかに乗り切っていきたいとも思います。

　どうなるのか、わからないからこそ、軽やかに、その時々の瞬間にオープンに生きる。

　その時、大事なのは、ベースになるあり方と、自分が動く方向を決める何かです。

　後者が、「無条件に情熱を感じるものをやってみる」です。

　この投稿が、何かのヒントになったら幸いです。