インド人のお話 #1
さて、小ネタばかりなのでたまには、日常のお話でもしてみようかな、と。
以前の記事で話したことがあるのですが、jackyは今、インドカレーレストランで働いているのです。
職場はキッチンは皆インド人、ホールは日本人のバイトで構成されているのですが、んまぁ~インド人が面白いのです!
そりゃ、育った文化が違うので衝突もありますが(閉店時間を早めようとしたり、開店時間3分前にキッチンに入ったり等々……)、その分日本人だけの空間では得られない知識や経験もたくさんできます!
そんなインド人のお話を少し。
jackyが働いているお店の店長で、インド人の中のお父さん的存在、チャンドさんのお話です。
お店のインド人は皆、北インドの生まれで、言ってしまえば発展していない地域なのです。お店が増えていくにつれてインド人需要があり、インドの知り合いを連れてくる感じなのでその最初の一人であるチャンドさんは本当にインド人の中で頼りにされています。チャンドさんは在日歴が長く、日本語も上手で、おしゃべり大好きなので日本人のバイトからも頼りにされていますが、その分距離が近く、尊敬というよりは友達みたいな感じなんですよ。
ここからは、ある日、お客さんがいない時間帯にチャンドさんに聞いた、チャンドさんのインド時代のお話です。
チャンドさんが若いころは、住んでいた村ではまだ電気がなく村の子どもたちは外の焚火の周りに集まって読み物、書き物の勉強をしていたそうです。
仕事(バイト)できる年齢になると、街に出てすぐに働き始めたチャンドさん。
村にはない遊ぶ場所がたくさんある街で、自分のお金を手に入れた少年。 皆さんならどうしますか?
憧れの場所で遊ぶ? 欲しかったゲームを買う? 友達と御飯行く?
若かりしチャンドさんは、遊ぶのを我慢して、すこしづつお金を貯め、村にソーラーパネルを設置したそうです!!!!!
村の子どもは今までの焚火から、自然エネルギーで発電された電気の明りで勉強したんだとか……
時間にルーズで、度が過ぎるほど陽気で、たまに衝突する、仲良しインド人。僕なんかよりもはるかに、大切なことを理解しているんだなぁ、と心から思いました。
喧嘩するけど、いらいらすることもあるけど、嫌いになれないインド人。
きょうはそんな中のチャンドさんのお話でした。
まだまだいっぱいインド人が出てくるので、「推し」をみつけてくださいね!
おしまい。
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