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受験生の時に24時間連続勉強に挑戦した話[前編]

こんにちは。こんばんは。

今回は私が受験生の時に一度だけ試みた24時間連続勉強チャレンジを振り返って話したいと思います。

先に結果を言うと、

失敗。

でも、完全に挫折した訳ではなく、途中で休憩をとりながら何とか勉強し続けたと言う感じで、なんだかんだ達成感はありました。この記事ではなんでそんなふざけた企画をやろうとしたのか、実際24時間やってどうなったか、そしてその経験から受験生にちょっとしたアドバイスをしたいと思っています。

まず、受験生のような毎日おかしいくらい勉強している人が共通で持っている認識だと思いますが、それだけ勉強に取り憑かれていると「長時間勉強=カッコいい」と思ってしまうんです。特に某東大生ユーチューバーが毎週のように10時間、12時間と勉強したり、最近では48時間連続勉強という常軌を逸した無茶振り企画をやっているのを見て、当時の私は一回真似したくなったんです。受験生は何かとメンタルが沈みがちですが、そんな中「24時間勉強した後の達成感は半端じゃないだろうなあ」と思っているうちに、私は24時間連続勉強の計画を練っていました。

言いそびれていましたが、これを考えついたのは高校三年生の12月初め。世間的には共通テスト目前という感じで完全に共テの勉強へシフトしているでしょうが、私の受ける学部は共通テストの得点割合が低く、点数も地歴公民科の一科目しか入らないという特殊なところだったので、私はまだ二次試験の勉強真っ只中でした。共通テストの勉強(と言ってもほぼ日本史)を本格的にはじめたのは何と12月25日のクリスマスからで、その日に24時間連続勉強をやりました。

正直めっちゃ楽しみにしてました。それまでは二次試験の勉強で理系科目ばっかり解いていて頭がパンクしそうだったので、日本史の勉強を好きなだけできる日が来たらどんなに幸せだろうと、感覚がおかしくなっていました。ということで、何とかクリスマスまでたどり着いて、12月25日の夜8時から24時間を開始しました。
 夜8時からにした理由は2つ。一つはクリスマスを楽しみたかったから。いくら受験生とはいえ、プレゼントをあけたりしてのんびりしたいという呑気な学生でした。それでその埋め合わせということで夜から休みなしで勉強すると決めました。
 もう一つは夜の眠気に勝ちたかったから。すぐに寝てしまうため徹夜など達成できたことない私は、夜が最大の山場だと思っていましたし、早めに体力のあるうちにその山場を乗り越えたかったので夜スタートにしました。

ということで夜8時になって机に向かい、長い挑戦のスタートを切りました。ここで補足しておくと、最後まで辿り着きたいと思っていたので、トイレ休憩などはしても良いということに決定。また、夜を乗り越えるためにエナジードリンクのモンスターを一本用意していました。

最初の2時間は余裕でした。12月に受けた共テ模試の解説動画を見ながら復習をしました。

夜の10時頃からは日本史の問題集を解きました。問題集の残りの問題を全部解き終えるつもりで初め、いつのまにか真夜中に。いつも早寝早起きの私だったので、そろそろ眠気が押し寄せてくるかと思いきや、意外にもまだ元気でびっくりしました。
 そしてそこで大きな過ちを犯してしまいます。夜中の一時に大切なモンスターを飲み干してしまいました。夜さえ乗り越えれば大丈夫、と安易に考えていたのですが、試練はここからでした。

夜の三時になると何となく気分が悪くなりはじめました。もちろん睡眠不足によるものだとすぐに分かりましたが、太陽の光を浴びれば眠気はすぐに吹っ飛ぶと安易に考えていたので、日の出まで頑張ろうと思って勉強を続けました。勉強は続きましたが、やはり頭が回らず、効率は落ちてケアレスミスも増えました。

何とか五時まで耐えて一階のリビングへ。数学の問題の解説動画を見ながら(一応勉強)早めの朝ごはんを食べました。しかし、ご飯を食べても気分は回復せず、朝になっても辛くなるばかり。こっからまだ十三時間ほどあると思うと、とうとう諦めの心が出てしまいました。

「三十分だけ寝よう…」

23時30分と24時間。30分だけなら大差ないだろうと弱音を吐き、布団に突っ伏してしまいました。でも、こういう時に限って30分後にちゃんと起きれないのは目に見えていますよね。
 目を覚ますと間もなく8時。6時から寝ていたので2時間仮眠をとっていました。そこでもうやめようかと思いましたが、あれだけ日本史を勉強したいと思っていたのにこんなにすぐ諦めるのが嫌で何とか机に戻って勉強を再開しました。そこで諦めなくて良かったなと今振り返って思います。
 勉強は再開したものの効率は悪いまま、睡魔と闘いながら勉強をしていました。この時も問題集や共通テストの予想問題をダラダラと解いていました。
 何とか昼まで頑張って、家族と一緒に昼ごはんを食べました。その間も食べながら一問一答を見ながら一応勉強しました。
 昼ごはんを食べたあとはまた同じように勉強、勉強、勉強。でも流石に疲れてしまい、また1時間休憩してしまいました。このあたりは眠すぎて記憶もほとんどありません。それでも夜8時まで日本史の勉強をし続け、24時間(実際は21時間)の勉強を終えました。
 こんな感じで挑戦は終了しました。この無謀な挑戦を振り返ってどう思ったか、どれくらい勉強が捗ったか、自分の受験勉強にとってプラスだったかマイナスだったかなどなど、次の記事で話せたらと思います。

では、また。

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