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大学受験を成功させるためには過去問を何年分解けばいいのか?どのように解けばいいのか?現役京大生の見解③

こんにちは。こんばんは。
RAPSCALLI😊N です。

今回も過去問について話していきたいと思います。

前回の記事↓

過去問をいつ解けばいいのか?何年分解けばいいのか?何回解けばいいのか?どうやって復習すればいいのか?など、受験生の皆さんは様々な疑問を持っていると思います。

もちろんこれらの疑問に明確な答えはありませんが、自分の経験を紹介していきながらどのように過去問を活用したら良いのか考えてみたいと思います。

少しでも勉強のやり方に不安を持っている高校生には必見です!

過去問っていつの時期から解けばいいのか

 志望校の過去問の数には限りがありますし、5年以上前の過去問になると大きく問題の傾向が変わることもあるので、大切に最後まで取っておいて、秋ごろから、中には冬から解き始めようと考える人もいるかと思います。

確かに、その考えは間違っていません。

全く基礎が仕上がっていない状態で過去問を解くというのは(特に旧帝大などの上位校であれば)勿体ないことです。

例えば、解いてみても1、2問しかわからない、その後に解説を読んでもほとんど理解が出来ない、という状況で過去問を解いてもその効果はあまり発揮されないのではないかと思います。

そのため、過去問は基礎力がある程度固まった受験直前に取り組むのが一番良い、どんなに早くても夏以降からやっていくのが良い、それより前に取り組むのはもったいない、損だという考えが先生や生徒の間で一般的だと感じます。

実際、国公立受験生で夏前に過去問を本格的に解いている割合は15%程度で、多くの人が夏以降に始めています。

では、過去問を解くのは遅い方がいいと一概に言えるのでしょうか?

実は、そうとは限らないと私は思います。
私自身どうだったかというと、国数英に関しては春休みの終わりごろから、理科は10月ごろから本格的に解いていました。

科目によって大きなばらつきはありますが、できる限りはやめはやめにたくさん解いていこうと強く意識をしていました。この時期には既に学校や予備校で高校3年間の範囲は概ね終わっていたのですが、だからといって基礎が完璧というわけではもちろんありませんでした。

それでも解いたのは、基礎が完成していない状況でも過去問を解いていく価値はあると考えたからです。

例えば、数学。京大の数学は大問が6つありますが、春から夏頃にかけては、良く大問3つ、悪い時は大問1つしか正解できませんでした。これに加え、証明や記述の練習も不十分で、実際の点数は200点満点のうち30~80点くらいでしょうか。

半分も点が取れていない状態(しかも理系で)で、貴重な過去問をどんどん解き進めるのはどうかと考える人も多いでしょうし、私自身も不安でしたが、今振り返るとやって良かったと思います。

結局のところ、基礎が固まっていなくても、低得点しか取れなくても、間違えた問題の解説としっかり向き合い、それを理解してしっかり復習さえすれば、過去問も大きな成長の糧になるのでは思います。

また、早くから過去問をやるメリットとして、
・はやくから受験生としての意識が高まる
・長時間集中力を維持しやすくなる

というのがあるので、はやいうちから過去問を解いていくことに大きな抵抗をそこまで感じる必要はそこまでないのではないかと個人的には思います。

もちろん受験生のみなさんは自分に合ったやり方を見つけてください。

例えば私だったら国数英は春から解いていましたが、物理・化学はあまりに苦手だったため、秋まで先延ばししていました。

過去問を解いてみて、10点とか15点しかとれないような場合には、解説を見ても分からない理解が追い付いていない可能性が高いので、過去問を解くよりも基礎力を固めることをおすすめします。

最後に:とかなかったとしても早めに目を通しておくべし

いつ過去問を解くべきかというのは、はっきり言って人それぞれですし、一概にいつがいいというのは不可能ですが、確実に言えるのは

早めに過去問に目を通した方が良い

実際に解いても解かなくても構いませんが、ゴールデンウイークまでには赤本やネットで問題を開き、こういう問題が出るのか、としっかり自分の目で確認し、自分なりに分析するのが大切です。

受験勉強は大変ですが、過去問を上手く活用して成績を伸ばしていきましょう!

参考文献

https://daigakujc.jp/


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京都大学に現役合格した私の体験談を書きます。 週に一回くらいのペースで記事を書く予定ですので是非読んでください! 学生・受験生・社会人どな…

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