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マリゴールド

フリーダ・カーロの西瓜、要らんかねと付きまとう露店の画商と画商のチワワ

マリゴールドはメキシコ原産の花である。“死者の日”には、街中がこの花であふれかえる。しかし、この花がヨーロッパに渡り、イギリスにたどりついたころには様子が変わっていたようだ。ケイト・グリーナウェイが『マリゴールドガーデン』(1885)を描いたころには、”信頼”や”生命の輝き”などの花言葉が付けられて、生まれ変わっていたのである。さらに21世紀の日本においては、あいみょんによって、"きみの帽子"のイメージと重ねられ、幼い恋のアイコンになってしまうのである。きみ、国華園の24春カタログを見ながらそんなことを考えていたのか。
 

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