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2022年の抱負~二拠点生活をしながら国際人のロールモデルとして生きる

誕生日を迎え43歳になりました。毎年、新年の抱負と誕生日の抱負がタイミングが同じになるので、この機会に最近思うことを書いておきます。

1. 家族の拠点を日本に移します

先日の記事でも書いた通り、8年間の家族での海外生活に区切りをつけて、家族の生活拠点を日本に移すことにしました。

コロナが無ければもう少しタイで生活したかったですが、色々な事情を勘案し、現時点では日本にいることがベストだと判断しました。今は新生活にとても前向きな気持ちです。

既に長男は日本の学校に通い始め、次男はまだ学校選択中ですが、最近の日本の学校はグローバル教育や創造性を育む教育に熱心なところも多く、正直「日本の学校、凄いな」と感じています。先生も若くて熱心で、国際人を育もうという理念がしっかりしています。

海外のインターも良かったですが、日本の学校はそれでそれで素晴らしい。何より日本的な規律、忍耐力、集団行動、を身に着けられるのは素晴らしいです。もちろん学費もインターに比べれば比較的安く、「日本の教育コスパは世界一ではないか」という思いを強くしました。

2.デュアラー(二拠点生活者)として活動

とはいえ自分のビジョンはあくまで「アジアのHRファームを作る」ですので、またタイに戻ってチャレンジを続ける予定です。

「子供に挑戦する姿を見せ、ロールモデルになる」というのも自分のテーマと両立すべく、完全単身赴任になることはせず、極力「二拠点生活」をするつもりです。2022年もタイ・日本それぞれ入国時の隔離はあるかもしれませんが、何度も隔離を経験して慣れてしまったので、隔離上等で移動していこうと思っています。

コロナの2年間で既にリモートマネジメントが前提になっているので、日本にいながらもタイのメンバーと生産的に働けていると思っています。常に自律的に働いてくれているメンバーのお陰ですが、日本にいながらもタイの業務成果が落ちないよう頑張ります。

日本にいることでやはり良いのは、様々なリソースパーソンと直接つながれることです。普段から日本の方々と連携して仕事をしていましたが、今年はそれを強める良い機会だと思っています。

日本の皆さんと一緒にリサーチをしたり商品開発をしたり、東南アジアへのブリッジパーソンとして仕事をしたいと思います。(もちろんそれはZoomでも出来るのですが、やっぱり直接会えるのは違うなということを実感しています。)

3.日本企業と日本人のグローバル化に本気の一手を

仕事上で思うのは、「日本企業の変革はいよいよ待ったなしのところまで来ている」ということです。

何度か呟いていますが、東南アジアにおける日系企業はどんどんプレゼンスが落ちていて、ビジネスの面でも、経営品質の面でも、中国企業の後塵を拝するケースが増えてきています。現地にいる我々はみな危機感を持っていますが、本社を含めてその危機感が共有できているかというと、なかなかそうではないようです。

海外現地法人というのは、
・リーダーが定期的に入れ替わるため、腰を据えた本気の変革が進まない
・本社の了解を得ないと変革を進められないが、本社側の海外拠点への理解が不足している
・海外マネジメントに精通した人が現地に派遣されるとは限らないため、現地でのマネジメントがうまくいかない

などと言った課題が複合的に存在する状況が、もう何十年も昔から指摘されています。

こうした状況に終止符を打つべく、よりリアルな問題の発信や、リサーチを通じた課題の顕在化などをより少し踏み込んで行っていきたいと思います。

現地で多くの企業とお付き合いしている我々だからできることがあると思っているので、もっと価値発揮していきたいと思っています。昨年発表したタイのアマタグループとのコラボレーションなどはその礎になると思います。

課題ばかりに目が行きがちですが、好事例も沢山あります。そういう事例を一緒に創出し、発信していける存在にさらになっていこうと思います。

4. 良きリーダーとしてメンバーのより良いキャリアを拓けるように

最後に自組織について。

昨年は2名が入社し、今年も最低2名は採用予定で、コロナ禍ではありますがじわじわと組織を拡大していきます。

おかげさまで「タイ×人事」というテーマでは必ず名前を挙げてもらえる存在になれたと思っていますので、増え続けるクライアントからのニーズに応えられるよう戦力を拡充していきます。

勤務が長い方は5-6年にもなる方も増えてきました。タイのコンサル業界という意味では比較的珍しい状況だと思いますが、顧客からも「他のコンサル会社は人がどんどん入れ替わるが、御社だけは入れ替わらないので、長期的目線で付き合える」と言って選んで頂けています。

東南アジアは転職が当たり前の「ジョブホッピング社会」ですが、だからと言っていたずらに転職をしたいわけではなく「良い職場であればずっと働き続けたい」と多くの人は思っています。

「転職の選択肢は常にありながらも、一つの会社で充実感を持って成長し続けられる」というのが理想だと思っています。

よりそういう会社にできるよう、自社においても人事制度の刷新、ジョブローテーション、更なる権限移譲、長期資産形成のためのプロビデント・ファンド導入、など今年も色々と手を打っていきます。

以上です。一つ一つのプロジェクトは折に触れてまたリリースしていきたいと思います。

最後に、昨年10月に松田励さんと始めたYouTubeですが、「見たよ!」「面白かったよ!」と言って頂けることが増えてきました。

動画発信は今年もチャレンジ継続したいので、是非ご興味ある方はご覧いただけると嬉しいです。(趣味のギター練習動画も頑張ります)

ツイッターも普段から呟いていますので是非フォローお願いします!

ではでは、今年もよろしくお願いします。

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