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アメリカ2位の地ビールメーカー「Boston Beer」が宅飲み需要で+40%以上の高成長。株価高騰して時価総額100億ドル突破

アメリカでは地ビールの人気が高まっている模様。


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Boston Beer Reports Second Quarter 2020 Results

巣ごもりでZoom飲みが普及し、アメリカのビールメーカー「Boston Beer」社は四半期で4.8億ドル、192万バレルを販売。売上成長率は前年比+42.0%に加速しました。

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株価は3月末と比べて2倍以上に上昇し、上場来高値を更新。時価総額は100億ドルに達しています。

Boston Beerのルーツは1860年。

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Boston Beer

ミズーリ州セントルイスでLouis Koch氏がクラフトビール「ルイス・コッチ・ラガー」を発売し、1950年頃まで家族経営で醸造していました。

1985年、Louis氏の玄孫であるJim Koch氏がボストン・コンサルティング・グループを退職し、ルイス・コッチ・ラガーのレシピを改良してクラフトビール醸造を開始。ボストン生まれでアメリカ建国に貢献した「Samuel Adams」の名を冠して新作ビールを発売しました。

Samuel Adamsは高品質なクラフトビールとして人気に。1995年にはIPOを果たし、現在ではりんご酒の製造などにも参入しているアメリカ最大級のクラフトビールメーカーに成長しています。

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きた産業「世界+日本+クラフト」ビール産業レポート@2019

アメリカでは2010年に入ってからビール醸造所が急増しているらしい。2018年のには7,450場と、2000年(1,566場)に比べて4.8倍に増加しています。市場規模は276億ドルで、ビール市場全体の24%を占めるまでに増加しているそうです。

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Boston Beerは生産量でクラフト2位、全体で9位にランクイン。

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日本もクラフトビール市場は拡大中。酒市場全体の市場規模が縮小する中で数少ない成長領域なので今後も注目です。

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