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七夕賞・雑感

・セイウンハーデス
 好発から3番手外め、逃げ馬が複数いるメンバー構成でしたが、思いのほかペースが緩み、前半1000㍍は60秒7。特に800~1200㍍間のラップが特に緩く、先行有利の流れになったのは確かですが、それを逃さず早めに前を捕らえに行った幸英明騎手の好判断もあり、見た目以上の完勝だったと思います。コース問わず2000㍍は堅実に走れており、小倉記念、札幌記念、新潟記念のサマー2000シリーズの再参戦は濃厚かと思いますが、目下の充実であれば、メンバー集う札幌記念でも通用できると見ます。

・ククナ
 4番手内、ペースに恵まれたとはいえ2着確保は力があってこそで、一瞬の決め手をフルに生かした石川裕紀人騎手の好騎乗でもありました。近走は長めの距離を使っていましたが、2000㍍前後がやはり良いようです。とにかく使える脚が短く、末脚の使いどころが難しい馬ですが、馬場が良ければ堅実に駆けるタイプ。馬場が良い時の新潟で見たい馬です。

・ホウオウエミーズ
 中団内め、ロスなくスムーズに運べたこともありますが、メンバー上り最速をマークしたように、近況の状態の良さをフルに生かした好走でした。人気になりにくく、好走には条件は常に付きまといますが、夏競馬開催期間に再度出走するようでしたら、まだ見限れません。特に時計を要すコンディション下でしたら、マークしたい馬です。

・バトルホーン
 7か月半ぶりの実戦でしたが仕上がりは良好。逃げの手は想定内でしたが、3~4コーナー勝負どころのコーナーリングが少々窮屈。そこで他の馬を引き離せなかったのが、4着敗退の要因と私には映りました。通用の下地は示しました。夏の新潟競馬に参戦でしたら再度マークします。

・レッドランメルト
 好位外め、ここ2戦は道悪競馬に泣かされてましたので、この5着は驚きのないものでしたが、ラスト100㍍で脚があがった内容から2000㍍は少々長い印象です。馬場の良いマイル~1800㍍戦で

・ショウナンマグマ
 逃げると思われましたが、鞍上の菅原明良騎手がスタート後から手綱を抑えていたように、今後に向けて控える競馬をさせたと捉えました。この6着は収穫あり。2000㍍ですと折り合いの難しさを今回見せていましたので、マイル前後で見たいと思います。近走不振ですが、穴をあけそうな条件でチェックしたい馬です。

・フェーングロッテン
 逃げ候補の馬が全く行く気を見せず中団後ろからの競馬。スタートから出たなりの競馬をさせていました。逃げる気はさらさらなかった、そんな競馬でした。展開不向きもありましたが、直線で伸びる場面はありませんでした。見せ場なしの一戦。ですが、近走、鞍上が促しても先手を奪えなくなっている内容からも、新手を模索しているという陣営の魂胆は理解できます。買い時が難しくなりましたが、昨年3着の新潟記念に再度参戦なら、個人的にはマークしたいと思っています。

 また、展開不向きで末脚不発に終わりました、ヒンドゥタイムズ、エヒト、カレンルシェルブルは人気落ちになる次走は条件次第でチェック必要の馬達。夏競馬の馬券戦略がまた忙しくなりそうです

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