見出し画像

日商簿記2級について【思う事】


はじめに

私は今まで、IT系のキャリアを築いており、過去にIPA主催の国家試験である、基本情報処理技術者試験、応用情報処理技術者試験などに合格をしてきました。

今回は普段のIT資格とは異なり簿記について語りたいと考えてます!

なお、簿記3級については以下の記事で語ってるので、よければこちらもご覧ください!

なお、私は簿記2級を志したタイミングが2回程ございましたが、学習中に挫折しており、結局受験に至らなかったです。
本記事ではその経緯や2級の学習を通して得られた気づきをまとめていきます!

日商簿記2級について

資格取得を志した経緯、学習履歴について

<取得を志した経緯>
①学生時代
・2014年の春、大学2年次の前期の頃だったと記憶してます。簿記2級を取れば、大学2年次後期に開催される授業「簿記、原価計算」の出席が免除されるとの話を聞いたのがきっかけとなりました。(不純な動機ですね。。笑)

②社会人時代
・2021年の夏頃だったと記憶してます。転職して2年が経過した頃でした。システムリスクの仕事を行うのにあたり、販売システムのリスク評価を行う機会がありました。簿記3級の記事で書いた通り、販売プロセスは簿記一巡の流れが密接に関わっており、その理解をより深めたい!との好奇心により取得を志した事を記憶してます。

<学習履歴>
①学生時代
・理系学部だったこともあり、大学の授業が大変忙しく、両立が出来ずに断念した事を記憶しています。(単なる言い訳)

②社会人時代
・商業簿記、工業簿記ともに参考書を一通り学習しました。大学時の学習記憶が残っていたことに加え、工業簿記は比較的理系的要素もあり楽しめました。
・一方、商業簿記分野の税効果会計、連結会計の論点の難易度が高く、非常に苦戦しました。
連結会計は何とか概要は理解できたものの、本試験問題問題を解けるレベルまで実力を上げられずに断念。税効果会計は概要すらよく理解できませんでした。笑 
・また商業簿記で学習する仕訳パターンについて、頭では理解しているものの、長期的に記憶が定着せずに、長続きがしなかったです。財務諸表を読んだり分析するのは好きなのですが、仕訳の起票から、財務諸表を作るまでの経理的な作業がどうも自分に合わないと感じてしまいました。。

この試験について思う事

試験問題について

・簿記3級と比較すると、広範となります。新たに工業簿記が出題範囲に加わり、かつ商業簿記も3級では学習しないような論点が出題範囲に含まれます。
・出題範囲の広さ、難易度の高さから簿記3級と比較すると高いハードルを感じました。一方、中小企業、大手企業の経理担当者に、このレベル感の知識が必要な点も納得できました!

勉強して得られたメリット

①簿記一巡の流れが、より深く理解できた事。
②原価計算の概念が理解できた事。
③仕事に活かせた事。

①については基本的に3級と同じメリットです。2級では3級では扱わない細かい論点も学べるので、より理解を深められました。

3級の所感については、以下をご覧ください!

②については、2級特有のメリットと考えてます。工業簿記で学習する原価計算の分野では製造業における、原価計算の手法を学びます。材料を仕入れ、加工し、製品を製造するまでに至るまでの原価(コスト)の計算や、予実分析など、管理会計特有の考え方を学べました。

③については、上記に記載の通り、販売システムのリスク評価をする過程で2級で学ぶ簿記一巡の知識を活かすことができました!この点、資格取得を志した目的は達成することができ、非常に満足しています。

最後に

・上記の通り、学習しただけで多くのメリットを得られる資格でした!また、私にとっては資格勉強の目標とする知識の習得はできたので、満足しています。

・簿記2級は経理担当者のみならず、全ての社会人にも活かせる資格だと思いました。

・私は、2回も挫折しており、今後再チャレンジするかも微妙な状況ですが、思い入れのある資格、かつ私の中の一つの憧れであった為、記事にさせていただきました。

・試験範囲の改訂に伴い、税効果会計、連結会計が試験範囲に入り、大きく難易度が上がったと考えています。私は成し得ることができませんでしたが、この資格に挑戦する全ての受験者の方を心から応援させていただきます!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?