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【マッチレビュー】レスター vs ブライトン

ご覧いただきありがとうございます。じゃっくです。
今回は22-23プレミアリーグ第21節レスターvブライトンのマッチレビューです。では早速本題へ参ります。

スタメン、主要スタッツ

Time Line

Score:2 - 2
Possession:36.4% - 63.6%✅
Shots:9 -13✅
On Target:2 - 4✅
xG:1.1 - 1.6✅
xThreat:0.78 - 1.83✅
Corners:5 - 6✅

WhoScored, MarkstatsBot

プレスvビルド

4-1-2-3ではなく4-2-4

4-2-4

レスターのプレスは4-4-2ミドルブロック。ex)0:15~, 3:01~
中盤で引っ掛けてショートカウンター、もしくはロングカウンターを狙うカタチ。「主導権はブライトンに渡してもOK」という”下に潜り込む戦略”でした。中央封鎖~同サイド圧縮は徹底されていて、流石ロジャースだなぁと感じました。

ブライトンのビルドは4-2-4ビルド。ex)4:02~, 7:42~
この選択には個人的に少しびっくりさせられました。セインツ戦・エヴァートン戦開始10分で4-4-2プレスに苦しみ、対策として4-1-2-3を用いた背景があったからです。

ただ、よくよく考えてみるとこの試合に関してはデゼルビの選んだ4-2-4が最適解だったと思います。
①デゼルビのスタイルは押し込むのではなく疑似カウンター。②上の2試合とは違ってCBは余裕を持てるためミラーゲーム化による被プレッシャー増加のデメリットはそこまで大きくない。③だったらより後方に人数をかけてリスク管理した方が良いからです。

後半の2-2-6の是非(フィニッシュ)

2-2-6

38:00に同点弾を決められたことで、後半開始と共にブライトンはギアを上げました。その一部が6トップ化。前半は5トップだった所に+1で攻勢をかけました。


しかし、攻撃の枚数が一枚増えたことで「当然攻撃力は増した」と思いきや、効果的なものでは無かったと自分の目には移りました。
その要因は、サイドチェンジできない配置になっていたことです。

2-2-6の弊害

サイドチェンジできないことによって、片サイドのみで完結する単調な攻撃となり、それが質に頼る攻撃に繋がっていたという印象を持ちました。なので個人的にはフィニッシュ時2-3-5を続けるべきだったと思いました。

2-3-5

1失点目のシーンから読み取れた課題

(更新予定)#WGの位置高い


ビルドvプレス

怖かったロングボール

レスターはビルド時は4-1-2-3に可変。ブライトンはいつも通りの4-4-1-1同サイド圧縮でした。
中盤が噛み合うカタチであり、ショートパスでの前進はほぼ100%阻止できていました。ex)2:00~

WGへのロングボール

その一方、レスターの「釣り出してからのWGへのロングボール」は驚異でした。ex)2:24~, 5:08~, 5:34~
SHがコースカットプレスで相手CBにまでプレスに出た際、大外のレーンでSBは孤立します。そのため、そこを狙ったロングボール~2nd回収は非常に有効になります。
このロングボールの威力が最大限発揮されたのが5:34~のシーンでした。

5:34のシーン

最もハマったシーン

この「引き出してロングボール~2nd回収」は、ブライトンのDFラインを上げます。この状況はスピードに懸念のあるブライトンのCB陣×スピ-ドキングのヴァーディという、レスターにとって最高のシチュエーションです。

ただ、このような最高の武器なのにも関わらず、レスターがロングボールを活用する回数は少なかったです。(目視で4回くらい)
「メイン戦術にしても良かったのでは??」と思いました。ブライトンとしては相当ラッキーだったと思います。


総括としては、「ベタ引きの相手を崩すのは難しいのはわかってるつもり。その上で、ちょっと質に頼りすぎじゃない??まだやれることあるよね??」と感じた試合でした。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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