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来月帰国するかもしれません


ワーホリにきて5ヶ月。

つい先週、レストランの仕事をクビになった笑
他社に買収されたので、お店が閉店するそう。
先週末に連絡がきて、その一週間後には最終出勤となった。スピード感ありすぎだし、たった一通のメールで全員解雇。「即日出会える」で有名なマッチングアプリでも、この速さでは出会えない。

ということで、ある程度の時間ができたので、自分は何をしにオーストラリアに来たんだっけ?と考えるようになった。

当初は1年くらいいる予定だった、オーストラリアでのワーホリ。色んな人に相談して話を聞いてもらった上で、最終的には帰国を考え始めた。

理由はいくつかあるけども、その中でも特に大きかった部分を書きたい。


①キャリア面での「憧れ」を叶えたい

振り返れば、来た当初の目標は「海外での現地就職」であったこと。

人生とは「憧れを消化」することだと思っていて、例えば小さい頃は仮面ライダーになりたかったし、25歳になった今は「グローバルに活躍するビジネスマン」になりたいと思っている。

引き締まったスーツを着て流暢な英語を使って、、バリバリ働くビジネスマンになる。外国人相手に、ミーティングとかプレゼンできた方がカッコよくない?という、自分のワクワクする感情に従って目標を立てた。

この憧れに対し、現状シェアメイトとの生活は最高に充実しているし、レストランでも収入が得られて、もう意味わからんくらい楽しい生活ができている。
ただ、自分はもっと憧れに近づくために何かできるんじゃないか?と思い、そのためには環境形成が必要だと感じた。

例えば、自分の周りは「ワーホリ」という枠組みで似たような環境の人が集まるので、いわゆる「旅行!!」「ホスピタリティの仕事!!」という価値観を持った人が集いがちである。どれも最高の生き方であることはもちろんだが、自分は少し違うベクトルに向いていると思うことがあった。

つまり、もっとバチバチに働いている人との環境に飛び込むことで、より行きたい方向に向かうことが出来る、そのためには自分の手で環境を変えなくてはいけないのだと。

上記の環境をつくるために、まずは現地の会社に飛び込むこと、就活もあらゆる手法で挑戦してきたが、ビザの問題であったり、自分の力不足で上手くはいかなかった。

挑戦をしたことに全く後悔はないし、やってよかったなと心から思う。ただ、憧れを捨てきれない私は、別の形で、日本に帰国してからまた挑戦したい。長くなったが、これが一つ目の大きな理由である。

※余談だが、数年前付き合っていた彼女に「俺は仮面ライダーになりたい」と言ったら「いつも人前でいい子ぶってさ、仮面かぶってるんだから大丈夫だよ!」と励まされた。ただ痛いとこをつかれたので、仮面ライダーに挑戦する夢は諦めた。

②存在価値を感じたい

「海外で生きる」というのは本当にサバイバルで、自分ひとりで生き抜く力がなければ生活できない。仕事も家もぜんぶ自分で探して生計を立てなくてはいけないし、市民ではなく短期就労しかできない身分なので、なめられたり適当にあしらわれることもよくある。

例えばレストランや他のホスピタリティの仕事で働いていると、「誰でも働ける」がゆえに「自分じゃなくてもいいよね?」という、まるで自分の存在価値を失ったような感覚に陥る。そりゃあ、市民ではないし英語もネイティブではないので当然ではあるけど、疎外感を感じることも多々あった(給料は良かったし本当に尊敬している仕事です)

それよりも、「自分の存在価値を感じられる」ような仕事をしたい。例えば、困っている観光客を道案内して助けてあげたり、美味しい日本料理のお店に連れて行ってあげるとか。誰かを助けてあげることで感謝される喜びを感じたい。
(たまに綺麗な外国人からの連絡先ももらえることもあったり、、また別で話しますジェントルマン限定で)

また、こっちに来てコンサルの仕事をもらえたときには、強烈なモチベーション、そしてやりがいを感じた。

何やってるの?とたまに聞かれるので少しだけ触れると、相手は現地企業のスタートアップ。今後ヘルスケア業界に進出する上で、サプライチェーンの仕組みを調える(社内システムの導入など)にはどうすればいいかという提案を、過去の経験を基にオンラインでサポートしていった。

100%ネイティブ英語話者を相手に、専門用語があって難易度MAXの内容だけど、これがとにかく楽しい。
「サプライチェーン」という領域は専門性があって自分にしかできない仕事だし、英語喋ってスーツ着てなんかカッコいいじゃん!て心から思えたからだ。

この経験を通じて、「憧れに近づいた」こともあるが、なによりも「英語」を通じて「自分にしかできない仕事」で、誰かの役に立つこと。これが自分の人生で大きな軸であり、最も存在価値を感じる瞬間なんだなと気づいた。人と違えば違うほどいいし、それが叶うならば、きっと自分はどんな職能でも頑張れる人だと分かった。

③自分は「人」を基準に動いている


帰国するのは自分だけではなくて、大好きなシェアメイト達が来月にはいなくなってしまう。いつも一緒にテニスをしていて遊びに行ったりとか、最高な仲間たちがいなくなるのは本当に切ない、、、、。

考えてみると、どこの場所に行くよりかは、自分は「この人に会いたい」と人を起点に動くことが多い。オーストラリアに行くと決めたのも、テニスの憧れの選手に会いたいからという理由。

好きな人とビーチに行って全豪オープンを観て、テニスして多国籍な人々とたくさん交流して、、これ以上ないくらいの経験ができた。

孤独を感じやすいと言われる海外生活の中で、人との繋がりがいかに大事であるかを学んだ。ありがたいことに、本当に人に恵まれたので感謝しかありません。

そもそも日本にいる時も、「誰々がいるから会いに行く」と決めることが多かった。こっちに来てからもずっっっっと連絡を取り続けている親友たちがいて、改めてどんだけ大事な存在か気づくことができた。
愛すべき親友たちと、毎週末バカ酒することが自分の生きる意味であるとさえ思う。毎度酔っ払うのであまり記憶にはないけど笑

④ビザ問題

昔から楽観的すぎる自分。渡航前は「なんでもできんだろ!」と自信に満ち溢れていたが、たくさんの理不尽な経験から見事に天狗の鼻をへし折ってくれた。(落ち込むとかではなく、元々それを求めに来ていたのでポジティブな意味で。)

就活は難航するし、金髪美女は捕まらんし。
一度別のレストランに落ちた時は、マネージャーにボロクソに言われた。飲食で働いた経験もなかったので当たり前だけど、「こんな仕事も落ちるん?日本でなら絶対受かるのに」というギャップを感じていた。去り際に日本語で悪口を言って帰ったのもいい思い出。

そう、この世界での自分は「外国人」であり、ビザ的にも圧倒的に立場の低い人間である。スキルがなければレストランだって普通に落ちる。また、どんなにスキルがあって英語が喋れても、安定したビザがなければ働く選択肢が削られてしまうのだ。

(ワーホリ→学生VISA→ビジネスVISA→永住権の順でランク付けされてる気がする)

悔しいけど、ビザの重要性を死ぬほど思い知り、自分の力では変えられない、どうしようもない壁もあるんだと感じた。

⑤今後のプラン

今後についてだけども、正直まだちゃんと考えていない笑
当初はこっちの大学に通うというプランもあったが、見送りになった。学費が高すぎるのと、狙っていたところがオンラインでの授業であること。

オフラインを望んでいるのは、大学で学ぶのはもちろん大事だけど、自分は大学でできた友達と切磋琢磨したり死ぬほど遊ぶことの方が、今後人生を色付ける上で大事だと思っているから。やっぱり自分は人が好き。

キャリア面について
狙うは外資系企業で、サプライチェーン×英語の領域で仕事ができればいいと考えている。(内部トランスファーを狙って海外勤務できればなお最高。)
英語だけで戦えないことは百も承知なので、専門性を高めるためにもまずはキャリア経験を積んでいきたいところ。

プライベートについて
色々あるが、友達と旅行しまくって思い出を作りまくる。20代半ばにもなると結婚する人が増えてきていて、どうしても時間を作ることが難しいと言われ始めた泣
時間は有限なので、今のうちに海外とか行きまくってバカみたいな思い出もたくさん作りたい。みんな独身でいてな!!!!

また、少し話が飛んでしまうが、

「Nothing lasts 永遠はない」
とある映画でのセリフで、短いけどずっと心に残っている言葉がある。(ジョーブラックをよろしく)


一緒にいた友達とはどこかで別れを告げないといけないし、仕事もいつなくなるか分からないような世界。人や環境は変化し続けるから、こんなに充実した生活もいつか終わりがくる。

メルボルン自体は、ビーチも近くて国際色豊かで大好きな街だから、本当は離れたくない。本当に、、。

けど、日本に帰国して「英語を使ってスーツ着たバリバリのビジネスマン」という、自分のなりたい理想に近づきたい。あとは皆んなとバカ酒がしたい。

きっと、もう帰るの?と言われることもあるし、帰国後の就活はどうするの?とか、いわゆるネガキャンもたくさんあるだろう。けど、決断するなら早い方がいいし、オーストラリアに残ることが全てではない。世界は本当に広いから、また海外に行きたくなれば、ヨーロッパとか行けるチャンスを掴めばいい。

20代は無限大の可能性があると思うので、選んだ道を正解にしていきます。

※彼女ができる可能性はどこにあるのだろうか?




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