さくらい

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リトル・バイ・リトル

今日少し時間が空いたから家にあった島本理生さんの『リトル・バイ・リトル』を読んだ。 単刀直入に言う。 わからない。 しっかり文字を一つ一つ読んだ。物語を整理しながら読んだ。登場人物を頭の中で描きながら読んだ。主人公に感情を移入して読んだ。 ただ何もわからない。 この作品は第25回野間文芸新人賞を受賞している。だから著者が下手なのではなく、私が読むのが下手なのだろう。 まだ小説を読み始めて日も経ってないから読解力が足りなかったのかもしれない。自分にはまだ早かったのか

    • 明るい夜に出かけて

      もっと読みたい。 これが率直な感想だった。決して物足りなかったわけではない。むしろ大満足だった。 物語はラジオのハガキ職人の富山、バイトの先輩で歌い手の鹿沢、高校の同級生でネット配信者の永川、女子高生で有名ハガキ職人の佐古田。非現実な自分を持っているこの4人によって、非現実と現実を行き来しながら進んでゆく。 インターネットが普及して非現実的な世界やコミュニケーションが当たり前になっている現在。人間的な繋がりはどんどん少なくなってきている。 なんていう批判は簡単にできる

      • 無存在

        「人柄いいんだけどね」 私がよく言われる言葉。特にアルバイトの面接で言われる。 私は人よりアルバイトの面接をした回数が多いと思う。二部学生だから希望する条件と求人が合わないからというのもあるが、単純にバイトが続かなかったり採用されたのに行かなかったりと自分の問題もある。 そんな問題自分でなんとかできるだろ、と思うかもしれないがなんとかできない。恐らく社会不適合者なのだろう。社会からの罵りの対象なのだろう。 だから決して人柄なんてよくない。 面接で見せてる人柄なんてニ

        • 思惑

          今日もいつも通り8時に起きてストレッチ。ウォーキングはしなかった。昨日洗い物しているときにコップのヒビで指を深く切って、その傷がまだ痛むしコンタクトがつけれなそうだったから(と言い訳をつくって)。 朝ごはんをサッと食べて久しぶりの読書。最近は佐藤多佳子さんの『明るい夜に出かけて』という青春小説を読んでる。ミステリー小説しか勝たん主義の俺だから、青春を感じたい!から読んでる訳じゃない。この小説にはアルコ&ピースが出てくる。だから読んでる。 本を読んでて笑ったの初めてだった。

        リトル・バイ・リトル