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【ITC2021】学び

FedEx Express/Junior Achievement International Trade Challenge 2021(以下、ITC 2021)の国内大会でTOP3に入賞し、日本代表として国際大会に出場された高校生のJ.K.さんがこのコンテストでの学びについて記事を書いてくださいました。

当コンテストは通常は対面で開催しておりますが、コロナ禍で行われたITC 2021は全てオンラインでの開催となりました。そのため、コミュニケーションの難しさなどの様々なハードルがありましたが、J.Kさんはたくさんのことを学んだようです。是非ご一読ください。

International Trade Challengeの概要はこちら
https://ja-japan.org/contests/ITC.html

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ITC2021の国際大会では香港からのチームメイトと組むことになりました。2日間でビジネスプランを作るために、朝の4時までプレゼン準備に取り組み、翌日審査員の前でプレゼンした後の僕は疲れ果て、結果発表直前まで寝てしまいました。

結果は残念ながらグランド•ファイナルの6チームには選ばれなかったという過酷な現実がありました。その前まで昼寝していたものの、まだ疲れ果てていた僕はがっかりして、再度寝てしまいました。

ITCでは、書類選考、国内大会のプレゼンを頑張り、国際大会にたどり着きました。国際大会にたどり着くと、今まで国内で一緒にやってきたチームメイトとは引き離され、パートナーはくじ引きで決められます。そして、必ず他の国の代表とパートナーを組むことになります。国も違う初めて会う人と議論しながらビジネスプランを構築しなくてはなりません。もちろんチームメイトの能力も運次第です。

しかし、このランダムな環境に放り込まれることで大いに学ぶことがありました。それは、実際のビジネスの世界ではランダムな要素だらけであるという現実に触れる機会でもあったということです。

最近、新型コロナウイルスなど予言もできない災害などでビジネスは多大なる打撃を食らっています。この予想もつかない出来事に対処して生き延びていくビジネスには、必ずどんな状況でもすぐに把握し、自分の強みを生かすことができる経営陣があります。

僕はITCで、始めは誰がどこをやるべきか役割分担で香港からのチームメイトと衝突していました。しかし、相手の強みを聞く、つまり状況把握することが第一前提だということがわかりました。そして互いの得意分野をフル活用したらスムーズに進むようになりました。

それは「勝つこと」よりも実りのある学びでした。

僕のITCのあゆみはここで終わります。ただ次のITCの参加者に言いたいことが一つあります。それは、この大会の目標を「勝つこと」ではなく、「学ぶこと」として欲しいということです。ビジネスの世界では失敗することは許されません。今のうちに多く失敗をし、学び、実際社会に出た時に成功すればいいのです。ITCを終えた僕の感想です。

主催者の方々、
この度はどうもありがとうございました。

記載:高校2年 J.K.

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ITC 2021の国内大会の様子については、FedEx Expressのnoteにも記事が掲載されております。是非ご覧ください。

https://note.com/fedex_express/n/n9ee8fc5643a9

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